「別誂石徹白セット」イトシロロッド公式サイト

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上の画像は私の持っているアメリカ製某バンブーロッドの接着面の荒っぽい部分のアップです。もう一枚の画像はトンキンのウレタン仕上げと真竹のオイル仕上げの比較です。こうして比べるとオイル仕上げの方が6画の角がすっきりと立っていることがよくわかります。 特に吉田ロッドはこの角がティップの先まで正確に通っています。こういった精度は吉田にとってはあたりまえのレベルなんですが、このあたりがクリアできてないビルダーもいるようでオイル仕上げは、引き受けないビルダーも多いようです。 それに真竹の繊維はトンキンよりかなりきめが細かいことも画像からわかるはずです。


現在、吉田のロッドはオイルフィニッシュが標準仕上げとなってます。
以前は吉田もウレタン系コーティングフィニッシュを採用しておりましたが、オイル仕上げの方がいろいろ利点が多いと感じるようになり切り替えたそうです。

吉田はそもそも表面コーティングの役割は水分を竹の中に浸透させないことと考えています。
竹の表面にはもともとエナメル層というきわめて薄いくても水分を通さない完璧な層があるのですが残念なことに製作工程においてこれを削ってしまうため表面コーティングが必要になるのです。吉田のロッドはここの削りをほんの少しにどどめているのでそのままでもブランクの表面からは水分の浸透はほとんどないと言っても大丈夫なのですしもう一つブランクの接着面つまり6画の角についてもティップの先まで完璧な精度で貼り合わされているので過剰なコーティングはまったく必要ありません。

ちなみに高いお値段で売られているロッドにも、この6角形の精度がかなりいい加減なものさえあるんです。

過剰なコーティングはロッドの性能的な面には悪い影響しか及ぼしません。つまり若干とはいえ重くなるわけでその分ロッドの軽快さは失われるはずです。また塗ったものはどうしてもはがれます。釣竿として使えばどうしてもアチコチにぶつけることもあり、これは避けられません。その点オイル仕上げはオイルを浸透させる発想なのでロッドの設計上の性能に変化は与えないし塗料のはがれなどもおきません。
実際には吉田の使用している特殊なオイルは充分に浸透したあとその表面にきわめて薄くオイルの酸化膜を作るため、より高い防水性が発揮されてます。

ただし、オイル仕上げでフィニッシュするためにはごまかしがいっさい利かないので完璧な接着面が要求されます。つまり塗料を厚く塗れば完全ではない接着面でも包み込んでしまうのでよく見ないとわからなくなります。
画像は私が持っているアメリカ製のけっこう有名なメーカーのロッドのごまかしてある部分をアップで撮ったものとピカピカしたアメリカ製のウレタンフィニッシュロッドと石徹白ロッドを並べたものです。色の薄い方が石徹白ロッドです。

追伸、
撮影のついでにバット基部のブランク径を計ってみたらアメリカ製7,6フィート3番(トンキン製)が7,9ミリで石徹白ロッド8フィート3インチ3番が7,4ミリでした。振って見ると石徹白ロッドのほうがかなり長いのに軽くてシャープな感じがするから不思議です。

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