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「ニジンスキーの手記」より
”人々はニジンスキーが悪いことをしてキチガイのマネをしていると言っている。悪いことは恐ろしい。私は
悪を憎んでいる。だから悪いことをしようなんて思わない。人々は感情を持っている。しかし、彼らはそれが何であるのか
知らないのだ。私は感情とは何であるかを説明するためにこの本を書きたい。人々はそれは単に私の意見に過ぎないという。
しかし、私の考えは正しいのだ。なぜなら、私は間違いを犯した。だが、わたしはそれを一生をかけて正した。
わたしは世界中の誰よりも苦しんだのだ。
妻が検査のために医者にこの手記を見せようとしている。わたしはもう妻を信頼することは出来ない。
わたしは誰もわたしの本に触る権利は無いといった。わたしは人に見せたくないので隠す。
ヒトは真実を好まないのでわたしは自分のノートを隠すのだ。ヒトはわたしを傷つけるのでわたしはヒトを恐れる。
しかし私は例えヒトが私を傷つけても、彼らは神が御つくりになったモノだから愛し続けるだろう。
私は妻を愛している。しかし、彼女は医者を信じている。
医者は私の脳を検査したがっている。だが、わたしは彼らの心を検査したい。”
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