東京国立博物館で開催中の展覧会を見てきた。
一時は中国に行って見たいと思っていたが、昨今の中国の国内事情で諦めていたので東京上野に行ったのだった。
およそ30年前訪れた中国は自動車などはエアコンのない連結バスやタクシーが走る程度で、自転車が幅を利かせPM2.5など無縁の状態だった。
上の写真は30年前の広州市街
会期が4か月の長期からか、予想していたよりこの日の入場者は少なく並ばずにすぐに入れた。
入場者のほとんどが高齢者だったが、平日だけがその理由とも思われなかった。音声ガイドは常に借りるようにしているが、今回が一番役立ったと思われた。
ここのコーナーのみ撮影が許されていた。
日本が弥生時代に高度の金属加工技術を持って銅車馬を作ったり、中央集権の官僚制度を作り重さや量目の統一を図ったなど驚きの連続だった。
1号銅馬車 前3世紀(1/2の大きさで作られている)
いかに広大な国土の皇帝にしても陵墓のスケールも桁違いだ。
それにしても、兵馬俑はモデルを基に作られたとのことで、それぞれが個性的で実にリアルに作られている。
右は将軍俑
これらは秦始皇帝陵博物院によるレプリカだそうだが、確かに土中に埋められたものを土から掘りあげて外国に移動させることは無理であろう。
国王の上の皇帝になり不老不死の仙薬を求めてもその願いは叶わず、広大な陵墓を作り兵団や軍馬などの俑を作って永遠の世界を夢見ても、始皇帝死後3年で秦は滅びてしまったのだという。
左は陶製の屋根瓦に当てる物
デザインは竜と鹿と獲物を捕らえた虎
何事も作るのには多くの努力や年月を要して、壊れるのは容易いことで儚いものである。
この様な高度文明を持った国がその後の中国を見ると、権力闘争や民族闘争に明け暮れて文明の発展が阻害されたのではないかと思われてくる。
ところで、本館で公開されていた北斎の富嶽三十六景の内「凱風快晴」「神奈川沖浪裏」などは終っていた。残念(>_<)
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