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今回は9月5日掃き立て(ハキタテ:蚕の卵が孵化すること)予定の蚕種(サンタネ:蚕の卵) 59箱(約2万5千個/箱・一箱で約30kgのマユができます)を配るため、ミャンマーとの 北西国境辺りにあるポプラ(PhopPhra)という町に行きました。 ここはチェンマイから片道約500km。ちなみに今回、日帰りしました(泣&疲) この地域の養蚕農家では私たちが開発したゴールデンシルクNo.11系の蚕種(サンシュ:蚕の種類) と従来からの政府系タイ原種の2種類を養蚕しているのですが、現在ゴールデンシルクNo.11系統が 足りないので政府系の種しか配蚕(ハイサン:蚕の卵を配ること)できませんでした。 これらのマユには下記の特徴があります。 ゴールデンシルクNo.11系 ひとつのマユから高品質な糸が約1200mとれます。 ただし病気には弱い。 政府系タイ原種 ひとつのマユから標準品質の糸が約700mとれます。 ただし病気には強い。 マユの価格は収繭(シュウケン:マユの収穫のこと)されたマユの品質に応じて 「○○バーツ/kg」という設定されるので、農家としては当然品質の良い方を メインに扱いたいわけです。しかし、今回は政府系タイ原種しかなかったので 当然養蚕農家から不平が噴出してしまいました。 養蚕を充実するには、良い蚕品種の確保・継続が絶対条件であるとあらためて認識しました。 マユの違い(左の大きなマユがNo.11系、右の小さな方がタイ原種政府系) No.11系の養蚕風景 タイ原種政府系の養蚕風景 タイ原種政府系のみで情けなさそうな表情・・・トホホ・・・ 昼食をとった近くの食堂、裸足の女の子がかわいらしいです
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マユ買い日記
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朝7時出発。チェンマイから150km程北にあるファンという町へ。 ここ最近降り続いた雨のせいで、途中洪水の箇所があり、ヒヤヒヤしながらそこを通り抜ける。 昨晩から借りていたピックアップトラックじゃなかったら止まっていたかも・・・ 午前9時半、ファンという町にある養蚕農家に到着。現地ではあまり品質のよくない繭が 115kg程用意してあったので渋々それをトラックに積み込みます。 そして次の目的地チェンセンへ。道中、警察による検問があり、荷物を積んだ我々のトラック はもちろん止められる。ニコニコした警察官にパスポートと国際免許証を見せた後にこんな やり取りが・・・ 警察官「日本人ですか・・・?」 我々「はい」 警察官「恋人はいますか?」 我々「???」 しばし沈黙、そして「いえ特に・・・」 警察「そうですか、ちなみに後ろの積み荷はなんですか?」 我々「繭です」 警察官「それじゃ気を付けて行ってください」 「オイオイ最初の質問は関係ねーだろー!」って、つっこみたくなる検問でのひとコマ。 それからしばらく美しい山の中を走り抜けチェンセンへ到着。そこでチェンライ農業局の方と 待ち合わせ、一緒に昼食をとります。タイではポピュラーなクイッティオと呼ばれるタイラーメン を頂いたのですがとっても美味しかったです。 午後1時農家に到着。なぜか軒下にシルクの糸が干してある・・・嫌な予感・・・ 「まさか!?」そう、村人達は我々が買うはずだった繭を、自分たちで煮てそれを糸にしてしまった のでした。「あ〜あ」せっかくチェンマイから300kmも離れた所にある村まで来て、残っている 繭がわずか5kgとは・・・ 我々「なんで糸にしちゃったの〜?」 農家のおばちゃん「だってあんたたち来なかったら無駄になっちゃうでしょ」 我々「行くって言ってたでしょうにぃ(泣)」 よくあることとはいえ、やはりショックです。 (私たちの使う繭は生繭といって中のサナギが生きているものを使います。そのため時期が遅れると 中のサナギが羽化し、糸を引くことができなくなるのです。) まあそれでもと、わずか5kg程の繭を積み込んで帰路につく。がっくりしながらも気を取り直し、 何か甘いものでも食べようと途中のガソリンスタンドで買ったお菓子にはカビが生えていたので した・・・ 今回の繭買いデータ
繭買い場所 北タイ地域 ファン、チェンセン 繭の量 120kg 走行距離 800km |
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