「ウソの国―詩と宗教」戸田聡ブログ

自由にも不自由にも首を絞められそうになってる糞爺のブログ (偽サイトにご注意!)

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悲しみの果てに
 
 
私は悲しみに暮れて
悲しみの種を
物と思わなければ耐えられません
そして私も
石のような物になって
見れば暗闇の中に
多くの石ころが
それぞれの青白い燐光を
最後の叫びのように
小さく小さく放っています
 
私には灯すランプもなく
注ぐ油もないけれど
 
最後のときまで
形を保てずに砕けた白骨の
日差しの中では決して見えなかった
消えそうな石ころの青の炎を
こよなく愛したいのです
 
(2011年09月18日、同日若干修正)
 
 
 
モノ化
 
 
人が人をモノ化することを嘆きながら
自らは人を物のように扱い
踏み潰してしまう
そういう人は人ではなく
物です
人のふりをする物です
物が人のふりをして物を言えば
必ず無理が表れます
 
私も物と思わなければ耐えられない悲しみがあり
それゆえ私も物なのでしょう
物まで落ちれば人を踏みつけません
 
人をモノ化しており
自らも物である
という自覚を幾分かでも持つとき
人は最も人間に近く
ゆえに感謝よりも讃美よりも
はるかに幸いなのは悲しみです
そこには底知れないほどの
深い罪性の自覚があるからです
 
(2011年09月18日)
 
 
 
 

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