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カナダ関連のニュース4題

昨年12月に安楽死を合法とする新法が施行となったカナダ、ケベック州で
法律に基づいて安楽死した最初の事例が報告されました

詳細は明かされていません。

もう一つ申請があって現在検討されているところ、とのこと。



昨年最高裁が法整備を命じた2月9日の期限を前に
かねて最高裁に6カ月の猶予を求めていたカナダ連邦政府は
4ヶ月の猶予を認め、その間は裁判所の個別判断で実施可能に。


今回の延期には、
それだけ対象者の苦しみが引き伸ばされることになるとの批判があり、

それに対して、最高裁は
例外措置として、法整備がされるまでの間に
「(医師の援助を受けて死ぬ)権利」を行使したい人は
個々に裁判所に許可を求めることを認めたようです。

(昨年2月の判決もそうですが、
physician assisted dying を「権利」と認めている点、
同時に aid in dying を remedy (治療)と表現している点も、
カナダは、これまでの国々の法制化よりもさらに踏み込んだことになるのでは?)

In agreeing that more time is needed, we do not at the same time see any need to unfairly prolong the suffering of those who meet the clear criteria," the court wrote in a narrow 5-4 decision on the extension application.

"An exemption can mitigate the severe harm that may be occasioned to those adults who have a grievous, intolerable and irremediable medical condition by making a remedy available now, pending Parliament's response."

ただし、9人の判事のうち4人は、この例外に反対意見を述べている。

Chief Justice Beverley McLachlin and Justices Thomas Cromwell, Michael Moldaver and Russell Brown dissented in part.

The dissenters said they would not have exempted Quebec from the extension, nor would they have allowed exemptions for individuals seeking to end their lives during that period.

"We do not underestimate the agony of those who continue to be denied access to the help that they need to end their suffering," they wrote.

"That should be clear from the court's reasons for judgment on the merits. However, neither do we underestimate the complexity of the issues that surround the fundamental question of when it should be lawful to commit acts that would otherwise constitute criminal conduct. "


この懸念を裏付けるかのように、
この記事で「延期によって待たされる」ことになる人としてコメントしているのは
MS患者さん。

この人もまた、カナダ最高裁の言う
a grievous, intolerable and irremediable medical condition を持った人に当てはまるなら、
いったいどれだけの範囲が対象になっていくのだろう。

そして、それがまた、どれだけの範囲の障害に対して
「どうせ生きるに値しない状態」という価値観を社会に広げていくこといになるのだろう。



カナダ連邦政府の合法化を前に
ノヴァスコティア州の内科医・外科医学会がPASガイドラインを出しています

PASの要望の前に、緩和ケアの選択肢がすべて十分に患者に提示されていることが
必要とされているほか、

要望があった際に医師は応じることを強制されない代わりに
応じる用意のある医師に照会しなければならない、と。

同学会CEOのGus Grant医師が
「PASは緩和ケアの一環と見なされるべきではない。
間違えてはならない。PASは緩和ケアの機能とは
繋がりのない、別の医療機能である」と発言していることは、

ケベック州の保健省や医師会の姿勢と対照的で興味深い。



カナダ内科学会(CMA)が
 オンタリオ州の内科医・外科医学会に向けて、意識調査の結果をもとに、
PASに参加したくない医師に引き受ける医師への紹介を義務付けないよう要請。

 PASの機会を保障する責任は地域にあり、
 医師にあるわけではない、と。

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