「ウソの国―詩と宗教」戸田聡ブログ

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「正しさへの恐れ」

 
  正しさへの恐れ
 
 
前に、人はいつも今の自分は正しいと思っている、と書きました。
間違ったと思って反省しているときは、反省している自分は正しいと・・。
 
怒っているとき、泣いているときは、感情からの行為だから、正誤の判断の段階にない、ということかな、・・くらいに思っている段階が私ですが・・。
 
これは、今は正しい、ということであって、いつも正しい、ではありません。
 
信仰についても、
今は正しい、と思うのは自然ですが、
いつも正しい、と思ってしまうと自分信仰になってしまいます。
 
神はいつも正しいじゃないか、と言われるかもしれないが、私たちは神ではありません。
神の正しさを頂いているのに、と言うなら、いつ頂いたのですか、と問うわけです。
神は、神の正しさを、人に、あるとき、与えることはあるかもしれないが、
人は、今、神が神の正しさを自分に与えた、という判断は出来ないと思います。
神の行為を決めつけることになるからです。
 
信仰者も、今の自分は正しいと思って言動を為していますが、
同時に、いつも正しい、ということを否定するのが信仰であります。
 
信仰者は、いつも正しいのは神のみであることを知っているからです。
 
したがって、不変の真理として決めつけて語る人は、キリスト信仰者ではありません。
 
神は、絶対正義を持ち得ない人間を憐れんで、信仰を与え、悔い改めを可能にする、という、祈りと導きの双方向によって成り立つところの、赦しと癒しと導きを与えてくださいます。
 
言い換えると、絶対正義を持っているという自覚のものに対しては、人の絶対正義を否定するところのキリスト信仰は成り立たない、ということです。
 
間違えないでほしいのは、罪人だから赦すのではなく、罪人が罪びとである自覚をもって祈るから赦すのだということです。双方向だということです。
 
人間は絶対正義を持ち得ないから、その自覚において、神に赦していただかないと、どこにも救いがなくなるからです。
 
正しさのうち、聖なる正しさを神義と呼び、永遠不変の正義、即ち、絶対正義として、神のみの持ち物と考えています。
 
正しさへの恐れは、神への恐れです。そこに、身の程を弁えるべき人間の存在があります。
 
大切なのは、正しさの確信ではなく、正しさへの恐れなのです。
 
信仰は神の賜物だから絶対正しいと言い張るのは、飢えた狼の強欲に過ぎません。信仰は神の賜物ですが、受け取る人間は罪に塗れています。
 
神への恐れは、正しさへの恐れです。そこに、身の程を弁えるべき人間の存在があります。
 
それは、この自分が、いつも正しい?、そんな・・、と疑ってみること、そして、否定できること、これが反省であり、信仰者の態度でしょう。人間であることの弁えでもあります。
 
人が自分を高いと思っているとき信仰はなく、人が自分を低いと思っているとき信仰は生きてくるでしょう。信仰は、神の憐れみ、神の愛ですが、そのために、愛の神だけでなく、戒め懲らしめる神も信じなければいけません。
 
人は、戒めと懲らしめの神を忘れると、愛が成り立たなくなるでしょう。高いと思っている自分が、いくら世辞の讃美を弄しても、神の憐れみは下されようがないと言えるでしょう。
 
神はどこまでも高く強く、人はどこまでも低く弱い。これは、信仰者になっても忘れてはいけないことです。
 
憐れみは、いつも、高きから低きへ、強さから弱さへ、施されてくるのです。
 
 
(2018年02月07日、同日一部修正)
 
弁え(わきまえ)
塗れる(まみれる)
 
 
 
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おはようございます

日向路、晴れ
8℃[-1]
-3℃[0]

佳き一日を。

2018/2/7(水) 午前 3:58 [ sekiyann ] 返信する

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今日は少しは暖かくなりますように。

今日が佳き一日となりますように。拝。

2018/2/7(水) 午前 4:09 st5402jp 返信する

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