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3日連続のゲリラ雷雨で
気温がだいぶ下がってた
長袖にアイロンをかけてた
だからこんなに暑いのに
なんか譲れなくて
袖をまくってそれを着て出た
久しぶりの学校
地下にある体育館
馴染んでないクラスの
16番目に座る
1人ぐらいいなくなってもいいのに
誰もいなくなってなかった
もちろん、あたしも
ちょっと焼けた相棒と
坊主になった斜め前の子
白髪染めがばればれの先生
焦っていたのは
終わってない宿題のせいでも
偏頭痛のせいでもない
朝すれ違ったあの子が
何も変わってなくてよかった
なんとなく集まる休み時間
1年の時のクラスメイト
夏休みの思い出話
誰の思い出にも出てこないあたし
当たり前だ
誰にも会ってない
でも不意に
やっぱり1年のメンツだよね、って
1人が言った
あたしだけじゃなかった
誰もどこにも行かないけど
あたしだけじゃなかった
いきなりなんだよ、って
もう1人が笑う
皆も笑う
もちろん、あたしも
チャイムが鳴る
馴染んでないクラスに走る
きっとまた寝てしまうだろう
安心した瞬間
汗ばんだシャツの冷たさ
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