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【表示方式の変遷】
初期のレーダーは、旧日本海軍の二二号電探(二号二型電波探信儀)でも採用されたAスコープ表示方式が用いられた。縦軸に電波強度、横軸に時間を取ったオシロスコープに波形を表示(心電図のようなイメージ)させることにより、強度が最も大きい反射波が戻ってくる時間から対象物までの距離を読み取っていた。レーダー送信機の方向は別に表示されていたため、他方向に多数の対象物が存在する場合、一覧する事が出来なかった。
次の世代のレーダー表示器は、PPIスコープ(Plan Position Indicator scope)と呼ばれる円形の表示器に、時計方向に回転する走査線によって、対象物の二次元上の所在を一覧できるようになった。またBスコープと呼ばれる表示方式では横軸に方位、縦軸に距離を示す方式で一部の航空機用レーダーに採用事例がある。
現代のレーダー表示器は、通常のラスタスキャンディスプレイ上に、対象物の情報を文字表示したり、既にデータベースにある地形情報などを合成して表示することが可能である。
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