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PAS合法化法案が審議中の英国でAnscombe Bioethics Center から、
各国の公的報告書やピア・レビュー・ジャーナル(PRJ)の文献を網羅しつつ、
世界各国の医師幇助自殺と安楽死のエビデンスを検討した報告書が出ている。


大変興味深い内容の目次は以下。

1. 英国議会報告書と当該の公的調査
2. 自殺幇助または安楽死の所轄部署からの公式の統計
3. 自殺幇助と安楽死に関する一般の意見
4. 自殺幇助と安楽死に関する医療職の意見
5. オレゴンの経験から懸念される諸問題
6. スイスの経験から懸念される諸問題
7. オランダの経験から懸念される諸問題
8. ベルギーの経験から懸念される諸問題
9. 障害と自殺幇助と安楽死の影響
10. 自殺予防と自殺幇助の影響
11. ジェンダーと自殺幇助と安楽死の影響
12. いくつかのキャンペーン組織と更なるリソースへのリンク


BioEdgeによると、
Anscombeセンター長の David Albert Jones氏は
「これら(幇助死が合法となっている)すべての国々のエビデンスが示しているのは、
自殺幇助または安楽死による死者数の着実な増加、
様々に異なった病状・障害像の患者への対象者の着実な拡大、
そして精神科アセスメントのようなセーフガード使用の着実な減少である」


同センターからは2ページのサマリー版も出されている ↓
Eight Reasons not to legalize Physician Assisted Suicide
(PASを合法化しない8つの理由)

その8つの項目と、要点のみ、以下に。

1. PASは死にゆく人の差し迫ったニーズに対応するものではない
(PASは緩和ケアや社会における本質的な問題から目を逸らせる「お手軽解決」)

2. PASの合法化は障害のある人々を脅かす
(「生きるに値する命」と「生きるに値しない命」の線引き)

3. PASの合法化は自殺念慮のある人々を危険に晒す
(米国で合法化した州では医師幇助以外の自殺件数が増加している)

4. PASの合法化は法と正義の基本原理を損なう
(Even if someone loses sight of their dignity and value whether through pain, suffering, or loneliness, they nevertheless remain a member of the human community and valuable in themselves and deserve care, not encouragement to kill themselves.)

5. PASの合法化は医療倫理の根幹原理を損なう
(医師―患者の信頼関係を損なう)

6. PASの合法化は緩和ケアの根幹原理を損なう
(Palliative care affirms life but regards dying as a normal and natural process.)

7. PASは自発的・非自発的安楽死への第一歩である
(苦痛軽減のため自発的PASや安楽死が正当化されるなら、新生児や認知症の人などへの非自発的安楽死だって正当化されていく)

8. PASはコントロールできない
(各国のデータから、いったん合法化されるとコントロール不能となることが明らか)
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