『構造工学の薦め』 〜「秋迎え 向日葵色を 還しけり」

識らないこと以外は何でも識っている 『薄学』 阿奉さんが語る自然界構造形態と人工の構造形態の類似性。還暦2歳!ブログ再開!

阿奉讃読書・シネマ

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「博学」ならぬ「薄学」のシニア・エンジニア 阿奉さんが薦める「至玉」の本のかずかす・・

        http://img.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/a7/6e/srfch485/folder/553965/img_553965_8356063_0?20050808052507.jpg

とにかく、雑多な、ジャンルを問わない、阿奉さんの性格そのままのランダム書庫です。

「フューチャリスト宣言」梅田望夫/茂木健一郎
『散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道』
『瀬島龍三 参謀の昭和史』保坂正康
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「バルトの楽園」(Baruto no Gakuen)家内と、シニア割引で観てきました

話題の映画「バルトの楽園」(「がくえん」・「らくえん」掛詞ですね〜) 観てきました。お薦めします。学生さん!ドイツ語の勉強にもなります。

収容所副官を演ずる 國村準 のドイツ語が特に優秀です。


「バルトの楽園」は、第一次世界大戦中の徳島県鳴門市の板東俘虜収容所を舞台に、 軍人でありながら、生きる自由と平等の信念を貫き通した所長・松江豊寿(まつえとよひさ)の指導によって、ドイツ人捕虜たちが収容所員や地元民と交流を深め、 ベートーベン作曲の「交響曲第九番 歓喜の歌」を日本で初めて演奏したという奇跡的な実話をベースに描く感動大作です。
主人公の松江豊寿は会津出身で、戦時中においても武士道を貫いた人です。 
江戸末期の戊辰戦争において会津藩は、新政府軍に敗れます。 
戦後においても会津の人々は、青森県の斗南藩への移住を命じられ、苛酷な環境の中、たくさんの人が飢えと寒さで病死しました。 
明治に入ってからも数々の不遇を受けた会津ですが、こうした環境は、逆に多くの人物を輩出しました。陸軍少将の山川浩、東京帝国大学総長の山川健次郎、福島県初の陸軍大将となった柴五朗・・・。皆人格者としても知られています。
「会津市HP」より抜粋]

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1970年に公開されたイタリア映画の「ひまわり」


若い方はご覧になったことはあまりないと思います。

「戦争に引き裂かれた男と女の愛の物語」、 二人は愛し合いながらも戦争で引き裂かれ、ジョバンナはわずかな手がかりを頼りに、アントニオを捜して遠くロシア(旧ソ連)に渡ります。やっと再会を果たすものの、そこには悲しすぎる現実が待っているわけで・・・


主演はソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニ、監督はヴィットリオ・デ・シーカ、そして音楽はヘンリー・マンシーニ


タイトルバックの音楽と一面に咲き乱れるひまわりが、美しくも悲しい物語を予感させます。

映画の中で繰り返し流れるヘンリー・マンシーニの音楽は、切なくなるような美しさを秘めています。







この映画以降、私にとって元気の象徴的存在であったヒマワリが、少し悲しげ見えて。映画「ひまわり」での「ヒマワリ」は、ただ元気なだけでなく哀愁をおびた大人のヒマワリなのです。悲しみに打ちひしがれても、力強く生きていかなくてはならない彼女の気持ちが、悲しみをいっそう誘うのです。

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自分に渇!

「力持て 命育む 水の如く」 阿奉

黒田如水

黒田如水 (くろだじょすい) 天文十五〜慶長九(1546〜1604)歴史上、有名な武将ではなく、名脇役と言える武将。豊臣秀吉の臣下で、竹中半兵衛重隆とならぶ智将であった。

「黒田如水の館」

黒田如水の辞世の歌をご紹介します。

「おもひをく 言の葉なくてつひに行く                                  道はまよはじ なるにまかせて」

堂々たる人生だった事が忍ばれますね・・・

司馬遼太郎氏の『播磨灘物語』も、黒田如水が主人公の作品

http://images-jp.amazon.com/images/P/4062739321.09.LZZZZZZZ.jpg
司馬遼太郎『播磨灘物語』

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「君を送りて 思ふことあり 蚊帳に泣く」 子規

「足しびれて 邯鄲の昼寝 夢さめぬ」 子規

「古団扇 涙の迹を 見らるるな」 子規

「坂の上の雲」

司馬遼太郎著 「坂の上の雲」が遂に2009年のNHK大河ドラマに決定したと言う

NHK21世紀スペシャル大河「坂の上の雲」

この話は、数年前にもあったが、たち切れになっていた。

ここ数年、NHK大河ドラマは観ていない。司馬遼の「坂の上の雲」久々に期待できる。


「坂の上の雲」を読み返している。20代の頃読んだ時とは違う感慨がある。

幕末から、明治維新、そして列強に互して近代国家の建設に奔走する明治の若者群像である。

四国松山藩の下級氏族、秋山好古(よしふる)・秋山真之(さねゆき)兄弟と、正岡子規を軸に、戊辰戦争・西南の役、日清戦争・日露戦争へと物語は展開する。

秋山兄弟

明治維新では幕府方に付いた、隣は土佐藩。旧松久藩の家臣の子弟達の栄達の道は、学問を修めることにしか端緒はなかった。

陸軍軍人になった兄・秋山好古はほとんど何もないところから陸軍騎兵部隊を世界最強のコサック騎兵部隊に伍するところまでに育てあげた。

http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Lake/6006/retsuden/yoshihurupict.jpg
秋山好古

弟の秋山真之は海軍に進み、日本海海戦における斬新な戦術をあみだし、世界海戦史上例を見ない完勝への道を開いた。

http://www.jacar.go.jp/img3/saneyuki_01.jpg
秋山真之

真之の幼なじみ正岡子規は、文学者として、俳句・短歌を革新するとともにだれもが使うことができる日本語の散文をつくりあげた。

http://www.z-flag.jp/sakakumo/shiki/images/shiki_1.jpg
正岡子規

秋山真之と正岡子規は、苦学の末東京大学の前身「大学予備門」に進み、同じ下宿に住まい文学論を戦わせるが、秋山真之は思うことがあり、兄・好古と同じ軍人の道に転向する。

真之が、子規には内緒で「大学予備門」を退学する下り・・・

    正岡常則殿
    と、見おぼえのある筆跡でかかれた封筒が机のうえにのっている。
    (なんぞな)とおもってひらくと、はたして真之の手紙であり、子規は
    おもわず窓ぎわへ走った。
    障子をあけ、そとの雨あかりを入れてひらくと手紙は数行であった。

「予は都合あり、予備門を退学せり。志を変じ、海軍において身を立てんとす。愧ずらくは兄との約束を反故にせしことにして、いまより海上へ去る上はふたたび兄と相会うことなかるべし。自愛を祈る」

    という意味のもので、この年齢の若者らしく感傷にみちている。
    子規は、しばらくぼう然とした。やがて、壁の上をみた。そこに
    鉛筆の線で大きく人のかたちが描かれている。
    かつて真之がかいたものであった。
    真之は徹夜勉強が得意で、寄席などへ行ったあとはかならずこれをやった。
    あるとき子規も、「あしもやる」と言い、−−−徹夜の競争じゃ。
    といいながら机をならべたのだが、夜半になると子規の体力が尽き
    ついに壁にもたれてねむりこけてしまった。
    真之はのちの証拠としてその人がたを鉛筆でとった。
   (あげなことしおって)と、その壁の線描をみているうちに
    真之の手紙の感傷がのりうつったのか、涙があふれて始末にこまった。
    なにやらこれで真之とは今生のわかれであるような、そんな気がした。

真之は築地にあった「海軍兵学寮」を修了し、米国留学等を経験し、海軍参謀への道を歩む。

正岡子規と言えば、東京帝国大学国文科に進むも、思うことがあり中退し恩人の経営する新聞社「日本」の文藝担当記者として日本古来の文藝「俳句」「短歌」の近代化・学問的意味づけを行う。

正岡子規は、ご存じのとおり35歳で結核のため夭折する。

軍人と俳人(文学者)と、二人の道は分かれたが、二人のお互いの敬愛と友情は終生変わる事がなかった。

ここで子規がアメリカ留学する秋山真之を想って詠んだ句を紹介する。

「君を送りて 思ふことあり 蚊帳に泣く」 子規


「足しびれて 邯鄲の昼寝 夢さめぬ」 子規

   あししびれて かんたんのひるね ゆめさめぬ
   邯鄲は中国の地名。以下は唐時代の沈既済による説話集『枕中記』より。
   『むかし、廬生という貧しい男が、邯鄲近くの宿で老道士の呂翁と会った。
    廬生は老道士から青磁の枕を借りてうたたねをした。
    すると幸運にめぐまれて栄華をきわめた。ところがそれは現実ではなく、黄粱が炊ける
    あいだに見た夢でしかなかった。これを「廬生の夢」ともいう。』
  
  子規もまた秋山を見送ったあと、昼寝をして、世界をかけめぐる夢でも見たのだろうか。
  目がさめると、自分ひとりでは一歩もうごけない病人でしかないと、子規は改めて知る。
  それでも夢を捨てきれない。 

「古団扇 涙の迹を 見らるるな」 子規

ふるうちわ なみだのあとを みらるるな
米国海軍の視察留学に向かうという、自分の夢を存分に実現させようとしている秋山を、結核の病にむしばまれ苦しみの中にある子規はどれほどうらやましく思っただろう。だから、母や妹から見られないように、古いうちわで顔を隠した。

子規と真之の友情を、正岡子規の高弟「高浜虚子」の門下生、「酒井黙禅」はこう読んでいる。

「梅が香やおまへとあしの子規真之(しきしんし)」 酒井黙禅

「酒井黙禅」の歌碑

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オジサンですから、「冬ソナ」も噂で知っている程度、ヨン様も無関心・・・

唯一「チェ・ジュー」姫には多少感心がアル程度だった阿奉さん・・

カミサンのご要望でのシニア夫婦割引で、初めて韓国映画「タイフーン」を観ました。

イヤー・・・良かった!素晴らしかった!一挙に韓国映画のファンになってしまった。

チャン・ドンゴンも、イ・ジョンジェも、りりしい!日本の若者にない(失礼)野性味がある。

「チャン・ドンゴン韓国公式サイト」
「チャン・ドンゴン日本公式サイト」
http://www.jangdonggun.jp/images/prof_jang02.jpg
「イ・ジョンジェ公式サイト」
http://leejungjae.fc2web.com/「イ・ジョンジェ日本ファンサイト」
http://www.hf.rim.or.jp/~t-sanjin/image/ijonje_p.jpg

朝鮮半島の南北問題をテーマに、「家族・姉弟」の別離と再会、希望と絶望・・・、祖国・同胞を身を挺して衛る。日本海を隔てた隣国の緊張感を肌身で感じる映画でした。

丁度、「竹島問題」で日韓に緊張が走っている、先週の金曜日でしたので、緊迫感もひとしおでした。

観るべし!お薦めします。

「タイフーン TYPHOON」公式サイト

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