「ウソの国―詩と宗教」戸田聡ブログ

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「奇跡とは」

 
  奇跡とは
 
 
私は、キリストの登場を、神によって赦しと救いのためにキリストが遣わされた、という奇跡だと前に書きました。これが、魂の奇跡を支える大きな神の業だからです。
 
キリストの登場は、まぎれもなく真実であり、知っており、否定できず、それがなければ信仰は成り立たないほどのことだから、奇跡と言います。そのことが魂の奇跡に結び付くからです。
 
しかし私は、キリストの数々の物や肉体への奇跡と、肉体の復活については、多くを語りません。それらは、あったかどうかわからないし、確かめようもないし、それを信じたからといって救いが盤石になるわけではないし、それを信じなかったからといって救われなくなるわけでもないからです。大昔起こりました・・で、信じられる救いも愛も生まれてはきません。
 
 
二千年前の物や肉体に起こる不思議を信じたからといって、聖書に表された救われるための、神の民としての、あるべき姿に近づいたとは、どうしても思えないからです。少なくとも実際に、滅多に起きない不思議を、信仰の対象とするわけにはいかないのです。
 
その不思議を事実として信じる信仰のあり方と約束は、人間として、涙にも汗にも息にも血にも関係ないから、それを信じるか信じないかで、救いが左右されるような信仰など、持ちたくないし、持たないからです。
 
 
日が昇るのは奇跡です。科学が説明しても、どうして起こるのかは分からないでしょう。何故なら、科学は、現象が、なぜ起こるかではなく、どのように起こるかを追究する学問だからです。なぜ起こるかを考えると、摂理としか言いようがなく、それは、とても不思議で、驚くに値するからです。しかし、そこに愛を感じるのは、想像の世界でしょう。
 
キリストが地上に生まれて伝道の人生を送った、これも神の摂理の一つなのですが、同じように、驚くべきことだから、驚くべき奇跡と呼んでいいと思います。そして、そこに愛を感じるのは、現実の悲哀と苦難に寄り添う御方だからでしょう。
 
それに対して、神は山をも動かす、すごい奇跡、と言われても、それは、私が救われることと、どう関係しているのか、分かりませんし、滅多に起こらないわけだし、当面起こるはずもないのだし、つまり、そこに、人が救われる必然につながるものがないので、私は、そういう奇跡について語り、また驚くことに、人間としては、迫真の意味を感じません。
 
 
すごい奇跡を起こす御方だから、人も救うことが出来る、と言うなら、神が人を救うという必然が、山も動かすということに含まれているでしょうか、その奇跡だけでは、含まれてはいないと思います。強さだけでは、しかも、言葉だけでは、人間を生かす力にはならないのです。
 
つまり、強さや大きさだけでは、神が全能であること以上の広がりがないのです。さらに、悪魔も、かなりの不思議を起こすことは出来るだろう、ということがあります。
 
奇跡や不思議には、それだけだと、愛につながるものがないのです。
 
例として適切かどうかは問題があるかもしれませんが、例えば、水爆は、実験においても、恐ろしく大きな雲と風を生じさせます。しかし、そこには救いの欠片もありません。
 
 
人間に対する憐れみ、慈愛、愛、ということにつながらない宗教と信仰は、偽物です。
 
物や肉体に起こる奇跡を、人知を超えた神の業(わざ)と呼んで、キリストの肉体の復活を含めて、そこは譲れないと、こだわっていた者は、人間の共感を否定して、人の気持ちを全く分かろうともしないで無視していました。人間離れして訂正不能に陥った狂信の怖さを身にしみて感じたものです。
 
 
神に対しては、畏敬ではなく、恐怖だと言ったのは、桁外れに強い力は怖いからです。キリスト抜きだと、そこまでしか言えないからです。言葉だけの辻褄だと、やはり広がりがないからです。その力を、人をして信じさせるほうに向けたのは他でもなく、キリストであり、それが、神の愛の顕れ、つまり奇跡であり、それゆえに、愛なる神の業と呼ぶに相応しくなるのです。
 
キリストが、地上に、人間の悲しみに共感して、悲しみを身に負う人生を歩まれたことによって、初めて、自分のような人間にも救いの可能性を認めることができ、キリストの登場によって、初めて宗教と信仰に、人間でも分かる愛を感じることが出来たから、私はキリスト者になった、ということだろうと思っています。
 
やさしい神は、キリストによってのみ表されます。
 
神と人でも、人と人でも、究極の愛は、存在への愛、・・いてくれて、ありがとう・・
 
 
(2018年01月07日)
 
盤石(ばんじゃく、磐石)
滅多に(めったに)
桁外れ(けたはずれ)
 
 
 
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