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			<title>“スピノザ”のブログです ♪</title>
			<description>映画が好きです。Ｍｙムービー機能で、映画のレビュー書いています。どうぞよろしく♪</description>
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			<title>“スピノザ”のブログです ♪</title>
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			<description>映画が好きです。Ｍｙムービー機能で、映画のレビュー書いています。どうぞよろしく♪</description>
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		<item>
			<title>『アウトレイジ』</title>
			<description>&lt;img src=&quot;https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-d1-cb/spinoza0319/folder/1522397/45/65042045/img_0?1332373560&quot; width=&quot;560&quot;&gt;&lt;br /&gt;
原題： －  製作年度： 2010年  &lt;br /&gt;
監督： 北野武  上映時間： 109分  &lt;br /&gt;
製作総指揮 －  原作 －  &lt;br /&gt;
音楽 鈴木慶一  脚本 北野武  &lt;br /&gt;
ビートたけし（山王会大友組組長 大友）&lt;br /&gt;
 椎名桔平（山王会大友組若頭 水野）&lt;br /&gt;
 加瀬亮（山王会大友組組員 石原）&lt;br /&gt;
 小日向文世（刑事 片岡）&lt;br /&gt;
 北村総一朗（山王会本家会長 関内）&lt;br /&gt;
 塚本高史（村瀬組組員 飯塚）&lt;br /&gt;
 板谷由夏（－）&lt;br /&gt;
 中野英雄（村瀬組若頭 木村）&lt;br /&gt;
 杉本哲太（山王会池元組若頭 小沢）&lt;br /&gt;
 石橋蓮司（村瀬組組長 村瀬）&lt;br /&gt;
 國村隼（山王会池元組組長 池元）&lt;br /&gt;
 三浦友和（山王会本家若頭 加藤）&lt;br /&gt;
 坂田聡（－）&lt;br /&gt;
 森永健司（－）&lt;br /&gt;
 三浦誠己（－）&lt;br /&gt;
 柄本時生（－）&lt;br /&gt;
 新田純一（－）&lt;br /&gt;
 渡来敏之（－）&lt;br /&gt;
 岩寺真志（－）&lt;br /&gt;
 小村裕次郎（－）&lt;br /&gt;
 大原研二（－）&lt;br /&gt;
 田崎敏路（－）&lt;br /&gt;
 野中隆光（－）&lt;br /&gt;
 小須田康人（－）&lt;br /&gt;
 塚本幸男（－）&lt;br /&gt;
 島津健太郎（－）&lt;br /&gt;
 岸端正浩（－）&lt;br /&gt;
 清水ヨシト（－）&lt;br /&gt;
 藤原慎祐（－）&lt;br /&gt;
 藤井貴規（－）&lt;br /&gt;
 平塚真介（－）&lt;br /&gt;
 真田幹也（－）&lt;br /&gt;
 上田勝臣（－）&lt;br /&gt;
 奥原邦彦（－）&lt;br /&gt;
 山本将利（－）&lt;br /&gt;
 菊池康弘（－）&lt;br /&gt;
 西田隆維（－）&lt;br /&gt;
 大野慶太（－）&lt;br /&gt;
 外川貴博（－）&lt;br /&gt;
 江藤純（－）&lt;br /&gt;
 戯武尊（－）&lt;br /&gt;
 内田恵司（－）&lt;br /&gt;
 川又シュウキ（－）&lt;br /&gt;
 飛田敦史（－）&lt;br /&gt;
 芹沢礼多（－）&lt;br /&gt;
 内野智（－）&lt;br /&gt;
 瀧川英次（－）&lt;br /&gt;
 井澤崇行（－）&lt;br /&gt;
 金原泰成（－）&lt;br /&gt;
 鈴木雄一郎（－）&lt;br /&gt;
 柴崎真人（－）&lt;br /&gt;
 辻つとむ（－）&lt;br /&gt;
 貴山侑哉（－）&lt;br /&gt;
 樋渡真司（－）&lt;br /&gt;
 太田浩介（－）&lt;br /&gt;
 マキタスポーツ（－）&lt;br /&gt;
 ケンタエリザベス3世（－）&lt;br /&gt;
 黒田大輔（－）&lt;br /&gt;
 藤田正則（－）&lt;br /&gt;
 鷲津秀人（－）&lt;br /&gt;
 しいなえいひ（－）&lt;br /&gt;
 こばやしあきこ（－）&lt;br /&gt;
 渡辺奈緒子（－）&lt;br /&gt;
 三原伊織奈（－）&lt;br /&gt;
 中村純子（－）&lt;br /&gt;
 棚橋幸代（－）&lt;br /&gt;
 星野美穂（－）&lt;br /&gt;
 水上莉枝子（－）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
◎採点：★★★★☆（４／５点）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
◎レビュー：私にもわかる、北野監督映画。これ面白い！&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
これは、面白かったです！&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
無茶苦茶こわかったし、無茶苦茶わらいました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
これまで、北野武監督の映画って、苦手で。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「世界の北野」と呼ばれることに、おなじ日本人としてすごい誇りに思っているわりに。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
じつは、世界的に評価の高い『ＨＡＮＡＢＩ』や『座頭市』も「？？」でした。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
権威に弱いので、映画賞なんて取っているから、絶対すごいもんだという色眼鏡を掛けて観ているにもかかわらず。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
好きになりたいのに、あんまりよくわからない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
北野映画不感症とでも言うべきでしょうか、これは、あまり人に知られたくない、恥ずべき事実です。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
とはいえ、北野映画のなかでも『キッズ・リターン』だけは特別です。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
『キッズ・リターン』は、私が、北野監督の映画に初めて触れた作品でした。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
その時の感動が未だに忘れられず、他の作品には不感症だったくせに、いつも北野作品が気になっていました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そんな私でも、こりゃ面白い！　と思えた、ありがたい映画が『アウトレイジ』。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
これは、もうまったくわかりやすくて、「わかる／わからない」などという二項対立なんて、完全超越。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ただひたすら、バカなヤクザが、バカな殺し合いを、本気でやっている映画。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ヤクザ映画って、暴力を賛美するようなものだとゲンナリしてしまいますが。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
暴力が、まさに暴力としてしか描かれていない、このシンプルさが、爽快です。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ふつう、そういうやり方、躊躇するでしょ・・・という痛めつけ方、殺し方を立て続けに見せられて、笑うしかない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
こういう暴力映画、斬新です。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
また、出てくるヤクザも、単細胞バカばっかり。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
アホな台詞の応酬に、もう笑うしかありませんでした。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そしてまた、ワルいんだな～、この人たち。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ワルにも人情、みたいなのが全く無くて、ひたすら欲望に忠実。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そこもまた、ものすごくシンプルで、まるで整然とした組体操の演目を、１つ１つ観るかのようでした。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
殺しあっているはずなのに、なんだか、お互いにちゃんと役割分担して、協力し合って、“ワル組体操”？を演じている感じ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
みんな、きちんと役割果たしてるね～！　って、その無駄のなさに、感心しそうでした。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
けれど、これって、こわいです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
人がこういうふうに殺しあえちゃうことは、かなりこわいです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
異常者なら、わかります。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
異常者が、殺しに快楽を求めて、連続殺人を起こす。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
これは、異常者なのだから、異常なことをするのが、普通です。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
けれど、この映画に出てくるヤクザたちは、異常というよりむしろ、アホだから、残酷なやり方で、人を殺せちゃう。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
異常者は、相手の痛みがわかっていて、それを楽しむのでしょうが。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
このヤクザたちは、単にアホだから、相手の痛みに対して、けっこう想像力が働いていない気がします。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
痛いのは頭ではわかっているけれど、「自分がやられたら、嫌だから」なんて発想自体がそもそも無い感じです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
やっていることは異常者とおなじだけれど、異常者は相手の痛みに対する想像力が、もっと発達しているのではないかと思うのです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
これ、こわいなあ、と、しみじみ思いました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
子供が蟻んこを殺す程度の優越感を味わうためだけに、人を殺せるのは、こわいです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
異常者が性的快楽を求めて人を殺すのとは、また趣の異なる怖さでした。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
異常者は、同情心が麻痺している、または故障しているイメージですが、このヤクザたちは、同情心がただ単に育っていないだけに見えます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
アホすぎるということが、こんなにこわいことだとは知りませんでした。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そして、さらにこわいのは、現実、日本には、多数のヤクザさんがいらっしゃるってこと。（涙）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
日本のリアル・ヤクザさんたちが、ほんまに、こんなことを平気で出来る、てゆーか、してるのだとしたら・・・。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
もう、マジこわいから、こんなとこで、ヤクザさんって「さん」付けしちゃってるよ、わたしゃ、ちびりそうだよ・・・。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
歯、ガタガタ言わせながら、笑うしかありません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
［追記］&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
この映画は、豪華俳優陣も、大きな魅力だと感じました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
みなさん、誰もがすごかったのですが、特に、椎名桔平さんと加瀬亮さんの凄さは、わかりやすくて良かったです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
個性的な役柄を演じていらっしゃって、このお２人の出ている場面は、そのつどドキドキしました。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/spinoza0319/65042045.html</link>
			<pubDate>Thu, 22 Mar 2012 08:46:00 +0900</pubDate>
			<category>映画レビュー</category>
		</item>
		<item>
			<title>『八日目の蝉』</title>
			<description>&lt;img src=&quot;https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-d1-cb/spinoza0319/folder/1522397/44/65030044/img_0?1332115833&quot; width=&quot;560&quot;&gt;&lt;br /&gt;
原題： －  製作年度： 2011年  &lt;br /&gt;
監督： 成島出  上映時間： 147分 &lt;br /&gt;
製作総指揮 佐藤直樹  原作 角田光代  &lt;br /&gt;
音楽 安川午朗  脚本 奥寺佐渡子  &lt;br /&gt;
井上真央（秋山恵理菜＝薫）&lt;br /&gt;
 永作博美（野々宮希和子）&lt;br /&gt;
 小池栄子（安藤千草）&lt;br /&gt;
 森口瑤子（秋山恵津子）&lt;br /&gt;
 田中哲司（秋山丈博）&lt;br /&gt;
 渡邉このみ（秋山恵理菜＝薫（少女時代））&lt;br /&gt;
 市川実和子（沢田久美（エステル））&lt;br /&gt;
 吉本菜穂子（－）&lt;br /&gt;
 相築あきこ（－）&lt;br /&gt;
 別府あゆみ（－）&lt;br /&gt;
 安藤玉恵（－）&lt;br /&gt;
 安澤千草（－）&lt;br /&gt;
 蜂谷真紀（－）&lt;br /&gt;
 松浦羽伽子（－）&lt;br /&gt;
 ぼくもとさきこ（－）&lt;br /&gt;
 深谷美歩（－）&lt;br /&gt;
 畠山彩奈（－）&lt;br /&gt;
 余貴美子（エンゼル）&lt;br /&gt;
 平田満（沢田雄三）&lt;br /&gt;
 風吹ジュン（沢田昌江）&lt;br /&gt;
 井上肇（－）&lt;br /&gt;
 宮田早苗（－）&lt;br /&gt;
 徳井優（－）&lt;br /&gt;
 広澤草（－）&lt;br /&gt;
 野中隆光（－）&lt;br /&gt;
 管勇毅（－）&lt;br /&gt;
 荒谷清水（－）&lt;br /&gt;
 日向とめ吉（－）&lt;br /&gt;
 瀬木一将（－）&lt;br /&gt;
 吉田羊（－）&lt;br /&gt;
 日比大介（－）&lt;br /&gt;
 劇団ひとり（岸田孝史）&lt;br /&gt;
 田中泯（タキ写真館・滝）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
◎採点：★★★★★（５／５点）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
◎レビュー：“同情”と“愚かさ”と“犯罪”について。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「こんな映画、観たくない」と思っていました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
幼い子を誘拐する人間になど、同情の余地はありません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
もしも我が子を誘拐されたなら、私は、その相手をめった刺しにして、殺してやりたいと思うでしょう。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それなのに、この映画を観たならきっと、にっくき誘拐犯に、同情してしまうにちがいありません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
わずかであれ、じぶんにそんな感情が湧いてしまうであろうことを、ひどく不快に感じていました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
でも、私は、永作博美さんが好きです。（照）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
しかも、小池栄子様まで出演なさっているではありませんか！&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
映画『接吻』以来、私の頭の中では、演技派名女優として確固たる位置を占めていらっしゃるゆえ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
栄子ねえさんが出演されているのなら、ちょっと観る価値あるかも、と思ったわけです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
まんまと、やられました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
だだ泣き、ぼろ泣き、さみだれ泣き！（そんな言葉、ね～か。）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
私、勘違いをしておりました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
誘拐犯が主人公だと思っていましたが、ちがうのですね。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
観るひとが、誘拐犯を断罪しようが、同情しようが、この映画の価値は変わらないと知りました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
この映画は、誘拐された娘の、井上真央さんが主人公だったとわかり。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「誘拐犯には死を！」と息巻く私にも、受け入れやすい設定でした。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
娘を奪われた、実母の苦悩。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
その苦悩は、娘が戻ってからの方がむしろ酷いくらいに描かれていました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
確かに、彼女はもとから愚かな女性かもしれません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
しかし、彼女程度の愚かな人間も、あんな不幸な境遇に置かれなければ、もっと幸せな人生を歩めたはずです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
何よりも、夫の不倫が、彼女を愚かな人間に貶（おとし）めました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
夫の子を堕胎した永作さんに、厭味を言いにいくシーン。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
永作さんに同情して観ていたなら、この実母、ほんと最低な女だなと思えます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
こんな酷い厭味を言いにいかなければ、永作さんも、赤ん坊を誘拐しなかっただろうと思います。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
でも、それは結果論でしょう。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
夫の心を奪った女から、自分の“家庭”を取り返すために、彼女は必死なのです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
彼女にとって、これは「闘い」だったのです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
夫を自分の家庭に呼び戻し、生まれてくる我が子に、幸せな家庭を与えてあげるために。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
夫の不倫相手、永作さんに、最後の、とどめの一撃を、その心にグサリと打ち込む必要があったのです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ただ、たしかに彼女は愚かでした。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
たとえ相手が悪女であろうとも、ひとのこころを、一線を越え、徹底的に踏みにじれば、その反撃は、常軌を逸したものになると。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
この実母は、計算できなかったのですから。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
しかし、その愚かさに比して、彼女に与えられた罰は、何という不当な罰でありましょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
では、誰が悪かったのか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
その罪を、男たちに着せるのが、もっとも分かりやすい正義でしょう。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
たしかに、男たちは、反省すらしているのかどうかあいまいな、ひどい愚か者として描かれています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
でも、私は、劇団ひとりさんを「きもい」とも「きしょい」とも思いません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
彼の愚かさに対して、ただただ親近感をおぼえただけです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
おなじ“弱い男性”として、彼に憐れみをおぼえこそすれ、蔑（さげす）むことまでは出来ませんでした。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
たしかに、私は、不倫をしたことがありません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
けれど、不倫をしないのは、有り難い事に、不倫した結果うしなう物の重みを理解するだけの脳ミソがあるからにすぎません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
どんなに妻と子を愛していようとも、「かわいこちゃんは、みんな大好き！　うひ」という本能は、消えてなくなりはしません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
単に不倫願望がないから不倫しないよという男性がいたなら、その男は、ぜったい不倫しています。（決めつけ）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
男女に関わらず、我々はみな、じぶんのなかに“愚かさ”を抱えて生きているのです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
その“愚かさ”と、危ういバランスを保ちながら、我々は、「正常」という名の細い線上を歩いています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
もしも、こころのバランスを失うような出来事に遭ったならば、我々は、この細い線上から、安易に足を踏み外してしまうでしょう。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
果たしてだれに、人の“愚かさ”を裁く権利があるでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
我々はただ、人の“愚かさ”を「他山の石」にするだけです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
おのれのなかにある“愚かさ”を、いかにコントロールするか、それを早めに学習できたことを感謝するだけです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
もしもそれを学習する前に、コントロールの利かない事態に巻き込まれたとしたら。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
罪を犯したのは、私かもしれない、そう思うのです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
私たちが罰することのできるのは、ひとの“愚かさ”ではなく。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ただ、ひとの犯した“犯罪”だけであると感じています。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/spinoza0319/65030044.html</link>
			<pubDate>Mon, 19 Mar 2012 09:10:33 +0900</pubDate>
			<category>映画レビュー</category>
		</item>
		<item>
			<title>『ポエトリー　アグネスの詩』</title>
			<description>&lt;img src=&quot;https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-d1-cb/spinoza0319/folder/1522462/94/65015594/img_0?1331785385&quot; width=&quot;450&quot;&gt;&lt;br /&gt;
原題： POETRY 製作年度： 2010年  &lt;br /&gt;
監督： イ・チャンドン  上映時間： 139分 &lt;br /&gt;
製作総指揮 －  原作 －  &lt;br /&gt;
音楽 －  脚本 イ・チャンドン  &lt;br /&gt;
ユン・ジョンヒ[女優]（ミジャ）&lt;br /&gt;
 イ・デヴィッド（ジョンウク）&lt;br /&gt;
 キム・ヒラ（カン老人）&lt;br /&gt;
 アン・ネサン（ギボムの父）&lt;br /&gt;
 パク・ミョンシン（ヒジンの母）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
◎採点：★★★★★（５／５点）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
◎レビュー：韓国映画。カンヌ映画祭脚本賞受賞。秀逸。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
中学生の孫と二人暮らしをしている、初老の女性。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ある日、ふと思いつき、カルチャーセンターで、詩作を習い始める。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
詩人先生から、身近な世界をよく見つめて、そこに美しさを見いだすようにと言われ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
女性は、りんごや樹木やきれいな花々、小鳥のさえずりなどに心を傾け、詩を書こうとする。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
けれど、なかなか良い文句が思い浮かばず、途方に暮れていた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そんな時、彼女の人生に、大きな災難が降りかかる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それは、中学生の孫が犯した、重大な事件。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そのために、女の子（洗礼名、アグネス）が自ら命を断ったのである。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
孫の犯した罪の重さをつくづく想い、悩んだ末に、祖母の取った行動は……。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そして、彼女が映画のラストに作り上げた「アグネスの詩」とは……。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
～・～・～・～&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
年に１度だけ、東京に行きます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
子どもがまだ幼いので、ほとんど映画を観られない生活。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
久しぶりに、１人で、都会に出る機会ですから。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
年に１度の、このチャンスに、必ず、映画館で映画を観ます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
でも、あまりに映画から遠ざかっているため、今、どんな映画が公開されているのかもわかりません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そこで役立つのが、このヤフー映画。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
お気に入りレビュアーさんのレビューを参考に、「あ、これだな」と感じたのが、この映画でした。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
もともと韓国映画好きであり、しかも、権威に弱いため、カンヌ国際映画祭脚本賞受賞とあれば、もう、外せません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ただ、選んだ理由は、それだけではありませんでした。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
もうひとつの理由。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それは、私も昔、詩（ポエトリー）を書いていた時期があったからです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ああ・・・、思い出すだけで、むっちゃ、恥ずかしいっ！！（照）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
高校から大学にかけて“詩を書いていた”など、今では全く消し去りたいほど、恥ずかしい思い出です。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
当時はいい気になって、友人や先輩、恋人たちに読ませていたけれど・・・。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ああ・・・、友よ、先輩よ、私を捨てた恋人たちよ！　みんな、忘れておくれ～っ！！&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
すいません、少し取り乱しました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
とにかく、詩が好きなので、この映画『ボエトリー　アグネスの詩』に魅かれたわけです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
とはいえ、実は、私には、詩を読解する力がありません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
国語教員の端くれとして、これまた、恥ずかしくて人には言えないことです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そのくせ、現在、生徒には詩を書かせたり、短歌や俳句を詠ませたりしております。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
まあ、一応、擬人法が何だとか、メタファーがどうだとか、説明はするものの。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
しかし、面白いのは、自分が手本でまず創作して見せたものより、生徒のほうが余程良い詩を書くことです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
すなわち、書ける子には大した指導が要らないのです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ただ有名な詩をたくさんプリントで刷って読ませれば、書ける子は書けるようになるのです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
逆に、書けない子には、幾ら詩をたくさん読ませ、技法の説明をしたところで。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
書けるようにはなりません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そして、実は、私ももう、下手な詩すら書けません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
生徒に示す手本は、あくまで技法の基本を説明するための創作に過ぎず。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
その詩に、中身はありません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
自分がなぜ、下手くそな詩すら書けなくなったのか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それは、わかっています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それは、私にはもう、自分で言語化のできない、こころの苦しみや悩み、哀しみが無くなってしまったからです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「苦しみや悩み、哀しみが無くなってしまった」のではありません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
あくまで、若かりし頃の、どうしようもなく、やる瀬ない、日常の言葉では捉え切れぬ、あの想いが。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
私の中から、無くなってしまったのです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
喜びは、ただ「うれしい」と言えば、足り。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
おいしいものを食べた時は、ただ「おいしい」と言えば、足り。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
悲しく、つらい時は、ただ涙を流し、妻を抱きしめれば、足ります。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
詩は、日常のことばでは足りない、言語化できないと感じる時に、必要とされる行為ではないか、と思っています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
だから、主人公のおばあさんが、最後になってようやく、詩を紡げたのも、理解ができます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それは、彼女のこころのなかに、日常言語ではとても表現しきれないような想いが、生まれたからです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
詩とは、言語ではありません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
詩とは、言語化された血であり、涙であり、嗚咽であり、叫びであると、私は思っています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ラストの詩。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
私には、意味がわかりませんでした。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それは、ラスト、私が、ただただ、涙が出てしかたがなく、きちんと字幕を読めなかったせいでもあります。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
けれども、意味のわからないあの、おばあさんの詩が。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
私のこころをひどく揺さぶり、ラスト、私はもう、ただただ、涙を流しておりました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
この映画は、そんな映画です。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/spinoza0319/65015594.html</link>
			<pubDate>Thu, 15 Mar 2012 13:23:05 +0900</pubDate>
			<category>映画レビュー</category>
		</item>
		<item>
			<title>『リアル・スティール』</title>
			<description>&lt;img src=&quot;https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-d1-cb/spinoza0319/folder/1494076/85/65011185/img_0?1331689833&quot; width=&quot;450&quot;&gt;&lt;br /&gt;
原題： REAL STEEL 製作年度： 2011年  &lt;br /&gt;
監督： ショーン・レヴィ  上映時間： 128分 &lt;br /&gt;
製作総指揮 ジャック・ラプケ 、ロバート・ゼメキス 、スティーヴ・スターキー 、スティーヴン・スピルバーグ 、ジョシュ・マクラグレン 、メアリー・マクラグレン  原作 －  &lt;br /&gt;
音楽 ダニー・エルフマン  脚本 ジョン・ゲイティンズ  &lt;br /&gt;
ヒュー・ジャックマン（チャーリー・ケントン）&lt;br /&gt;
 ダコタ・ゴヨ（マックス・ケントン）&lt;br /&gt;
 エヴァンジェリン・リリー（ベイリー）&lt;br /&gt;
 アンソニー・マッキー（フィン）&lt;br /&gt;
 ケヴィン・デュランド（リッキー）&lt;br /&gt;
 カール・ユーン（タク・マシド）&lt;br /&gt;
 オルガ・フォンダ（ファラ・レンコヴァ）&lt;br /&gt;
 ホープ・デイヴィス（デブラ）&lt;br /&gt;
 ジェームズ・レブホーン（－）&lt;br /&gt;
 ジョン・ゲイティンズ（－）&lt;br /&gt;
 グレゴリー・シムズ（－）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
◎採点：★★★★★（５／５点）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
◎レビュー：かっちょい～ロボットが、ベコ、バコ！&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
近未来。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
人間対人間のボクシングは廃れ、格闘技ロボットにボクシングをさせる時代。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
主人公は、かつて活躍したボクサーだが、いまはロボットの操縦士。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
けれど、ロボット・ボクシングの試合には負けてばかり。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
人柄も、ちょっと尊敬できない、てきとーな性格。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そんな彼が、お金欲しさに、離れて暮らしていた息子を預かることにしたのだが。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
わが子と接するうちに、彼のなかの父性が目覚め、自分の生き方を見つめ直す。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そうして、息子が拾ってきたオンボロ・ロボットを操縦して。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ふたたび、ボクシング界の頂点を目指すのだ！&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
～・～・～・～&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
映画館で観たのですが、このところ、ひまがなく、レビューせずにいました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
さて、この映画は、単純です。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
でも、こういう映画こそ、王道です。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
つまり、生きる元気を与えてくれる映画です。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「よ～し！　私も負けずに、今日からまた、がんばるぞ！！」と、熱く思います。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ＣＧロボットですから、どうしたって、マイケル・ベイ監督のトランスフォーマー・シリーズと比べてしまいます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
もちろん、どちらも好きだという人もいらっしゃるでしょうが。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
私は、完全に、この『リアル・スティール』に軍配を挙げます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
まず第１は、その質量感。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
トランスフォーマーは、スピード感はあるものの、重さを感じさせないので。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
やはり、画面上で、コンピューターグラフィックスが闘っているようにしか見えません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
てゆーか、動きが速すぎて、おじさんの目では、何がなんだか、よくわからないまま、闘いが終わっています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
けれども、このリアルスティールは、ロボットが、グワ～ン、グワッシャン！　ゴン！　ボコ！　ベコ！　となります。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
金属の重さと硬さが、その動きと音から、ずっしり伝わってきます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
本物の金属が激しくぶつかり合っているかのような、リアル感がたまりません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
第２に、主人公の成長譚であること。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ボインのアホな美女をゲットする話だとか、アメリカ人がエイリアンから地球を救う話だとか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そのての、うんこストーリーと。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ダメ人間だったオッサンが、こころを入れ替えてがんばる、スポ根ストーリーと。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
マンネリ度合はおんなじかもしれませんが。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
個人的には、ボインの賢い美女をゲットしたいし。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
地球を救うのが日本人なら、まあ楽しめますが。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そうでなければ、興味なし。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
逆に、自らがそろそろ、オジサンの域に足を踏み入れ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
かつて思い描いた“夢”などどこへやら。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
哀愁漂う、疲れたサラリーマン（しかも安月給。せめて公務員になりたかった）生活を送っていると。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「おじさんだって、まだまだ、がんばれるんだぞぃ！」という映画が、こころに深く染みいるものです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
いまさら、美女には相手にされないものと存じておりますし（妻を除く）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
地球を救うのは私だ、なんて大役が回ってくるわけもありませんが（最初にやられるのは私だ）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ささやかでもいいから、この人生を、自分の信条に従って、納得いくように生き抜きたいという願いは、失っていません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
平凡なおじさんにとっての、輝かしい人生とは、“金と女を手に入れる”ことでもなければ、“出世競争に勝つ”ことでもなく。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
“人との絆を感じる”ことであったり、“自然とのつながりを感じる”ことであったり。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
“全力で戦えることを楽しむ”ことであったり、“人に勝つことではなく、自分が成長することを目指す”ことであったり。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それは例えば、“性別の別なく、賢いひとの話を聞ける”ことであったり。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
“他人の素晴らしさと、じぶんの過ちとに気づける”ことであったりします。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
真実は、つねに単純だけれど、小さな宝石のように、輝きます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ただ単純なだけの物語と、単純に思えるだけの物語とは、異なります。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ん？　なんだか話がずれた気がします。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
『リアル・スティール』が、そんな難しい映画かどうかは、実に、どうでもいいことで。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
結局、やっぱり、最大の魅力は、「リアルな、金属」だって、こと。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
かっちょい～ロボットが。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
グワッシャン！　ゴン！　ベコ、バコ、ガシャガシャ～ン！&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
これが、一番の醍醐味です。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/spinoza0319/65011185.html</link>
			<pubDate>Wed, 14 Mar 2012 10:50:33 +0900</pubDate>
			<category>映画レビュー</category>
		</item>
		<item>
			<title>『晩春』</title>
			<description>&lt;img src=&quot;https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-d1-cb/spinoza0319/folder/1522397/33/64218833/img_0?1317452491&quot; width=&quot;480&quot;&gt;&lt;br /&gt;
原題： －  製作年度： 1949年  &lt;br /&gt;
監督： 小津安二郎  上映時間： 108分 &lt;br /&gt;
製作総指揮 －  原作 広津和郎  &lt;br /&gt;
音楽 伊藤宣二  脚本 野田高梧 、小津安二郎  &lt;br /&gt;
笠智衆（曽宮周吉）&lt;br /&gt;
 原節子（曽宮紀子）&lt;br /&gt;
 月丘夢路（北川アヤ）&lt;br /&gt;
 杉村春子（田口まさ）&lt;br /&gt;
 青木放屁（田口勝義）&lt;br /&gt;
 宇佐美淳（服部昌一）&lt;br /&gt;
 三宅邦子（三輪秋子）&lt;br /&gt;
 三島雅夫（小野寺譲）&lt;br /&gt;
 坪内美子（小野寺きく）&lt;br /&gt;
 桂木洋子（小野寺美佐子）&lt;br /&gt;
 谷崎純（林清造）&lt;br /&gt;
 高橋豊子（林しげ）&lt;br /&gt;
 紅沢葉子（茶場の先生）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
◎採点：★★★★★（５／５点）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
◎レビュー：自らの記憶に照らして身体で感じるもの。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
３年前、小津監督の『東京物語』の良さがよくわからず。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
☆４つを付けました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
けれど、最近、再び、ＴＶでおなじ『東京物語』を観たところ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
意外にも、しみじみ泣いてしまいました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それ以降、以前に☆４つ付けた自分を悔しく思いつつ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
また、小津監督の作品をもっと観てみたいと思っていました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
このたび、小津映画についての評論文（＊小津安二郎の反映画）を授業しなければならなくなり。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
しかし、どう教えたものかと、考えあぐねて。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
とりあえず、まずは小津監督の作品をもっと観ようと、この『晩春』を借りたのです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
母親を亡くし、父親と二人暮らしをしている娘が。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
親族や父親に説得されて、とうとうお嫁にいく、というお話。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
現代でも、結婚しない女性は、周りからおせっかいを焼かれ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
家族からは真剣にせがまれ、上司からは酒の席で説教され（＝からまれ）て。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
はなはだ迷惑で生きづらかろうと思われますが。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
この映画の舞台は戦後も間もない“昭和”時代ですから。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それはもう、なおいっそう、未婚のままではずいぶん居心地悪い時代だったでしょう。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
にもかかわらず、じぶんの心に正直に、しあわせって何なのだろうかと思えば。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
結婚をただの「墓場」ととらえる人が居たとしても、理解のできるところです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
いやむしろ、古き良き男権主義の時代に、「妻」や「嫁」や「母」の立場になることは。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「娘」である自由や「自分自身」である自由を喪うことであり。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「夫」や「姑」や「子」に従属する生活に堕ちることだと感じても不思議ないでしょう。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
まして、自由だとか平等だとかいう進歩的な思想を、教育や読書から得ていればなおさら。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
恋愛や新婚生活などという名の、架空のファンタジーのあとに連なる、現実の結婚生活が。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
未婚時代よりもしあわせになる確率の低さを、思わずにはいられないはずです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ニヒリズム？　いや、リアリズムでしょう。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
しかし、それでもなお。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
多くの人は結婚せずにはいられません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それはなにぶんにも、人は、孤独だからでしょう。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ひとりで居つづけることをつらいと思わぬならば、きっと。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ひとりで居つづけることの自由は、何にも替えがたいと感じるやもしれません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
しかし、人は、ひとりで居つづけることをつらいと思うものなのでしょう。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
主人公の娘さんは、母を亡くし、父親とのふたり暮らし。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
父のそばに居られることに、しあわせを感じています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
彼女はいま、孤独ではないのです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
あいにく、恋愛は、どうやらうまくいかなかったと思われます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ですからこそ、なおさら、いまの生活を。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
喪いたくないのかもしれません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
結婚などという、あらたな人生の展開など、ただ強い不安を感じるだけです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
いまの生活のしあわせに替わるだけのものが、確約されるわけではないのですもの。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
もちろん、いつか、孤独は、やってきます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
老いた父は、いつか、娘さんの元を去るのですから。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ですから、老いた父は、娘のことを心配し、娘の結婚を願います。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
お父さんの気持ちも、よくわかります。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
どちらの気持ちもわかるから、観ている者は、痛い、つらい、板ばさみです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
私も結婚式の１週間前、婚約者（妻）とひどい喧嘩をして。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
こんなことで、結婚しても果たしてやっていけるのだろうかと。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
互いに心中、考えたものです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
その後も、新婚旅行中も喧嘩、新婚生活中も喧嘩に、喧嘩に、喧嘩を重ねて。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ようやく今があるわけで。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
もしかしたら、右に振れたか、左に振れたか、場合によっては、いまとは逆の方向に。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
進んでしまった可能性もあっただろうと思います。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
でもそうやって乗り越えてきて、偶然か必然か、今のしあわせが在るわけで。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ですから、娘さんの不安な気持ちも、お父さんの台詞の意味も。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
どちらの考えもよくわかるから、観ている者は、切なく、そして、頑張ってね、と。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ふたりにエールを送らずにはいられない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
これはそういう映画だと、思われました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＊　吉田喜重『小津安二郎の反映画』（平成１７年大学入試センター試験国語第１問「評論」）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
小津映画を観たことのない生徒たちに、小津映画の評論文を解説することの難しさ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
正解の選択肢がどれであるかを理解させることは、決して難しくないけれど。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
しかし、文章を「わかる」ということが。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
自己の“経験（記憶）”に照らして、その内容の意味するところを“身体”で感じることであるならば。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それは決して、たやすくはないと思う今日この頃。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
で、肝心の授業は・・・まあ、何とか、なったのではないかと思う今日。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/spinoza0319/64218833.html</link>
			<pubDate>Sat, 01 Oct 2011 16:01:31 +0900</pubDate>
			<category>映画レビュー</category>
		</item>
		<item>
			<title>『キック・アス』</title>
			<description>&lt;img src=&quot;https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-d1-cb/spinoza0319/folder/1494076/24/63971924/img_0?1313799593&quot; width=&quot;560&quot;&gt;&lt;br /&gt;
原題： KICK-ASS 製作年度： 2010年  &lt;br /&gt;
監督： マシュー・ヴォーン  上映時間： 117分  &lt;br /&gt;
製作総指揮 ピエール・ラグランジェ 、スティーヴン・マークス 、マーク・ミラー[コミック] 、ジョン・S・ロミタ・Jr 、ジェレミー・クライナー  原作 マーク・ミラー[コミック] 、ジョン・S・ロミタ・Jr  &lt;br /&gt;
音楽 ジョン・マーフィ 、ヘンリー・ジャックマン 、マリウス・デ・ヴリーズ 、アイラン・エシュケリ  脚本 ジェーン・ゴールドマン 、マシュー・ヴォーン  &lt;br /&gt;
アーロン・ジョンソン（デイヴ・リゼウスキ（キック・アス））&lt;br /&gt;
 クリストファー・ミンツ＝プラッセ（クリス・ダミコ（レッド・ミスト））&lt;br /&gt;
 マーク・ストロング（フランク・ダミコ）&lt;br /&gt;
 クロエ・グレース・モレッツ（ミンディ（ヒット・ガール））&lt;br /&gt;
 ニコラス・ケイジ（デーモン（ビッグ・ダディ））&lt;br /&gt;
 ギャレット・M・ブラウン（－）&lt;br /&gt;
 クラーク・デューク（マーティ）&lt;br /&gt;
 エヴァン・ピーターズ（トッド）&lt;br /&gt;
 デボラ・トゥイス（－）&lt;br /&gt;
 リンジー・フォンセカ（ケイティ）&lt;br /&gt;
 ソフィー・ウー（エリカ）&lt;br /&gt;
 エリザベス・マクガヴァン（－）&lt;br /&gt;
 ステュー・ライリー（－）&lt;br /&gt;
 マイケル・リスポリ（ビッグ・ジョー）&lt;br /&gt;
 ランダル・バティンコフ（－）&lt;br /&gt;
 デクスター・フレッチャー（－）&lt;br /&gt;
 ヤンシー・バトラー（－）&lt;br /&gt;
 オマリ・ハードウィック（マーカス）&lt;br /&gt;
 ザンダー・バークレイ（－）&lt;br /&gt;
 クレイグ・ファーガソン（－）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
◎採点：★★★★★（５／５点）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
◎レビュー：『キック・アス』を観て。感想文。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
子供の頃、“正義の味方”になる自分を、何度夢想したことでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
大人になってもそれと似たり寄ったりな夢物語を何度空想したでしょう。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（たとえば横暴な上司に反抗し、物申してみるだとか？）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
でも、一度だって実行に移したことはありません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
だって、“正義の味方”になるには、自分はあまりに弱すぎるから。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
勘違いして、実際に“正義の味方”の真似事をしたなら、どんなひどいことになるか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
想像してみて、ブルッと震え、「自重すべし」とみずから言い聞かすのです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そう。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
想像してみたなら、誰だって、本当には“正義の味方”の真似事なんて、試みるわけがないのです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
だって、自分が「痛い目にあう」か「死ぬ」か、ですから。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
という常識をくつがえし、本気でヒーローになろうとする弱小オタク青年の物語、『キック・アス』。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
人って、「おいおい、そんなことしたら、○○なことになっちゃうだろ！？　なんでわからんねん！」と。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
つっこみ入れたくなる、ボケボケな行動に対して笑えるのですね。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そして、そうやってある程度リアル感を持たせた上で、「この展開、ありえへんやろっ？！」と。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
常識くつがえす展開・言動にビックリさせられて、いっそう笑えるのですね。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それがたとえば、ビッグダディとヒットガールの存在。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
娘に防弾チョッキ着せて鉛球ぶちこむ父親と、誕生日にサバイバルナイフをもらって喜ぶ少女。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
リアルそうに見せかけた設定の中で、現実には決して有り得なさそうな展開が起こると。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そのギャップに、笑わずにはおれません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
人間は基本、自分勝手にわがままに生きていたいものなのかもしれません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
けれども、社会のなかで他者とうまく折り合いをつけていくため。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
社会の倫理・道徳を守って、やたらがまんし、ストレスをためていくのでしょう。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そして、自分は不本意にもがまんしているのに、がまんせずに不正を働く者たちに憎しみをおぼえる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それゆえ、そういった社会の倫理・道徳をぶち壊すような展開に、爆笑し。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
不正を働く連中がボコボコにやっつけられるのを見て、スッキリ爽快感を味わう。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
本来なら非力な少女であるべきヒット・ガールが、マフィアの屈強な男達をボコボコにするのを見て。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
爆笑しながら、「ざま～みろっ」と思うのです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
さらに、少女のヒット・ガールが、逆にボコボコにされるシーンも忘れない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そこに在るのは、「やはり少女だから、そうそう大人の男に勝ち続けるわけがない」というリアル感。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そして、「おいおい、コメディ映画なのに、幼い少女がメッタ殴られるなんて！」という、倫理破壊を伴うギャップ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
さすがに笑えないものの、そこまで徹底して倫理破壊を行なってくれるこの映画に。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
なんだかこりゃすごい芯の通った映画を観たなあ、倫理なんて、ほんとクソだなあ、と、しみじみ思えるのです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
主人公が格好悪いという「ゆがんだヒーロー映画」である点で、松本人志監督の『大日本人』と共通性を感じます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
子供のころ夢見た“ヒーロー”。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
大人になってみて、そんなものは無いんだと思い知らされ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
“ヒーロー”になれなかった“ヒーロー”＝大人の自分達を顧みるとき、そこに自嘲とともに、哀愁をおぼえるのが日本映画なら。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「しょうがないから、全部ご破算、ぶち壊したれや！」と極端にはじけるのがアメリカ映画でしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
『大日本人』と『キック・アス』に、そんな文化的な？差異も感じながら。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
どちらも、コメディとして巧い設定をしたなあと感心します。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
２本とも、“ヒーロー”になれなかった我ら負け犬への愛たっぷりの映画だと思います。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
人は常日ごろ、常識や倫理のたがが外れることを怖れて生きているはずです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それを外してしまえば、またたく間に社会からホサレテしまうからです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それを外してしまえば、だれからも愛されなくなってしまうからです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
したがって、その常識や倫理を“善”と呼んで尊び、とても大切なものだと感じています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
けれども、世間一般の常識や倫理に対して、うさん臭さをおぼえる人も、たくさんいます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
なんだか、ある立場の人達にとっては都合が良いかもしれないが。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
案外、中身が空っぽな戒律が、すくなくないんじゃあないだろうかと。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
『キック・アス』は、“子どもが読んではいけない漫画”です。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
この映画は、日ごろ、常識や倫理のたがが外れることを怖れて生きている大人が。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ほんのちょっぴり、そのたがを外して、解放感を味わう映画です。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それで充分ではないでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それで充分だと思います。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それ以上の物でもそれ以下の物でもなく。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それこそが求めている物だっていう、そんなストレスのたまっている時に。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
スッキリ爽快になる映画です。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/spinoza0319/63971924.html</link>
			<pubDate>Sat, 20 Aug 2011 09:19:53 +0900</pubDate>
			<category>映画レビュー</category>
		</item>
		<item>
			<title>『こまねこのクリスマス ～迷子になったプレゼント～』</title>
			<description>&lt;img src=&quot;https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-d1-cb/spinoza0319/folder/1522397/85/63566285/img_0?1308037299&quot; width=&quot;150&quot;&gt;&lt;br /&gt;
原題： －  製作年度： 2009年  &lt;br /&gt;
監督： 合田経郎  上映時間： － &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
◎採点：★★☆☆☆（２／５点）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
◎レビュー：大人単独鑑賞した私が悪いさ【ネタばれ】&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
前作の『こまねこ』、あまりのかわいさに大感動したので。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
うかつにも、今作、内容も確認せずに、ＤＶＤを購入してしまったのが、大失敗でした。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
このたび、他の方々のレビューをよく読みなおして気づいたこと。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
何やら、映画館だと、同時上映「どーものこそだて」が案外よかったのですね。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
でも、それが、ＤＶＤには収録されていなかったのです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
上映時間も４０分あったとか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それに対して、ＤＶＤの本編は、２０分のみ・・・。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（怒）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「どーものこそだて」って、どんなんか知らんけど、なんでDVDに入ってないんや！！！&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
しかも、映画館なら、鑑賞料１０００円だったとか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（怒）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ＤＶＤの値段は忘れたけど、パンパないっちゅーねん！！！&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（怒）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（↑値段、忘れるていどなら、そんなに怒るなよ・・・）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
もちろん、本編２０分でも、その内容が濃いものだったなら、こんなに腹も立ちません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
でも、前作に比べて、何て薄々、薄味なのでしょうか！！！&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
これは、映画ダイエットか！！！&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
こまねこ？　ああ、こまねこは、かわいいさ！&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ああ、かわいいさ、だいすきさ！&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
でも、だからって、ストーリーをないがしろにして、いいんかい？？？&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
さらに加えて重ねて思うには、こまねこは“童話”であってほしかった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
でも、これは、ただのリアルに深刻でブルーになる話じゃね～か！&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
観ていて感じたのは、ただただ、こまねこの両親に対する怒りのみ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
なんて親なんだ！&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
どんな事情があるのか知らんが、せめて、電話かけて、娘に謝らんかいっ！！&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
手紙とプレゼントで済ませるなんて、ありえん！！&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
こまちゃんにとって、最大のプレゼントが、おとーさん、おかーさんに会えることだって。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
なんで、おまえらはわからんのじゃ！　ばかもん！！！&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それを、プレゼントでごまかそうとはっ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
しかも、なんで、猫型人形でなく、人型人形なのか！？&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
せめてメールで謝らんかいっ！&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
いや、いまどき、メールに頼りすぎてばかりで、いかんな、おれ・・・。（反省）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
やっぱり電話だ！　電話しろ！　電話だ～っ！！！&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（怒）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
オレのこまちゃんを悲しませやがって、なんて親たちだ～～っ！！！&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（怒）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
という怒りと、内容を吟味することもなく、DVDを買ってしまった己への怒りと。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ストーリーが、離乳食のように薄味であることについての、製作者の皆みな様への怒りとの相互作用、相乗効果によって。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
こたびは、もう、☆２つにするしか、ないのです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
これ、こまちゃんがかわいくなかったら、☆１つにしたんです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
“こまちゃんがかわいかったから”（←ここ、太字）、☆２つにとどまったのですよ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
こまちゃんに感謝しなさい。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（ありがとう、こまちゃん。）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
しかしな～。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
買ってしまったＤＶＤ、仕方がないから、もいっかい、娘が大きくなったら、いっしょに観よっと。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/spinoza0319/63566285.html</link>
			<pubDate>Tue, 14 Jun 2011 16:41:39 +0900</pubDate>
			<category>映画レビュー</category>
		</item>
		<item>
			<title>『ブラック・スワン』</title>
			<description>&lt;img src=&quot;https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-d1-cb/spinoza0319/folder/1494076/71/63497871/img_0?1307175655&quot; width=&quot;450&quot;&gt;&lt;br /&gt;
原題： BLACK SWAN 製作年度： 2010年  &lt;br /&gt;
監督： ダーレン・アロノフスキー  上映時間： 108分 &lt;br /&gt;
製作総指揮 ブラッドリー・J・フィッシャー 、アリ・ハンデル 、タイラー・トンプソン 、ピーター・フラックマン 、リック・シュウォーツ 、ジョン・アヴネット  原作 －  &lt;br /&gt;
音楽 クリント・マンセル  脚本 マーク・ヘイマン 、アンドレス・ハインツ 、ジョン・マクラフリン  &lt;br /&gt;
ナタリー・ポートマン（ニナ・セイヤーズ）&lt;br /&gt;
 ヴァンサン・カッセル（トーマス・ルロイ）&lt;br /&gt;
 ミラ・クニス（リリー）&lt;br /&gt;
 バーバラ・ハーシー（エリカ・セイヤーズ）&lt;br /&gt;
 ウィノナ・ライダー（ベス・マッキンタイア）&lt;br /&gt;
 バンジャマン・ミルピエ（－）&lt;br /&gt;
 クセニア・ソロ（－）&lt;br /&gt;
 クリスティーナ・アナパウ（－）&lt;br /&gt;
 ジャネット・モンゴメリー（－）&lt;br /&gt;
 セバスチャン・スタン（－）&lt;br /&gt;
 トビー・ヘミングウェイ（－）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
◎採点：★★★★★（５／５点）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
◎レビュー：映像美を追求した“芸術至上主義の賛歌”。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
昔々のそのまた昔、良秀という男がおりました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
彼は、仏様の絵を描くことを生業（なりわい）としていました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ある日、たいへんなことに、隣の家から火が出て、彼の家にも燃えうつり、大火事となりました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
良秀はからくも逃げのび、道の向かいから、燃えゆく我が家を眺めています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
彼の愛する妻も子も、燃えさかる炎のなかに取り残され、もはや助け出すことは叶（かな）いません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ところが、なんと、良秀は、自分の家を見ながら、にたにたと笑っているではありませんか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
理解に苦しむ隣人たちは、いったいどうしたことかと良秀に問いただします。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
すると、良秀は、次のように答えたのです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「おまえさんたち、凡人にはわかるまい。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
わしはいま、この燃え盛る炎を見て、初めて、不動明王の火炎の描き方を得心したのだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
これこそ、なんというもうけ物よ。喜ばずにはいられようか。」と。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そののちのこと。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
良秀が描いた不動明王の絵は、稀有（けう）の大傑作として、今日まで人々の賞賛の的となっているのです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
～・～・～・～&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
芥川龍之介『地獄変』の元ネタでもあります。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
『宇治拾遺物語』絵仏師良秀というお話。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
映画『ブラック・スワン』を観て、思い出しました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
この映画は、完璧主義がいかに人を恐怖せしめるか、そして。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そういう完璧主義者こそが、いかにすばらしい芸術を生みだしてきたかを。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
鑑賞する者に、思い知らせます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
精神のバランスを失った者こそが、常人にはつくり得ぬ、大傑作を生みだすのです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
われわれは、そんな作品を見るにつけ、背筋に怖気（おぞけ）の走る思いがしつつも。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
その作品に、激しく感動しないわけにはまいりません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
この映画は、そうした意味で、恐怖映画、ホラー映画であり。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
かつ、“芸術至上主義の賛歌”でもあるのです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
私もまた、主人公の生きざまに、震撼するとともに、感動せざるをえませんでした。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
この感動を、あらゆる人と共有できないことが残念でもあり。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
しかしまた、しかたのないことでもあると思います。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
あかるく健全なこころでは、この映画の神髄に感動することはできないでしょう。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
“ホワイト・スワン”な人々には、この映画は、ただの気持ちわるい作品にすぎないのです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
芸術家がこころのバランスを失って自滅していく映画なんて、ありきたりだというご批判は。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
なるほどごもっともです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
また、若い女性が拒食・過食・自傷行為に陥る物語も、昨今、ありきたりかもしれません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
けれども、この映画のおもしろさは、そのようなストーリーの小道具にあるのではございません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
その“映像表現”こそが魅力的なのです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
バランスを失っていく心理のプロセスを、いかに視覚化して表現するか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
その不安感、苦悩、恐怖心を、どう映像化して見せるか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そこにチャレンジした映画だと言えます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
白、黒、赤色を象徴的につかった、色彩にも強いこだわりの感じられる、これぞ“映像芸術”です。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
～・～・～・～&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
私はふだん、大きな映画館でメジャーな映画を観るのが嫌いです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
なぜなら、そこは、ポップコーンなどのお菓子の匂いや食べる音、しゃべり声、いびき、さらには。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
うしろから席を蹴ってくる輩から、エンドロールを見ずに席をたつ大群まで。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ありとあらゆる“鑑賞の邪魔”が存在するからです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それゆえ、都合で、品川のスクリーンで観ることになったのを、残念に思って鑑賞しました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
なのに。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
この『ブラック・スワン』。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
結末をむかえ、エンドロールが流れだしても、席を立って帰る人がほとんどいないではありませんか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
観客のほぼ大半が、身じろぎもせず、静まり返ったままだったのです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
よく考えれば、上映中も、ポップコーンを食べる音も聞こえず、何の邪魔も入らなかったことに。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
思い当たりました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
スクリーンが消え、明かりが点（つ）いてからも、多くの人が無言で、よたよたと映画館を後にしてゆきました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ただ、女子高生２人組のつぶやきだけが耳に入ってきました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「こわかったね・・・」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・・てゆうか、こわすぎだよ・・・」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
これは、そういう映画です。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
こころに生傷を抱えている人は、決して観てはいけません。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/spinoza0319/63497871.html</link>
			<pubDate>Sat, 04 Jun 2011 17:20:55 +0900</pubDate>
			<category>映画レビュー</category>
		</item>
		<item>
			<title>『トリュフォーの思春期』</title>
			<description>&lt;img src=&quot;https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-d1-cb/spinoza0319/folder/1522455/09/63037609/img_0?1300846753&quot; width=&quot;132&quot;&gt;&lt;br /&gt;
原題： L&amp;#039; ARGENT DE POCHE/SMALL CHANGE 製作年度： 1976年  &lt;br /&gt;
監督： フランソワ・トリュフォー  上映時間： 105分 &lt;br /&gt;
製作総指揮 －  原作 －  &lt;br /&gt;
音楽 モーリス・ジョーベール  脚本 フランソワ・トリュフォー 、シュザンヌ・シフマン  &lt;br /&gt;
ジョリー・デムソー（パトリック）&lt;br /&gt;
 フィリップ・ゴールドマン（ジュリアン）&lt;br /&gt;
 リシャール・ゴルフィー（－）&lt;br /&gt;
 シルヴィー・グレゼル（－）&lt;br /&gt;
 パスカル・ブリュション（－）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
◎採点：★★★★☆（４／５点）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
◎レビュー：子供時代を、リアルに思い出せる映画。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
『トリュフォーの思春期』。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
子供たちの明るさ、ユーモラスな言動に、じぶんの心も、いたずらっ子のようにウズウズします。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
大人の思惑どおりにはならない、けれども、子供たちも色々がんばって考えているんだなあ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
じぶんの小学生時代もきっとこんな感じだったよなあと、懐かしく思い出します。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
悪いこともいっぱいしました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
親にはたくさんウソをついたし、女の子をいじめたし、集団万引してとっつかまったし。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
良いこともすこしだけしました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
すこしだけ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そんなことやこんなことを思い出しました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
大学生の頃、はじめて観た時は大して印象にも残りませんでしたが。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
この年齢になってようやく、子供を愛らしいと感じるようになったのか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ほほ笑ましく鑑賞しました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
わが娘も、私に似たのか、それとも、誰でも幼児はそういうものなのか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
やりたいほうだい、わがままほうだい。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
でも、親になると、それをほほ笑ましく見守ることができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
わが子も、こんなふうに育っていくのかな、たのしみだなあと思いながら。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
この映画を鑑賞していました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
この映画の特長は、やはりそのリアル感だと思います。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
演出されているな、とか、演技しているな、とか、ウソくさいな、とか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そういうのが一切ない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
子供たちが自然に考え、自然に動いているかのようです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そして、学校の先生たちも、リアル。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
授業の下手な、若い女の先生。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
つまらない質問をして、生徒に答えさせて、答えられなかったら、叱って。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
こりゃあひどい授業だなあ、生徒がかわいそうなだあ、と。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
でも、いずれにせよ、これが「ホンモノ」だと思う。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
日本のつまらん学園ドラマの「ニセモノ」の先生とはちがいます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ぼくたちも、かつてはこんな子供だった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そして、いま、ぼくたちは、こんな大人とおんなじ大人になった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
いつの時代も、どこの世界でも、そのことに変わりはないんだな、と。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そんなことをリアルに感じながら。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
あたたかい気持ちになりました。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/spinoza0319/63037609.html</link>
			<pubDate>Wed, 23 Mar 2011 11:19:13 +0900</pubDate>
			<category>映画レビュー</category>
		</item>
		<item>
			<title>『イングロリアス・バスターズ』</title>
			<description>&lt;img src=&quot;https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-d1-cb/spinoza0319/folder/1494076/16/62429816/img_0?1292992377&quot; width=&quot;515&quot;&gt;&lt;br /&gt;
&lt;img src=&quot;https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-d1-cb/spinoza0319/folder/1494076/16/62429816/img_1?1292992377&quot; width=&quot;450&quot;&gt;&lt;br /&gt;
原題： INGLOURIOUS BASTERDS 製作年度： 2009年  &lt;br /&gt;
監督： クエンティン・タランティーノ  上映時間： 152分 &lt;br /&gt;
製作総指揮 エリカ・スタインバーグ 、ロイド・フィリップス 、ボブ・ワインスタイン 、ハーヴェイ・ワインスタイン  原作 －  &lt;br /&gt;
音楽 －  脚本 クエンティン・タランティーノ  &lt;br /&gt;
ブラッド・ピット（アルド・レイン中尉）&lt;br /&gt;
 メラニー・ロラン（ショシャナ・ドレフュス）&lt;br /&gt;
 クリストフ・ヴァルツ（ハンス・ランダ大佐）&lt;br /&gt;
 ミヒャエル・ファスベンダー（アーチー・ヒコックス）&lt;br /&gt;
 イーライ・ロス（ドニー・ドノウィッツ）&lt;br /&gt;
 ダイアン・クルーガー（ブリジット・フォン・ハマーシュマルク）&lt;br /&gt;
 ダニエル・ブリュール（フレデリック・ツォラー）&lt;br /&gt;
 ティル・シュヴァイガー（ヒューゴ・スティーグリッツ）&lt;br /&gt;
 サム・レヴァイン（ヒルシュベルク上等兵）&lt;br /&gt;
 ポール・ラスト（アンディ・ケイガン）&lt;br /&gt;
 ギデオン・ブルクハルト（ヴィルヘルム・ヴィッキ）&lt;br /&gt;
 オマー・ドゥーム（オマー・ウルマー）&lt;br /&gt;
 マイケル・バコール（マイケル・ジマーマン上等兵）&lt;br /&gt;
 アウグスト・ディール（ヘルシュトローム少佐）&lt;br /&gt;
 ジュリー・ドレフュス（フランセスカ・モンディーノ）&lt;br /&gt;
 シルヴェスター・グロート（ヨーゼフ・ゲッベルス）&lt;br /&gt;
 ジャッキー・イド（マルセル）&lt;br /&gt;
 ドゥニ・メノーシェ（ペリエ・ラパディット）&lt;br /&gt;
 マイク・マイヤーズ（エド・フェネシュ将軍）&lt;br /&gt;
 ロッド・テイラー（ウィンストン・チャーチル）&lt;br /&gt;
 マルティン・ヴトケ（アドルフ・ヒトラー）&lt;br /&gt;
 リシャール・サムエル（－）&lt;br /&gt;
 アルンドゥト・シュヴェリング＝ゾーンレイ（－）&lt;br /&gt;
 ザック・フォルカー・ミヒャロウスキ（－）&lt;br /&gt;
 ケン・デュケン（－）&lt;br /&gt;
 クリスチャン・ベルケル（－）&lt;br /&gt;
 アン＝ソフィー・フランク（－）&lt;br /&gt;
 レア・セドゥー（－）&lt;br /&gt;
 ティナ・ロドリゲス（－）&lt;br /&gt;
 レナ・フリードリヒ（－）&lt;br /&gt;
 ルドガー・ピストール（－）&lt;br /&gt;
 ボー・スヴェンソン（－）&lt;br /&gt;
 エンツォ・G・カステラッリ（－）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
◎採点：★★★★★（５／５点）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
◎レビュー：下品だ！　下劣だ！　最高だ！！！【ネタばれ】&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ナチス占領下の、フランス。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ユダヤハンターの異名を持つランダ大佐が、あるユダヤ人家族を惨殺。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そのなか生き残った１人の少女が大人になり、ナチスドイツに復讐を果たす。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
私は、ナチスの出てくる映画が嫌いです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
可哀想なユダヤ民族と残忍なドイツ兵の対比。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そしてホロコーストの、観るに耐えない、辛すぎる真実。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
歴史的事実が厳然と存在して、映画の展開を束縛、支配しており。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それゆえ、ナチス映画に出てくるユダヤ人たちに感情移入することは。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
必ず死ぬと分かっていながら、むなしく祈り、苦しみ、嘆くばかりです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そういうナチス映画を観たり、小説を読んだりするたびに。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ああ、もしも、ヒトラーがいなければ！」と何度願ったことでしょう。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ヒトラーが、あとすこし早く死んでいたら！&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
だれかがヒトラーの暗殺に成功していたら！&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
できることなら、私がこの手で、自分の命を捨ててでもヒトラーを殺したい、と。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
何度願ったことでしょう。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
でも、そんな願いは、むなしい。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
歴史的事実は、厳然として、映画の前に立ちはだかるのです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
鑑賞後、これまでどれほど鬱々とした気分を味わってきたことでしょう。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
『イングロリアス・バスターズ』。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ありがとう、やってくれました、タランティーノ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ナチスをなぶり殺し、撃ちまくり、頭の皮をはぎ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
あの憎きヒトラーを蜂の巣にして、すべてを焼き払ってくれたのです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
これぞ、我らが積年の夢！&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
どんなにうれしく、気分爽快、すっきりしたことでしょう！&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ある記事に、ヒトラーが殺されるシーンで、欧米の映画館が、拍手喝采に湧いたとか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
現実に虐殺されたユダヤの人々が、この映画をよろこぶのかどうかなど、知りません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
しかし、戦争を知らない我ら現代地球人は、心の底に、ナチスへの積年の恨みをしっかり培ってきたのです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そうやって培われたナチスへの憎しみを、映画の中でありながらも晴らすことのできた喜びは。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
かつて読み、かつて観たお話のなかのユダヤ人達のため、ようやくカタキを討ったぞ！　という喜びであります。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
と・・・ヒトラーを倒した歓喜に、うち震えつつ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
けれども、不思議なことに、なんだか、悲しく、虚しい。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
嬉しいはずなのに、泣けてくる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
もちろん、ナチスの面々が殺されることに同情して、泣けてくるわけではありません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
この悲しみは、何と表現したら良いのでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
この悲しみは、対照された悲しみ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
私がいま観ているこのシーンは、きっと多くのユダヤ人や。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
その他劣等民族として虐殺された多くの人類の悲願であったこと。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
けれど、このシーンは、現実には、決して、無かった、ということ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
映画がどれほど、我らの願望を満たそうとも。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
歴史的事実はいっそう厳然と存在し、この映画が、所詮は幻想、幻覚、まやかしにすぎない、ということを。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
この映画は、対照的に、我々に思い知らせるのです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
空想によって対照された、歴史的事実の重み。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それが観る者を打ちのめす、そういう映画と言えるでしょう。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ナチスドイツをこけにするのみならず。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ブラッド・ピットらが扮するアメリカ軍人もまた、愉快だけれど、下品でお馬鹿に描かれている点。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
単なるナチス弾劾映画ではなく。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
また、何よりエンターテイメント性を重んじているため、とてもユニークで面白い作品に仕上がっています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
けれども、私を最も感動させたのは、先の点。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
映画という空想と対照された、歴史的事実の重さをこういう形で味わうとは、想像していませんでした。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
だって、タランティーノ監督だもの。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
面白可笑しく撮ってるだけかと、思っていたのに。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それゆえのサプライズだったとも言えるでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
タランティーノのバカ騒ぎエンタメ映画に、この胸、ずしりとやられました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
脱帽です。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
『レザボアドッグス』も『パルプ・フィクション』も『キル・ビル』も、最高に大好きな作品だけど。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
この、今までとはすこし毛色のちがう『イングロリアス・バスターズ』もまた、私の忘れ得ぬ一本となりました。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/spinoza0319/62429816.html</link>
			<pubDate>Wed, 22 Dec 2010 13:32:57 +0900</pubDate>
			<category>映画レビュー</category>
		</item>
		</channel>
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