Ashley事件から生命倫理を考える

世の中は想像していたより、はるかにコワイ・・・

全体表示

[ リスト ]

このところシンクタンクの報告書が相次いでいます
こちらも議会に向けて報告されたもの。

オレゴン型の尊厳死法によって医師による自殺幇助を合法化した場合、
英国では毎年1000人が死ぬだろうと試算。

ターミナルな病状の人に限るというセーフガードは
拡大解釈で実施する医師が出てくるから用を成さない、

Oregonでは対象者要件を適当に勘案してくれる医師を求めて
ドクター・ショッピングが起こっており、その結果、
ただのうつ状態の人にまで自殺幇助が行われている。

(この詳細は文末リンクの今年8月17日のエントリーにあります)

件数も98年の24件から昨年の95件と4倍になっており、
1万人の死亡者あたりでいえば19.3人にあたる。

同様の法律で合法化すれば
イングランドとウェールズで毎年948人、スコットランドで104人、
合計で英国での幇助自殺件数は1052件に上るだろう、と。

久々にFinlay議員の名前を見たと思ったら
この報告書は緩和ケア医である同議員が
Carlile議員など医師や法曹関係者らを募って立ち上げたシンクタンク
Living and Dying Wellによるものだった。

(去年ニュースに頻繁に登場していた際には、Finlay議員は
良い死に方を考える超党派の議員グループを率いていたので、
そこからさらにシンクタンクの立ち上げへと運動を展開したのかもしれません)



【Baroness Finlay(Baroness は女性議員の称号と思われます)関連エントリー】




閉じる コメント(9)

顔アイコン

昨日のルグウィンのブログ繋がりで読んでいた、BOOK VEW CAFEで
こんなエントリーを発見しました。
『「見ず知らずの人」とバイオエシックス』http://blog.bookviewcafe.com/2010/10/22/perfect-stranger-and-bioethics/

全文を読めてませんが、どうやらSingerを皮肉ってるみたい。

2010/10/27(水) 午後 6:13 [ MoranAoki ] 返信する

顔アイコン

またまたオモロイものを、ありがとうございます。印象に残った個所を3つ、以下に。

What is needed is the means to build a sustainable structure for life, not the deliberate culling of the weak through either active (eugenics, mass sterilization) or passive (withdrawal of medical care, food, and untreated disease).

To me, this all boils down to, “What is ‘better than’?” With access to gene therapies that could create many “improvements” in a yet-to-be-born child, or even a growing child, do we really know what is “best”?

2010/10/27(水) 午後 7:33 [ spi*zi*ar* ] 返信する

顔アイコン

And I have this to say to the Singers and Holdren’s of the world. Looking at any individual who you deem “worthy,” Singer and Holdren – let’s just say looking at yourself – do you have a perfect, unblemished ancestry of only physically and mentally flawless and “outstanding” forebears?

私はシンガーの著作もろくに読んでいないし、Holdren何て名前も知りませんでしたが、この人のいう「世の中のシンガーやホールドレンたち」に含まれるであろう人たちの名前がいろいろ頭に浮かびました。

Perfect Stranger読んでみようかな、と思ったのは、このポストの意図にそのままノセられたかな……?

2010/10/27(水) 午後 7:39 [ spi*zi*ar* ] 返信する

顔アイコン

このブログでspitzibaraさんが繰り返し述べておられる事に、通じるものがありますね。

訳)必要であるものは、人生のための持続可能な構造を建設するための具体的手段です。慎重さ欠いた議論で、アクティブであるか、または受け身であるかの違い(医療介護からの排除、食物、および病気を治療されない事)だけで、弱者に選別される(優生学、大規模断種)ことではない。

私にとって、すべてはこれに煮詰められます。「何と比べて『より良い』の?」。 遺伝子療法へのアクセスにより多く創造される「改良」によって、まだこれから産まれて来る子供が、または今まさに成長しつつある子供にとってさえ、何が「最も良いか」をわたしたちは本当に知っていますか?

2010/10/27(水) 午後 8:27 [ MoranAoki ] 返信する

顔アイコン

この文が紹介されている、BookVewCafeもそう大きな力を持つ
サイトではないけれど、読んでるうちにどうして日本には、これぐらい明白な事を
専門家ではないごく普通の人たちに向けて解りやすく伝えようとする
小説家、脚本家、映画監督、ジャーナリスト達が出てこなくなったのだ
と、泣けてきましたよ。ヨヨヨ。

2010/10/27(水) 午後 8:31 [ MoranAoki ] 返信する

顔アイコン

しかし、日本でも「サスティナビリティ」は良く使われ出してるけど
その議論の内容は全く具体性を欠いていて、世界情勢の流れを見て
決めよう、とでも言わんばかりなものばかりの気がする。
「サスティナビリティ」と銘打ちながらも、
ことばの周りをちびくろサンボのトラのようにぐるぐる回ってるだけみたいな
解らんちんなフォーラムを何度か見ましたよ…

ってずいぶん連投してしまいました。これで自分のとこに一本記事書けたわw

2010/10/27(水) 午後 8:38 [ MoranAoki ] 返信する

顔アイコン

翻訳かけてくださって、ありがとうございます。必要なのは生きるための持続可能な社会構造であり、弱者を殺すことじゃない、ということですね。「アクティブであるか受身であるか」の部分は、いわゆる積極的安楽死か消極的安楽死かという積極と消極のことだと思います。最後の部分は、「じゃぁ、アンタらの祖先はみんなカンペキな人だったのかよ?」てなもんでしょうか。

シンガーをこんなにも嫌いな作家がいると知っただけで私は嬉しくなってしまいます。ふふふ。

2010/10/27(水) 午後 8:48 [ spi*zi*ar* ] 返信する

顔アイコン

Holdrenは科学者ジョン・ホールドレンのことみたいですね。
オバマの科学補佐官で、優生学の本を書き、地球温暖化の仕掛人でもあるらしい
アヤシさぷんぷんの科学者ね。

しかし、このエイミーさんの英語はわたしには難しかった〜。

2010/10/27(水) 午後 9:53 [ MoranAoki ] 返信する

顔アイコン

ありがとうございます。昨日、リンクからブクマしたハーバードのプロフィールはこちらなのですが、そういうことまでは書いてないです。なるほど〜。優生学ですか〜。

http://www.hks.harvard.edu/about/faculty-staff-directory/john-holdren

2010/10/28(木) 午前 8:42 [ spi*zi*ar* ] 返信する

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事