。*.゜華麗舞咲゜・*。†youthful days...†

訪問ありがとうございます(*´∀`*)2008年もどうぞよろしく!

・゚☆.。.君去りし夏:*・゚☆

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ここで新たな企画スタート!!4人で短編リレー小説を書ぃてぃきたぃと思います'`ィ(´∀`∩) 
季節は夏の青春物語(ノ_・。)
璃子と和也の忘れられない 夏の思い出を 今、ここに・・・。
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第18話 君去りし夏

   「はい!おしまい!!これが、パパの初恋の話!!」

   「ふ〜ん。その女の子の名前何て言うの?」

   「さぁ、忘れたなぁ〜。」

   「えぇ〜〜!!忘れたの?その女の子かわいそう〜。」

   本当は忘れるはずが無い。
   でも、さすがに僕の初恋相手の名前を自分の娘に付けたとは言えないだろう。

   僕は綺麗な夕焼けを見せようと、あの秘密の洞穴に娘を連れてきていた。

   「璃子、その女の子の為に星の砂集めてくる!!!」

   「えぇ〜〜!!大変だよ〜。それに、もしかしたら願い事はもう叶わないかもしれない。」

   僕は意地悪そうに言う。

   「いいの!!!」

   そう言うと璃子は海に向かって駆け出した。

   洞穴の入り口からは、眩しいくらいの夕焼けの光があふれていた・・・




                 〜君去りし夏〜   完

   

第17話 別れ

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   僕は朝日よりも早く目を覚ました。

   窓から見える璃子の姿。僕はあわてて階段を駆け下りて海へ行った。

   そこにはぼんやりと突っ立っている璃子の姿。

   でも、いつもと違った。よく見ると璃子の体を通して海の景色が見えている。

   (透けてる・・・璃子が・・・透けている・・・)

   僕は唖然としていた。そんな現実を受け入れたくなくてこれは夢だと呟く。

   すると突然歩き出す璃子。

   「璃子・・・」

   思わず声が漏れる。

   歩き続ける璃子。

   「待って!!」

   バシャバシャと水しぶきをあげながら璃子を追う。

   璃子は海の上を歩いていた。

   僕はびしょ濡れになりながら叫んだ。

   「璃子ーーーーー!!!!!」

   涙が溢れ出てきた。男なのに泣くなんてみっともない・・・でも。

   僕は悔しくて悲しくて、無我夢中になりながら璃子を追いかけ泳いだ。

   「璃子ーーーーー!!!!!待って!!!待って・・・」

   息が切れて声も出なかった。

   その時、急に璃子が振り返った。
 
   「璃子・・・」

   璃子はまたあの楽しかった日々の様にこっちに向かって大きく手を振った。

   笑ってる様にも、泣いている様にも見えた。幸せそうにもみえたし辛そうにもみえた。

   璃子はそのまま海へと綺麗に飛び込んだ。それは、今までみたどんな魚よりも美しく、
   朝焼けの光へと泳いでいった。

   


   僕は瑠璃色の海に、独り取り残されてしまった・・・・・

   眩しい朝日が僕を照らしつける中、僕は泣いていた。

   その涙は、瑠璃色の深海へと落ちていった・・・・・

   

第16話 過去と現実

イメージ 1

イメージ 2

   璃子は泣きじゃくりながら僕に言った。

   「ねぇ・・・ねぇ・・・。

    生きたいよ・・・・・生きたいよ!!!!!!!!

    私が悪いのね・・・・全部私せいなのよ!!!!」

   璃子はその場で、持っていビンの星の砂をそこらじゅうにばら撒きだした。

   「あっ!!!!」

   僕は思わず声をあげた。

   「こんなもの!!!いらないわよ!!!・・・もう・・・

     もう・・・・・遅かった・・・」

   絶望したようにうずくまる璃子に、僕は出来る限り優しく、でも強く問いかけた。

   「璃子・・・璃子はさぁ、どうして・・・・・。

     今までの事、教えて?璃子の過去の事・・・全部教えて?」

   しばらく息が上がっていた璃子は、ゆっくり深呼吸してから少し考えた。

   「過去の事・・・」

   璃子はそのまま黙りこくってしまった。

   「俺には言えない?・・・・あっ、無理に言わなくてもいいんだよ。でも・・・」

   璃子がさえぎった。

   「違うの!・・・・・そうじゃなくって・・・・・ただ・・・思い出せないのよ・・・・
    自分の過去が・・・。うっすらと覚えてるのは・・・う〜ん。
    海が大好きなぼうやと・・・・・甘くてやわらかいアップルパイ・・・それと・・・」

   今度は僕が璃子の言葉をさえぎった。

   「アップルパイ・・・?」

   「えぇ、そうよ。アップルパイ。
    よく、その海が好きなぼうやと食べたわ。あのぼうや、確か口のまわりにいっぱい
    りんごを付けながら食べてたっけ・・・。一回は喉に詰まらせた事もあったわ。
    それと・・・そのぼうやとあなた、少しだけ似てるわよね。あのぼうやの顔、一目でも
    見ておけば良かったなぁ〜。」

   璃子は、寂しそうに笑うとゆっくりと立ち上がった。

   「・・・・・えっと

                      それじゃぁ・・・・・」

   「待って!!」

   僕は璃子のワンピースの裾をつかんだ。璃子はびっくりした様子でまた座る。

   「璃子・・・・俺だよ・・・。

   「・・・・・?」

   「それ・・・僕だよ・・・。」

   僕は少し笑った。

   「アップルパイ喉につまらせたのも・・・璃子にしつこく話しかけてたのも・・・・・。」

   「!?・・・・・じゃあ、あのぼうやは・・・・・」

   僕は黙って頷いた。

   璃子は溢れ出てきた涙をふき取ると僕に思いっきり抱きついて、耳元でささやいた。

   「ずっと・・・ずっと、逢いたかった・・・」

   僕は黙って璃子の唇にそっと触れた。

   2人は別れがあるとは忘れたかの様に、瑠璃色の海で遊んでいた。

   

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   次の日、僕は頭がいたくて眼が覚めた。
   隣には璃子が眠っていた。
   
   僕は昨日璃子が言ってた事を思い出していた。
   …そして眠っている璃子に話しかけた。
   
   『教えてよ、璃子が隠している事全部。もうそんな切ない顔しないでよ…』
   眼をつぶっている璃子の眼から、一筋の涙がこぼれた…
   


   二人はいつもの砂浜に行った。
   何時間もの沈黙の後に 璃子がゆっくり口を開いた…


   『あたしは…













                          もう死んじゃったんだ・・・』


    何を言ってるのかよくわからなかった。
    けどただ一つわかる事は璃子の言ってる事が嘘じゃないという事だった…

        

第14話 涙

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   璃子と出会ってから、もうすぐ1年が立つ。
   璃子の集めていた星の砂はもうすぐビン一杯になる所まで来ていた。

   「もう少しだね!」

   「何が?」

   「星の砂。もう少し頑張れば、今年の冬くらいには集め終わるよ!きっと。
    そしたら、願い事叶うね!」

   「うん・・・。そうだったらいいのにね・・・」

   璃子は小さく呟いた。




   日が沈んできて、海一面が赤く染まった。

   「和也・・・」

   「ん?何?」

   「・・・・・好きよ・・・・・」

   「俺も・・・・・好きだよ・・・」

   なぜか驚かなかったんだ。璃子の急な言葉。

   でも・・・

   どうして璃子は悲しそうな顔をするのだろう。
   なぜ、泣き出しそうな顔を・・・・・
   
   「ねぇ・・・・・」

   「うん?」

   「ねぇ・・・・・もしも・・・私が私でなくっても・・・・・どこか遠くへ行ってしまったとしても・・・・・私を・・・・・・私の事、好きでいてくれる?」

   「・・・?どう言う意味?璃子、どこか遠くへ引っ越すの?」
   
   「もしも・・・・・もしも璃子が、どこかへ行ってしまっても・・・・・日本から出て行って南極まで行ってしまったとしても・・・・・璃子の事は好きだよ。
   それに・・・・・どこへ行っても、璃子は璃子で変わらないと思う・・・・・どんなに離れたとしても・・・俺が璃子を思う気持ちは、決して変わらないよ。」

   璃子の瞳からは大きな涙の粒がこぼれ落ちていた・・・

   でも・・・僕にはその涙が嬉しさの涙なのか、悲しみの涙なのかは分からなかった・・・・・

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