『構造工学の薦め』 〜「秋迎え 向日葵色を 還しけり」

識らないこと以外は何でも識っている 『薄学』 阿奉さんが語る自然界構造形態と人工の構造形態の類似性。還暦2歳!ブログ再開!

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私は、昭和27年の生まれ。終戦から7年目にこの世に生を受けた。
昭和22年〜27年の5年間、所謂「団塊の世代」と呼ばれる先輩達が生まれた。
この世代は、ジローズの「戦争を知らない子供達」に歌われたように、日本国の復興と共に、戦後の平和教育を受け、高度成長の恩恵を受けながらも、米ソ冷戦の時代、ベトナム反戦、70年安保と、今の若者とは違う政治的にも大人びていたように思う。

1940年12月8日 日米開戦によせて、不遜にも「歴史観」の重要さを書かせていただいたが、その前後に、ブログのお仲間と、『あの戦争とは何だったのか』を、主に庶民の視点から論じあっている。

その議論の中心となる人達に、所謂「団塊ジュニア」の世代の方が何人かいらっしゃるのには、正直驚いた。

「真珠湾攻撃」 ; これは、シカゴに留学中の女性の記事。日本語、英語併せて36件のコメントが付いている。

”DECEMBER. 7. 1941” 〜65年後の この日を迎えて〜 ; この方はハワイにお住まいの女性。コメントの数は32.

「夏の終わりと旧陸軍士官学校一号館」「 '70.11.25 市ヶ谷」 これは、取り壊された、三島割腹の舞台となった、「旧陸軍士官学校一号館」後に、東京裁判の法廷となった建物にまつわるお話である。

「じいちゃんの机」 , 「強い心」 これは、満州で苦労されたお祖父様のお話。

一方、この戦争の時代を実体験として生きた方々も、ブログという新しい手段で、戦争を語り継ごうとされている。
「老兵の繰り言」がそれで、12/8には 「大東亜戦争勃発」という記事を書かれている。

そうだ、我々世代は「太平洋戦争」とか「第二次世界大戦」といった言い方をするが、大東亜戦争だったのだ。
なぜ「大東亜戦争」というかも教えてくれている。

賛否両論はあるものの、戦争放棄、平和日本のこの国に、警察予備隊(私の生年と同じ昭和27年発足)→自衛隊 となった「国軍」(語弊があるか・・)を司る官庁も、「防衛庁」から「防衛省」に格上げされる。

英国で、ロシア人スパイが暗殺されるなど、9.11テロを境に、また世の中が少しきな臭くなってきている。


戦後60年も経つと、世代も二世代入れ替わり、戦争の記憶も風化してくる。

こんな時にこそ、脚下照光。我々の、現在の平和を見直すために、昭和史を再考したいと思うが如何だろうか。


今、折しも硫黄島の戦いを描いた、クリント・イーストウッドの二つの映画作品が話題となっている。
「硫黄島からの手紙」 と 「父親たちの星条旗」 がそれだ。

映画を観て、あの時代の時代背景を身近に感じるのもいいだろう。
また、ノンフィクションを読んで、教科書的ではない歴史の真実を知るのも良かろう。

長くなってしまった。今回、ご紹介するのは、

『瀬島龍三 参謀の昭和史』保坂正康         文芸春秋

もう絶版かも知れない。

しかし、日本がアメリカと開戦するとき、そして敗戦の時、この一人の陸軍高級参謀 瀬島龍三氏がどんな行いをしたのか、驚くべきエリートの背信行為を克明にドキュメントしている、保坂正康氏の代表作。


山崎豊子の小説『不毛地帯』の主人公壱岐正中佐のモデルと言われた、瀬島龍三氏。
「―先の大戦において私の命令だというので、戦線の第一線に立って戦った将兵たちを咎めるわけにはいかない。しかし許しがたいのは、この戦争を計画し、開戦を促し、全部に渡ってそれを行い、なおかつ敗戦の後も引き続き日本の国家権力の有力な立場にあって、指導的役割を果たし戦争責任の回避を行っている者である。瀬島のような者がそれだ」
昭和天皇が言ったという逸話がありますが・・・

瀬島氏自ら書いた、『大東亜戦争の実相』も読んでみましたが、この読後感は、別稿としたいと思います。

是非読まれるべし。

戦争を知らない世代の官僚と官僚機構が狡知に、世論を誘導する時代がまた来ないことを祈って・・・

閉じる コメント(9)

感激です。私の記事をこんな立派な阿奉さんの記事に引用してもらえるとは。じつはイースウッドの父親達の星条旗を観た感想を書いています。是非、こちらもご覧ください。硫黄島からの手紙は原作の本を読んでいて、この記事の中にその書評もリンクされています。 http://blogs.yahoo.co.jp/ayazogogo/23226782.html?p=2&t=2 取り急ぎ、ご挨拶まで。この記事、しっかり拝読し、またコメントします。

2006/12/15(金) 午後 2:09 [ あやぞう ]

こんな立派なとこに私のブログが…。皆様のブログも読ませていただきました。…私一人だけアホな事書いてるし…、恥ずかしいですが、嬉しいです。歴史は勝ち組の歴史なんですよね。勝った方が常に正義。そこに注目までさせずに、授業でサクサク進んでいるのも(最近授業自体してなかったとこもあるようですが)な〜んか問題じゃないかな〜と思います。私は少なくとも、表面的な結論で終るのがおもしろくなかったのです。

2006/12/15(金) 午後 7:50 すず

あやぞうさん、ありがとうございました。米国に留学する前に日本のことをよく知っておこうという貴女のお考え素晴らしいと思いました。栗原中将のお話もこれから記事にしたいと思っています。これからも宜しくお願いいたします。

2006/12/16(土) 午前 8:07 あほさん きまま

すずさんも、引用させていただいてありがとうございました。 戦争を語り継ぐということが、次第に難しくなってきています。お祖父様の机にその記憶が刻まれているのですね。

2006/12/16(土) 午前 8:10 あほさん きまま

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そうですね、戦争を語り継ぐことが難しくなっている昨今。私には、この歴史の事実を受け取る側にある人の質が段々変わって来てしまったようにも感じています。決して繰り返されず、巻き込まれない為にも風化させてはいけないんですよね。

2006/12/16(土) 午後 9:05 [ - ]

もねさん、日本のことだけを考えると少し平和ぼけになっている我々ですが、地球上の多くの地域で悲惨な戦いがある現実を、真摯に考えなければならないですね。

2006/12/17(日) 午前 0:01 あほさん きまま

瀬島龍三氏がお亡くなりになられました。TBさせてください。

2007/9/9(日) 午前 0:18 [ zen*92*1* ]

「参謀の 記憶の中の 昭和逝く」「人生を二度生きた人だったかもしれません。ご冥福をお祈りいたします。

2007/9/9(日) 午後 3:04 あほさん きまま

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読む必要なし。

2008/2/1(金) 午前 6:49 [ カマシ ]

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