『構造工学の薦め』 〜「秋迎え 向日葵色を 還しけり」

識らないこと以外は何でも識っている 『薄学』 阿奉さんが語る自然界構造形態と人工の構造形態の類似性。還暦2歳!ブログ再開!

阿奉賛気儘構造工学

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[img(http://www.strand7.com/html/archive/Transportation/roller.gif)]]

建築・土木・機械・・・・この世の構造物を、「構造工学」という眼で見つめ直すと、共通性が見えてくる。

阿奉さんの本業、「技術コンサルタント」の視点から、色々な話題を提供したいと思います。

構造工学に用いられるFEMの一つ Strand 7
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新学期から定時制工業高校で「自動車工学」の授業を担当します。

範囲が広いので今回は最近のハイブリッドカー電気自動車に関して教えようと思います。
このブログ記事は講義用資料の準備として覚え書きを書き留めてゆきたいと考えています。

宜しければおつきあい下さい。
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約2年前に「東京タワーブームだそうです・・・新東京タワーのデザインどう思いますか?」と言う記事を書きました。「設計は、「現」東京タワーと同じ、日建設計
建設工事も始まり、2011年の完成を目指しています。
     
ここに『高さと機能美の両立〜新タワー(東京スカイツリー)』という設計コンセプトを書いた記事があります。十分な構造的な検討が行われているとは思いますが、隅田川沿いの敷地で、基礎工事は相当大変な事に成るんでしょうね・・・」と言う若干の危惧を述べました。

あれだけの高さのスレンダーなタワーが、隅田川の河川敷に近い昔は中州であったと思われる所に建設されると言うことに直感的な違和感を感じたからです。下の図は東京の地下横断図です。
建設地の隅田川周辺は土質が軟弱で地下水位も高いことが分かります。
     https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/a7/6e/srfch485/folder/544009/img_544009_58636901_0?1252453840
これだけ高い構造物となると、自重も相当なものになりますが、このタワーが地震時に受ける地震時水平力や風による水平力は膨大なものになり、その水平力はこのタワーを転倒させようと作用します。従ってタワーの根本には「転倒モーメント」(Overturning Moment)という巨大な力が働き、この力に抵抗するのは基礎構造物の「踏ん張り」抵抗モーメントが必要になり、基礎の大きさは一般の方の想像を絶する巨大なものになります。
丁度それは、巨木の根っこが思いも拠らないほど深くまで張っているのに似ています。
     https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/a7/6e/srfch485/folder/544009/img_544009_58636901_1?1252457243
大樹の根が、その大樹の高さに相当するほどの深い根を張っているという事と比較して、このタワーの基礎構造がどんな風に工夫されているか明確に情報開示されていないことが私の心配材料でもあります。(杞憂であればいいのですが・・・)

東京の地下水位が年々上昇していることをご存じですか?地下水は地下構造物に浮力を与えます。その浮力の影響を打ち消すためには基礎のボリュームを大きくする、基礎杭の打ち込み深さを深くして、地盤との摩擦によって抗するなどの必要があります。ここに「東京沈没」という地下水位の上昇がどんな影響を建物に及ぼすかを解説した記事もあります。

工事を請け負う大林組の東京スカイツリー関連のHPは、かなり充実していますが・・・・
     最先端技術と総合力で、『「東京スカイツリー」は私たち大林組が、つくります』
     『3本の脚をそれぞれに組み立てるには』
基礎の構造については『基礎工法:場所打ちコンクリート造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造
』とある程度で、詳しくは情報開示がなされていません。
一部、「株式会社大林組  東京本社建築本部特殊工法部 部長 佐藤眞弘氏」の談話記事によると「ナックル・ウォール工法(節付き壁杭)」という特殊工法により基礎の引き抜きに抵抗する工法をとるそうですが、この工法は周囲の地盤・土質が強固でせん断力に抵抗できるだけの粘性というか、摩擦力がなければ成り立たない工法に思えます。(私は土質工学の専門家ではありませんので杞憂かもしれません・・)
     http://www.skytree-obayashi.com/artifice/detail01/images/img05.jpg
ともかく、日本の土木建築のエリート達が熟慮を重ねて設計しているのだから、その設計思想通りに力学が成立し、安全なタワーが完成することを望みます。

今後も、工事に進展に沿って、私の独断と偏見の感想を書いていこうと思います。

     

     

工作機械

工作機械

工作機械
工作機械 (machine tool) とは、機械部品を作り出す機械である。一般に加工対象物もしくは工具の運動(回転または直線移動)によって、加工対象物を削り取り目的の形状に加工する。工作機械を構成する要素は3つあり、加工対象物もしくは工具に運動を与える動力、動力を特定の運動に変える案内機構、加工対象物を削り取る加工工具からなる。 おもな工作機械として、旋盤、歯切り盤、ボール盤、中ぐり盤、フライス盤、研削盤などがある。 加工対象物としては、金属や木材やプラスティックなどがある。

近年では、案内機構にリニアスケールを搭載して数値制御を行うNC加工で、機械加工を自動化した工作機械が主流である。また、機械加工以外の作業も自動化するために、工具と加工対象物を自動で交換するATC (オートツールチェンジャー) ・APC (オートパレットチェンジャー)を搭載する物もある。これらの機能を搭載した装置は「ターニングセンタ」「マシニングセンタ」等とも呼ばれている。

       

       

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公共インフラの情報公開〜米国と日本との格差

旧盆である。こんな折も折、豪雨・台風そして地震という自然の驚異に曝されて、[駿河湾を震源とする地震による東名高速道路の復旧状況 -2009年8月13日11時 時点- 東名高速道路の路面が約100mにわたって崩落]した。
       

       

       

そこで思い出すのは、2年前の米国ミネアポリスでの高速道路橋の崩落事故である。

今度の、「東名高速道路の路面崩落」事故は、幸いに死傷者が出なかったのが幸いだが、一つ間違えば、「ミネアポリス高速道路橋崩落」の悪夢の再現だった。

このところ、「ミネアポリス高速道路橋崩落」の件を再度調べている。2年前の今頃、インターネットで公開される情報を拾いながら、私なりにこの鉄橋崩落事故の原因究明を試みた。この関連記事は「ミネソタ高速道路橋崩落事故」と題する書庫に纏めてある。
       https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/a7/6e/srfch485/folder/1508733/img_1508733_58536370_0?1250195603

事故の原因は、「設計当時のガセットプレートの計算ミスで、強度が1/2程度しかなかったため」とされ一件落着と見えたが、最近にになって、「橋の管理者である『』が保守・補修を怠ったのが主原因」とする被害者の弁護団弁護士の主張が取りざたされ、この崩壊原因究明が再燃している。

この様な訴訟が可能なのは、米国の公共インフラに関する情報公開の明朗さにあると私は思う。2年前、この高速道路橋崩落事故をインターネットのみで調べていた折に発見したのだが、当のミネアポリス交通局が、崩落したI-35W橋の膨大な図面を電子アーカイブとして公開していた事を知ったときの驚きだ。
『崩落したI−35W橋梁の詳細設計図書発見 〜 恐るべし!米国の情報開示力 』

それにひきかえ、今回の高速道路崩落の当事者「中日本高速道路(元の「高速道路公団」)」の情報記事の低さだ。
「東名集中工事」というHPがあるが、この喫緊の事故に関しては一切触れておらず、「重要なお知らせ」として復旧見通しに関する数行の告知をしているだけ。

国土交通省は現時点で「『土砂災害危険箇所点検緊急支援チーム』を派遣」とと言う一般論を開示しているのみ。

一点、評価に値するのは国土地理院が「東名高速道路牧之原サービスエリア付近の路肩崩落」と題する情報を開示している点だろう。
       https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/a7/6e/srfch485/folder/544009/img_544009_58544200_1?1250243351

       https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/a7/6e/srfch485/folder/544009/img_544009_58544200_2?1250243504

いずれにせよ、この緊急復旧工事の後に、崩落原因の解明や、道路設計や工事に問題がなかったかなど論議されるだろうが、もっともっと、米国のような情報開示の姿勢が望まれる。

iDVD開発の頃・・・・今から約10年前のお話ですが

私とマルチメディアとの付き合いはほぼ10年前に遡る。当時勤めていたエンジニアリング会社の新規事業で映像事業を担当した1998年からである。
前にお話しした新日鐵出身のシニアエンジニア曽我弘さんが興したシリコンバレー、サンノゼにあったスプルース・テクノロジー社に私が勤務していた会社が出資し、映像事業の責任者としてサンノゼに3ヶ月ほど出張したのが、その切っ掛けである。

プラントの設計会社の土建構造物の数値解析が専門であった関係から、当時最先端のメディアであったDVDをエンターテイメント以外の分野で活用する方法を種々検討して商品化を図っていた。

以下にお見せするビデオは、2000年に岐阜県大垣市で開催されたEUROGIFU 2000(ユーロ・岐阜2000)というユーロ各国と日本の通産省共済の国際コンベンションで、DVDの新しい活用法を講演した時の記録である。

       http://jp.youtube.com/v/XO29oXXpvgI
今から10年前の、若々しい私の姿があります。(少し照れます・・)今ではDVDは映画、音楽の記録媒体として当たり前になっていますが、今から10年前までは、未だ未だこれからのメディアとして知名度も薄く、DVDコンテンツを創るオーサリングソフトも、機材も高価な時代でした。
       http://jp.youtube.com/v/bNk_yaNWKn8
私自身が建築の構造技術者であったことと、スプルース社のCEO曽我さんが製鉄エンジニアの出身であったこともあり、DVDをエンターテイメント意外の用途で活用するプロジェクトをいくつか立ち上げて世に問うていた時代のプロモーションがこの映像です。

高解像度の動画とインターネットが連動するコンテンツを提案するために「iDVD」(あい・でぃーぶいでぃー)と言う商標を考え、特許庁に商標登録申請しましたが、それを知ったアップル・ジャパンもこの商標を登録しようと目論んでおり登録申請の取り下げを要求してきたり、色々面白い経験もしました。

この件は、アップル・ジャパンと協議して商標登録権を譲渡し、アップルが正式な商標として、Apple iDVDを使っています。

我々が考えていた、インターネットと連動するDVDと言うコンセプトは、今のアップルiDVDには微塵も残っていないことを考えると、もう少し粘って我々が商標登録権を手放さなければ良かったとも思いますが、なにせコンセプトがある意味で早すぎたようにも思っています。

今、当初われわれが考えていたインターネットを連動するDVDは、ビジョネアと言う会社が継承していますがアイデアと技術は我々スプルース陣営が先行していたのにと悔やまれます。

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