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今回の一件では大変なご心配・ご迷惑をおかけしました。いただいたたくさんの励ましコメントを読んでいると知らず知らずの内に頬を流れ落ちる涙。うかつにも男泣きしました。中にはあまり人には話したくないであろう辛い実体験を話していただいた方も多数おりました。わざわざ携帯にまで連絡していただいた方もこれまた多数おりました。本当にありがとうございます。全ての方が上っ面だけの心配ではなく本当に親身になっていただいているんだなぁという想いがヒシヒシと伝わってきました。
心と身体の傷も癒えてきており、ようやく記事を書く気持ちになりました。皆さんの誠意にキチンとお答えするために包み隠さず正直に全てを話します。ショッキングな写真もありますがこれが僕なりの皆さんに対する答えなのでご了承ください・・・
事故概要の前に今後の身の振り方を単刀直入に申しますと・・・・
すいません無駄に引っ張りましたが肝心のバイクも直します! 車体のダメージも大きく、一瞬乗り換えも頭をよぎりましたが思い入れのあるバイクですし購入した時から一生連れ添う覚悟でした。例えバイクが引退してもいつか戸建を購入したら床の間に飾るつもりだったのです。直すと決めたら徹底的にやります。お預け期間も長いので気になっていた箇所もイジり直しますしバイクへの懺悔も兼ねてNewパーツも何点か奢ろうと思っております。
さて、事故概要に移ります。。
このコーナーでスリップダウンし、車体と僕が道路を滑走しながら対向車2台に突っ込みました。赤丸がフロントタイヤで青丸がリアタイヤの痕と推測されます・・
その日は朝からフロントに違和感を感じておりました。午前中に走行したワインディングは雨が降っていたとは言え、挙動が明らかにおかしく40km/hでしか走行出来なかったほどです。サスの設定を変えたわけでもなく、空気圧も出発前の冷間時に確認したばかり、タイヤの溝もまだあるのにコーナーリング中にフロントがすくわれる感覚でバンクすると本能が「危険」と判断し無意識に直立状態を維持しようとしておりました。
昼前から急に快晴になり路面のコンディションも回復し、探り探り走行すると違和感は徐々に消えていきました。解散間際には気持ちの良いワインディングが現れ、それまでくすぶっていた走りへの欲求からペースアップ。事故のあったコーナーへは多少突っ込みすぎた感はありましたが通常なら難なくクリアできるレベルの程度であり、ブレーキングが終了し、リリースを経てスパッと倒し込んだところフロントから見事にすってんころりんでした。
1台目の軽の横っ腹をGSXのリアタイヤがヒットしましたが滑走は止まらず・・・
2台目のランエボの右目めがけてGSXは横向きになりながら飛んでいきました。バイクはヒットしましたが自分は1m手前で止まりました。尚、事故後に移動した後の写真なのでエボがこのラインを走っていたわけではありません。
ヒット直前にバイクはグリップを取り戻し、ハイサイドのような状態でジャンプしながら右目に突っ込んだのでバンパーはほぼ無傷となっておりますね。
滑走時に付いた傷もあるでしょうがフロントタイヤはこんな状態でした。サーキット走行後、1発目のツーリングでしたがサイド部が未だ青味がかっております。溶けて油分が浮いたものと思われ、滑るとは聞いておりましたがまさにこれかもしれません。もちろん路面状態もあるでしょうし何かに乗り上げた等、多角的な要因が重なっての事故なのかもしれませんがフロントタイヤがグリップを失って滑ったことは事実です。
ここから被害者の方々やツーリングをご一緒していただいていた5名の方を1時間半程拘束する事態になりました。
意識したわけではないのですがブロガーの悲しい性か、富士山バックに写真なんて撮ってました。皆さんに手伝っていただいてレッカー車に乗せることが出来たのに不謹慎でスイマセン(反省)
馴染みのバイク屋さんに運ばれてきてから改めて見直してみました。
2番エキパイには縦方向にタイヤの痕があり、フォークがあそこまでしなったようです・・・
フレームのダメージはステム周りだけかと思っておりましたがシートレールも曲がってます・・・
僕の心と同様に1番エキパイが凹みました・・・このままでも使えますが可哀想なのでリペアで発注します。
スライダーの威力は侮れませんね! ジェネレーターカバーが少し削れただけで済みました。
ブレンボはカップ毎吹っ飛び、多少削れましたが使えるかも!? これはさすがに買い直せない・・・
ブレーキ側は強大な滑走・衝突エネルギーからネジ山を削り取りながらすっぽ抜けたようです・・・メス側の内部がツルツルになってしまいました・・・
〜事故を振り返り〜
まず、今回の事故によって被害者の方々には多大なるご迷惑をお掛けしました。大事な車を傷付けてしまいましたし何かしらの目的があって移動していたはずなのに足止めを余議なくさせてしまって・・・。
ツーリングをご一緒していただいた方々も同様です。半数の方が名古屋からの遠征だったので解散時間を早めに設定したのに事故処理が終わる頃には日が暮れ初めておりました。当日は交通誘導や車両の移動を手伝っていただき本当にありがとうございました。そして申し訳ありませんでした。さとさんに至っては麓まで搬送されるバイクへの付き添いのみならず自宅まで送り届けていただきました。
樹海の手前で起こった事故と考えるとゾッとしますが異変を察知しながらも慎重を欠いた僕に全ての責任があります。対向車が来るのがあと1秒遅かったら滑走しながらバイクもろとも正面衝突でしたしタイミングが同じでも1台目が軽ではなくダンプだったら下に潜り込んで・・・等考え出すとキリがありませんが今回素直に「生かされた」と思いました。様々な条件によっては骨折なんて当たり前、最悪命を落としていました。
夏場のエンジン熱を避けるために常に革パンを穿いていたのが功を奏し、下半身を中心に滑走したのに破れることもなく軽い打撲で済みました。これがジーパンやナイロンパンツだったら相当のダメージであったことは想像に難くありません。また、春夏用の薄いグローブでも効果は絶大で僕の手を擦り傷3箇所のみで守ってくれました。今回の事故の中では身体は最小限のダメージと思います。
僕が言うのもおこがましいのですが装備は本当に重要です。革パンを穿いていたら防げた傷・簡易的でもプロテクターを付けていれば助かった命というのはそこかしこにあると思います。皆さんに何かを強要する気は毛頭ありませんが少しでも何かを感じていただければ僕の事故報告は無駄にはならないのかななんて思います。
これでも考えに考え抜いてライダー復活を決めました。この選択を聞くと家族や恋人よりも自分の趣味を優先させたように聞こえてしまうかもしれませんが装備に気を付け安全運転するということしか今は言えません。我を通す結果になり、再び乗るということは当然それ相応のリスクと覚悟を伴いますがバイクという乗り物が心から好きだと再認識したのでまだ楽しみたいと思います。
今回の全てのことを何一つ無駄にすることなく教訓にし、この「生かされた命」を全うしたいと思います。バイクはまだしばらくお預けとなりますが、復帰した際にはまた一緒に走っていただければこれ以上の幸せはありません。いつもの文体に戻るまでまだ時間はかかるかもしれませんが今後とも宜しくお願い致します! ただ、楽しい記事を拝見するとまた気が滅入ってしまうので(意外とナイーブ)皆さんのブログ訪問はもう少しお預けさせていただければと思います。
ご心配いただき本当にありがとうございました!
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