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2009年08月12日
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維持管理の怠慢か当初の設計ミスか「日経コンストラクション」ケンプラッツ より、2009/04/21、米ミネアポリス落橋事故同橋の支承が腐食して十分に動かない恐れがあることは、米国の建設コンサルタント会社であるURS社が2006年までに実施した調査で判明していた。さらに、トラスの格点で部材同士を連結するガセットプレートと呼ぶ鋼板の一部が湾曲していることもわかっていた。しかし、橋の健全度を評価する業務を州から受託した同社は、橋が崩落する危険まで指摘していなかった。 「支承の腐食やガセットプレートの湾曲などから、URS社は橋の崩落を予想できたにもかかわらず、州に報告しなかった。補修工事を実施していたプログレッシブコントラクターズ社にも責任がある」と、メサリー弁護士は言う。2009年8月までに州の裁判所に提訴する考えだ。湾曲したガセットプレート。URS社が橋の健全度調査の際に撮影した。このガセットプレートは崩落後の調査で、必要な厚さの半分しかないことが判明した(写真:米国家運輸安全委員会) |
ミシシッピ川に崩落した州間高速道路35W号線の橋。中央径間がほぼ真下に落ちたのに対し、右岸のP6橋脚付近では、トラスの部材がねじれるように崩れた。写真右上に見えるのは、1929年に完成した10番街橋(写真:ミネソタ州交通局)ローラー支承がさびて、動かなかったことが崩落を招いた――。2007年8月に米ミネソタ州ミネアポリス市で起きた州間高速道路35W号線の橋の崩落事故をめぐり、新たな原因を指摘する声が上がっている。 P6橋脚に据え付けられていたローラー支承。2003年6月に撮影(写真:ミネソタ州交通局)主張しているのは、ミネソタ州のクリス・メサリー弁護士だ。2009年3月下旬に明らかにした。メサリー弁護士は、事故の遺族や負傷者の訴訟代理人を務めている。 崩落したのは、ミシシッピ川をまたぐ橋長324mの鋼3径間連続トラス橋。13人が死亡し、145人が負傷した。メサリー弁護士は事故原因を究明するため、構造設計を得意とするTomasetti ソーントン・トマセッティー社に独自調査を依頼していた。 その結果、P6橋脚にあるローラー支承が動かなかった場合、夏の日差しや高温で膨張しようとするトラス部材が自由に動けず、部材内に想定外の応力が発生。さらに、床版の補修工事のために床版上に置いていた計260tの資機材の偏荷重が加わり、崩落の引き金になることがわかった。中央径間にあるトラスの下弦材の格点が、最初に破断した可能性があるという。http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20090421/532153/ph002.jpg2006年5月に撮影した崩落前の橋の様子。写真手前にあるP6橋脚のローラー支承付近にさびが見える(写真:Todd Murray) |
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