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3月29日の中日新聞よりです。
新入社員研修に自衛隊が人気 豊川駐屯地
一般市民が自衛隊員の基礎訓練を体験する陸上自衛隊豊川駐屯地(豊川市穂ノ原)の「生活体験」が、地元企業の新入社員研修の場として人気を集めている。例年は4月中にほぼ収まっていた研修が、今春は受け入れ可能な定員を大幅に超え、3月や大型連休後まであふれかえる集中ぶり。「企業の新規雇用が増えているせいでしょうか」と指導する隊員たちも景気回復を実感している。 (後田 隆)27日に今春の口火を切ったのは造船会社12人と建設会社9人。すぐに運動着に着替えて駐屯地グラウンドで基礎教練が始まり、気を付け、点呼、敬礼、行進などの動作を一糸乱れぬ状態になるまで繰り返した。正式入社の4月を前に、早くも新入社員たちの表情は引き締まる。
指導する第10特科連隊の加藤勝彦二曹(32)は「企業では何が求められるかを考えて指導しているが、動作をそろえるのは集団生活に通じ、敬礼はあいさつや礼儀正しさに通じる」と隊員に接するのと同じ厳しさを強調した。
生活体験は通常、2泊3日の日程で、基礎教練のほか持久走や本宮山登山、心肺蘇生(そせい)術や止血法、3分間スピーチなどのメニューをこなす。費用は1人、1日1500円程度の実費。本来は若者の入隊促進対策だったが、規律、体力、技術が短期間に習得でき、見知らぬ新入社員同士の連帯感も生まれることから利用する企業が急増。体験最終日には成長ぶりを見に来る企業幹部もいるという。
駐屯地司令業務企画室によると、人気は景気動向を反映して昨年から一気に高まり、4月の受け入れ延べ人数は前年の3割増の約900人。今春はさらに3割増えて約1200人となり、4月の前後の月にもあふれた。
4月8日には駐屯地自体に新入隊員が加わり各部隊の訓練が本格化。それでも受け入れに積極的な理由を、同企画室は「災害発生時に地域と顔や気持ちが通じていると、派遣された自衛隊の支援活動が円滑にできる」と説明するが「目いっぱいの状態」という。
http://www.10d.mae.jgsdf.go.jp/top/taiken/index.htm
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