Ashley事件から生命倫理を考える

世の中は想像していたより、はるかにコワイ・・・

拙著『死の自己決定権のゆくえ』

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拙著『死の自己決定権のゆくえ』の刊行後に出てきた
ベルギーとオランダについての情報をいくつか、簡単に追記。


ベルギーの「安楽死後臓器提供」ドナーに精神障害者も

ベルギーの安楽死後臓器提供について移植医らが5月に発表したところでは、
DCDの肺提供のうち12.8%にあたる6人のドナーが安楽死後臓器提供で、
3人は重症の神経筋肉障害、3人は精神障害者とのこと。
http://www.bioedge.org/index.php/bioethics/bioethics_article/10676#comments


ベルギーで性転換手術に失望した人が安楽死

ベルギーで9月30日、
性転換手術の結果が期待したものとまるで違っていたと
絶望したNathan (born Nancy) Verhelstさんが安楽死。
「耐え難い精神的苦痛」として認められた。
http://www.bioedge.org/index.php/bioethics/bioethics_article/10707


オランダで視覚障害者への安楽死

オランダで初めての障害理由の安楽死。
70代の目が見えなくなった女性に。
http://www.news.com.au/lifestyle/health/euthanasia-for-woman-who-could-not-cope-with-being-blind/story-fneuz9ev-1226735207489


オランダの安楽死、12年は前年から13%の増

昨年のオランダの安楽死は
5つの地域委員会の報告によると
4188件で、前年から13%の増加。

最も多かったのはガン患者の安楽死で3251件。

42件は認知症患者で
13件は重症の精神障害者だった。

10件で、医師が要件を満たしていないと委員会が判断。
その中の2件は認知症患者の安楽死で
インフォームドコンセントを与えることの困難が要因となっていた。

80%近くが
自宅での安楽死を希望した。

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当ブログは2007年5月に
アシュリー事件を追いかけるために立ち上げたものでした。

いつのまにかアシュリー事件からその周辺へと興味関心が広がり、
それから、ざっと6年あまりになります。

元より「世界ではいったい何が起こっているのか」
「こんなことが起こっている世界はこれから
いったいどこへ向かっていくのだろう」という
自分自身の興味・関心に引きずられてやってきたブログでしたが、
多くの方々との出会いに恵まれて時を経るうちに、


同事件を追いかけながら見えてきた、もうちょっと「大きな絵」についても、今回
『死の自己決定権のゆくえ: 尊厳死・「無益な治療」論・臓器移植』にとりまとめることができました。

シノドスの新刊著者インタビュー
何ごとか1つのことだけは「言い尽くした」気分にさせてもいただき、
なにやら、このブログも一段落したのではないか、という感じがしております。

それ以前からも、
「世界はこうなっていくのではないか」と懸念してきた通りが次々に現実となっていくこと、
その変化の速度がどんどん加速していると思えることが、あまりに恐ろしくて、
もうこれ以上、知りたくない、見たくない、という気持ちを
どこかにずっと抱えてきました。

昨日、今日と、続けてアップしたエントリーが
正しく、そうした「今後」を象徴しているようにも思え、
この先は、個々の事象で何が起こっているかを追いかけることには
あまり意味がないのではないか、とも思えてきました。

すでに私の生活の一部となっていますので、
ブログのない生活というのは考えられず(それって、実際どうよ?)
しばらく充電した後にまた今の形のままで再開するかもしれませんし、
別の形で続行することにするかもしれませんが、

しばしお休みし、これからこのブログをどうするか、
すこし落ち着いて考えてみたいと思っています。

いつもご訪問くださる方々には突然の休載でご迷惑をおかけしますが、
どうぞよろしくお願いいたします。

なお、2冊の拙著への訂正、追加説明、その他については
それぞれの書庫で必要に応じてアップしていくつもりです。
23日に刊行になった拙著
『死の自己決定権のゆくえ:尊厳死・「無益な治療」論・臓器移植』について
シノドスに、新刊著者インタビューが掲載になりました。



タイトルは
共鳴する「どうせ」で、いのちの選別を行わないために

ずばり、見事にツボをついた
タイトルをつけていただきました。

25日から29日の間に
編集者の金子さんとメールでやりとりしながら、
そのやり取りから次々に触発されて、考えや表現がさらに深まり、
本に書いたことの、もう一つ先に手が届いたという気がしています。

もちろん、インタビューには書ききれていないことのほうが圧倒的に多いので、
よかったら、両方を読んでいただけると幸いです。

よろしくお願いいたします。
『死の自己決定権のゆくえ』 注

各章の注に挙げられた URLリンク一覧はこちらです ↓







注のURLについては
校正時にリンク切れになっていたものは
すべて同種の情報を探して置き換えましたが、
その後リンク切れが生じている可能性があります。
その点、ご了承ください。

また、ハイライトになっている部分が
こちらでの訂正・追加の箇所です。


             ――――――

それから、さっそく見つかった訂正を以下に。

p.21の2行目
「家族に介護負担をかけている」の箇所を
「家族に介護負担をかけていると感じている」に。

原稿を勢いに乗って書き進めることに必死で、
余裕のなさから、うっかり心無い表現になっていました。

お詫びして、訂正いたします。

今後も訂正の追加が出てくると思いますので、
その時には改めて訂正のエントリーを立てますが、
とり急ぎ、ここに。
(1)http://www.nbcnews.com/id/13302109/#.UYBqv0rOeJI
(2)Science and Technology Options Assessment: HUMAN ENHANCEMENT STUDY, STOA(Science and
 Technology Options Assessment, European Parliament, May 2009)
(3)http://blogs.yahoo.co.jp/spitzibara/56177530.html
(4)http://www.guardian.co.uk/science/2008/may/20/stemcells.medicalresearch1
(5)http://www.grassley.senate.gov/news/Article.cfm?customel_dataPageID_1502=18901 
(6)http://www.washingtonpost.com/business/economy/as-drug-industrys-influence-over-research-grows-so-does-the-potential-for-bias/2012/11/24/bb64d596-1264-11e2-be82-c3411b7680a9_story.html
(7)http://articles.washingtonpost.com/2013-03-11/business/37624072_1_journals-e-mail-account-lin
(8)http://blogs.yahoo.co.jp/spitzibara/28273337.html
(9)http://articles.washingtonpost.com/2009-01-31/news/36846421_1_trovan-pfizer-nigerian-laws
(10)http://blogs.yahoo.co.jp/spitzibara/62577577.html
(11)http://www.patriciaebauer.com/2009/01/30/study-prenatal-genetic-testing-8844/
(12)http://news.bbc.co.uk/2/hi/health/7918296.stm 
(13)http://news.bbc.co.uk/2/hi/health/7819651.stm
(14)http://www.medicalnewstoday.com/articles/257699.php
(15)http://www.medicalnewstoday.com/releases/213790.php
(16)http://articles.washingtonpost.com/2009-02-24/news/36870513_1_lap-band-surgery-lap-band-weight-loss-surgery
(17)http://www.nydailynews.com/life-style/mom-approves-7-year-old-plastic-surgery-pin-back-ears-avoid-schoolyard-bullying-article-1.110078
(18)http://www.nytimes.com/2007/01/26/opinion/26iht-edsinger.4356144.html
(19)http://opinionator.blogs.nytimes.com/2012/01/28/are-we-ready-for-a-morality-pill/, http://ieet.org/index.php/tpwiki/Moral_Enhancement
(20)http://www.mencap.org.uk/sites/default/files/documents/2008-03/DBIreport.pdf)
(21)http://www.ombudsman.org.uk/improving-public-service/reports-and-consultations/reports/health/six-lives-the-provision-of-public-services-to-people-with-learning-disabilities
(22)http://www.mencap.org.uk/sites/default/files/documents/2009-03/mark_briefing.pdf
(23)http://www.guardian.co.uk/society/2012/jan/02/nhs-accused-disabled-patient-deaths?CMP=EMCNEWEML1355
(24)http://www.mencap.org.uk/news/article/1200-avoidable-deaths
(25)http://www.ndrn.org/images/Documents/Resources/Publications/Reports/Devaluing_People_with_Disabilities.pdf
(26)http://www.ndrn.org/en/about/about-ndrn/26-our-history.html
(27)http://www.nytimes.com/2011/01/01/health/01care.html?pagewanted=all&_r=0
(28)http://www.painanddementia.ualberta.ca/
(29)細谷亮太 2012「小児における終末期医療」安藤泰至・高橋都責任編集『シリーズ生命倫理学 第4巻終末期医療』丸善出版 87ページ。
(30)日本弁護士連合会は2011年10月7日付で「患者の権利にかんする法律の制定を求める決議」を発表し、「今日、医療は多くの重要な課題を抱え、患者の権利が十分に保障されていない状況にある」と指摘。4つの課題を挙げているが、その2つめは「インフォームド・コンセント原則が十分に実践され患者の自己決定権が実質的に保証されなければならない」。
 http://www.nichibenren.or.jp/activity/document/civil_liberties/year/2011/2011_2.html
(31)http://www.sociology.leeds.ac.uk/assets/files/research/circle/151111-6121-circle-newapproaches-complete-report-web.pdf
(32)http://carersjapan.com/
(33)http://www.nbcnews.com/id/35463644/ns/health-health_care/#.UZHmekrOeJI
(34)http://www.notdeadyet.org/2008/03/peter-singer-slippery-mind.html
(35)http://www.express.co.uk/posts/view/246723/Dr-Death-I-don-t-care-where-Dignitas-patients-ashes-are
(36)前掲 ウィルキンソン&サヴレスキュ 2010。【第2章注(57)に同じ】

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