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「ベートーヴェンの日記」より
”あなたはご自分について大きな錯覚をしてこられたように思います。あなたは私に対して悪巧みを
企てたあとで幾度もお為ごかしをしては帳消しにしようとしましたので、今日は私の立場を
示すことが必要だと考えております。あなたは自分の罪から逃れることは出来ません。
おそらくあなたは私がそれに気づいていないと思っているのでしょう。もしもあなたがわたしに良い印象を
与えようとするなら、それこそ大間違いで正反対な手段であることをあなたに気づかせたいのです。
そうこうするうちに弟があなたの仕出かした罪を免除したイヤな事件がふたたび記憶に甦ってきます。
わたしだけは、あなたの行いを決して…
(解説)ベートーヴェンが弟ガスパール・カールの妻ヨハンナに宛てた手紙である。彼女の祖父は
低地オーストリアのレッツ市で市長を勤めたほどの人であったが彼女自身は若い頃から身持ちが悪く
手癖も悪かったようである。甥カールを養子に引き取るために起こした裁判はベートーヴェンの創作活動と
家庭経済に大きなマイナスをもたらしただけでなく、後の時代まで彼が非難される原因になった。”
<コメント>
ここに夏目漱石やデュラスと同じように肉親による集団ストーカー行為を確認することが出来る。
弟の妻のヨハンナはあきらかにベートーヴェンの家庭に巣食うキリスト教のダニだ。
ベートーヴェンが甥を引き取るために起こした裁判は彼の創作と家計に悪影響を与えているが
コレは「結果」ではなく、「目的」であったと推測できる。
弟の不遇の死を思う余りベートーヴェンは弟の忘れ形見である甥を救おうと懸命になるのだが、
映画や伝記を見るとわかるが、甥のカールは明らかにベートーヴェンに敵意を持っている。
だが、その敵意は甥自身の主張ではないのは明らかだ。彼は母ヨハンナと同じく、ベートーヴェンの才能を快く思わない
白人富豪、キリスト教の一味の悪意を宿しているのだ。
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