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ヤンキースの昨日からメジャーに上がってきたOctavio Dotelですが彼は元ヒューストンアストロス、オークランドアスレティックスのクローザー。
元々はメッツのプロスペクト(期待若手)もエース級の投手Mike Hampton(マイク・ハンプトン)とのトレードで2000年にヒューストンへ行き、その後抑え投手として開花。球は155キロ以上でてスライダーもよく、04年は36セーブを挙げているもののクローザーとしては安定感に欠ける投手。
なぜこの投手が今頃出てきたかと言うと怪我明けなんですね。昨年トミージョン手術というヒジの大手術をしてそれ以来の登板です。
この手術は基本的には怪我をしたヒジに利き手でない手の手首の腱や太もも裏の腱などを移植するもの。聞こえは怖いですが実はそうでもない。
32年前Tommy Johnというヤンキースでも活躍した投手が初めて受けた事から名前が付いていて当時は未知の手術も現在ではすごく人気(!)の手術でメジャーでは10人に1人以上がこの手術を受けてます。成功率も85%以上と非常に高く、投手の親友に近い手術になってます。
高校生や大学生も頻繁に受けていてこの手術直後の投手でもかなり高い順位ドラフトされますね。
通常手術後1年から1年半後から試合に投げられるようになり、そこからさらに1年くらいで手術前かそれ以上(!)の状態になります。
元々あった腱よりも強い(もしくは長い)腱がヒジに入る事になり速球の球速が上がることも稀ではないです。もちろんきついリハビリがあり、それが球速向上の理由とも言われますが最低、術前の球速には戻るのが普通ですね。
ただ、新しいヒジの感覚になれるのも時間がかかり始めはコントロールが悪かったり変化球が投げにくかったりもします。
メジャーの現役有名どころではKerry Wood(ケリー・ウッド:カブス), A.J. Burnett(バーネット:ブルージェイズ), John Smoltz(ジョン・スモルツ:ブレーブス), Matt Morris(マット・モリス:ジャイアンツ), Eric Gagne(エリック・ガンエー:ドジャース), Chirs Capuano(クリス・カピュアノ:ブリューワーズ), Jon Lieber(ジョン・リーバー:フィリーズ、ヤンキースが03年は棒に振る事を分かっていて04年用に2年契約をした), Tom Gordon(トム・ゴードン:フィリーズ、昨年までヤンキース), Jae Seo(ジェ・ソー:デビルレイズ、WBCに出てた韓国人投手、彼は速球が元に戻らなかったケースです)
さらにマリアーノ・リベラもメジャーデビュー前の92年頃にしてるみたいです。
桑田真澄、荒木大輔が日本人投手では受けてるかな。村田兆次もそうだったと思いますね。
ドテールのケースですが昨年の6月に手術をしてるんですが完全団裂でなく部分。実は手術を受けなく休息を取る方法もあったのですが成功率が高いために執刀。
この2試合の速球を見る限り問題はなさそうもやはり投球の感覚はまだまだ、という所でしょうか。
リーバーの成功で味をしめたのもあるんでしょうがその辺りも分かってのヤンキースも契約(1年2億ちょい)してるので過度な期待は禁物でしょう。
これまでの成績:
http://sports.yahoo.com/mlb/players/6111
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