2013年1月に地方裁判所が自殺幇助を合憲と判断したニュー・メキシコ州では 昨年3月に州検察長官が上訴していましたが、 その上訴裁判所の判決が出て、 2対1で地方裁の合憲判決を覆しました。 たしか、もともとの病気で死に瀕している人の場合には 医師による自殺幇助は aid in dying であるとして、合憲とされていたように思うのですが、 このたびの多数意見では NM州憲法下では、aid in dyingは 基本的自由の利益(fundamental liberty interest)ではない、と結論。 また反対した3人のうちの1人の判事は、 「生命を守り自殺を予防する州の利益は観念としては必要または重要だが、 これら曖昧に規定された一般的な利益では aid in dyingの権利の侵害を正当化するに十分ではない」 訴訟自体は、 尿道癌の末期患者のAja Riggsさん(51)の医師らが 彼に自殺幇助を行っても起訴されない保証を求めて起こしたもの。 Riggsさんは1月にメディアの取材に、 癌は今のところ緩解状態、と答えている。 New Mexico court strikes down ruling that allowed assisted suicide The Washington Times, August 11, 2015 記事に Riggsさんの写真があるのだけど、写真提供はC&C。
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