Ashley事件から生命倫理を考える

世の中は想像していたより、はるかにコワイ・・・

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【2012年10月22日 訂正】
当時の報道から、その辺りが曖昧だったために
上院の中に設けられた委員会だと思いこんでいましたが、

その後の報道から、この委員会は
合法化ロビー活動を熱心に行っている作家のPratchett氏が資金を提供し、
Falconer上院議員が委員長として、合法化の立場のメンバーを集めた
independentな委員会、と見るのが正しいのではないか、と考えるようになりました。



Charlie Falconer上院議員といえば、去年6月に
自殺法改正法案を提出した人物

同法案は7月に否決されたのですが、

今度は、Falconer卿が議長となり、上院に
幇助死(assisted dying)について検討する委員会が立ち上げられた、とのこと。

同氏がGuardianに語ったのは、おおむね以下の内容。

23歳の元ラグビー選手、Dan Jamesを両親がDignitasに連れて行って死なせた事件など
親族がスイスに連れて行って自殺させる事件は相次いでいて、
現在の自殺法の規定のもとでは犯罪だと思われるにもかかわらず、
誰もそれら親族を罪に問うだけの度胸がない。

この状況は、現行法に問題があるということではないのか、
今のままでは親族を守るために一人で死ななければならなかったり、
もっと生きられるのに早めに死ぬことを選ばざるを得ない人がいるのではないか、
との問題意識に基づいて

委員会では自殺幇助合法化の賛否両論を検討する。
また米国のオレゴン州、オランダ、スイスに実態に赴いて
合法化された自殺幇助の実態を視察する。

自分の自殺幇助で親族が罪に問われないとはっきりすることで
心の平穏が得られるのであれば、その方が良いだろう。

ただ問題は、
自分で選びたいよりも早く死ななければならないプレッシャーが
かかる状況もあるのだろうか、ということだ。
それについて委員会では医療職や司法によって
本人の自由意思を確認する方法を検討する。

委員会のメンバーには
29年前にラグビーの事故で首から下が麻痺したStephen Duckworthも加わっている。
彼は事故の直後に死なせてほしいと頼んだ友人に断られて、その後、生きる希望を取り戻したという。

しかし、自殺幇助合法化については、本当に一部の障害者が言うように危ういのか、
それとも一定の資力のある人だけがスイスへ行ける現状がフェアでないのか
まだどちらとも決めていないという。

(でも、この発言そのものが明らかに合法化に傾いている)

そもそも、委員会には合法化ロビーのDignity in Dying との繋がりが指摘されており、
アルツハイマー病で合法化アドボケイトの作家Terry Pratchett
立ち上げの資金集めに協力たというのだから、
どう考えても“結論が先にありき”の委員会。

緩和ケア医で合法化に一貫して反対しているFinlay上院議員は
「委員会に近い人から、そこでは合法化すべきかどうかではなく
いかにして合法化すべきが議論されていると聞いている。
それで中立の委員会だと言えますか?」と。

Assisted suicide law to be reviewed by Lords
The Guardian, November 28, 2010


この委員会は中立なんかじゃねぇ! という声はこちらからも。 ↓
http://www.christian.org.uk/news/concern-over-assisted-suicide-commission/



【Baroness Finlay(Baroness は女性議員の称号と思われます)関連エントリー】

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