「ウソの国―詩と宗教」戸田聡ブログ

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「罪と赦し」

 
  罪と赦し
 
 
重複するところがありますが、罪と赦しについて考えます。
 
 (マタイによる福音書、口語訳)
5:28
しかし、わたしはあなたがたに言う。だれでも、情欲をいだいて女を見る者は、心の中ですでに姦淫をしたのである。
 (マタイ5:26、新約聖書)
 
情欲を抱くことさえ姦淫の罪だというキリストの厳しい教えは、
守れ、ということではなく、罪なき者は一人もいない、という意味だと私は書きました。
 
人は、金持ちの青年のところでも書いたように、完全になりたい、という欲望が先に立つ傾向があります。そう、それは、欲望なのです。立派で、欠けたところのない人物になりたいのです。
 
人は、そういう人物になれるでしょうか。自分に問いかけてみるといいのですが、私は、もちろん、無理です、と答えるしかありません。
 
キリストは、どう思っておられたでしょう。守れ、守った者は天国に行ける、という教えだとしたら、その後のキリストの生涯は、ありえないのです。
 
何故ならキリストは、守っているとは到底思えない人々を赦し救ったからです。娼婦から取税人、さらに死刑囚に、信仰の義を与えました。最後には命を捧げました。
 
このことから、キリストの教えが、キリストが命を捧げた伝道の生涯から考えて、教えを守れという意味ではないことは明らかです。もちろん守らなくていいという意味でもありません。こうすればいい、ということではないのです。
 
守ることが出来なければ、赦しを乞うしかない。これが、キリスト信仰の教えです。
 
許しではなく赦しです。許可ではなく赦免です。犯した罪を認め告白し祈るならば罰することをしないということです。これ以外に、罪人が生きられる道はないのです。
 
信じれば導かれて罪を犯さなくなる、または、罪は悔い改めなくても赦される、と教えられた人には、申し訳ないが、そんなキリスト信仰はありません。神に対して、そのような安易な態度は、信じない以上に、信じると言う分だけ偽善となって罪が重くなると思います。
 
罪を犯さなくなるのではなく、罪について考えることで、信仰の深さを知ることになるでしょう。それは、こんなに良くなますよ・・という言い方で、カルトのようには、安易に示すことは出来ないけれど、それによって人間は、より思慮深く、また、より情け深くなるかもしれません。
 
罪が予め許される、ということはありません。罪人であることを認めていない者がが自動的に赦される、ということもありません。この2つの信仰の考え方は、罪の赦しを拒むことに他なりません。
 
罪が赦されるのは、罪を認め、罪を告白し、正直に祈るからです。その正直さを欠けば、それは、神によって見抜かれるということです。
 
目一杯の正直さが必要だと、前に書きました。後で、ごまかしていたかも、と思うときは、また、そのときに、正直に祈ればよいのです、というより、それしかないのです。私たちは、祈りにおいて、神を相手にしていることを忘れてはいけません。
 
カルトの言うことは、美味しい言葉?が多く、内容も分かりやすく感じるかもしれません。しかし、それは本当に分かりやすいのではなく、聖書の書かれていることから、深い考察もなく安易に抽出して、誘惑するために捏造された教条で、人間の前で不法であり、神の前にさらに不法として否定される定めにあります。さらに、真理として語った分、神を恐れない偽善の罪と言わざるを得ないのです。
 
私たちは、神を相手にして、あくまで人間の立場から、神を信じる信仰を、どうしたら伝わるだろうかと、日々苦慮しながら、信仰を語り、信仰の記事を書いています。
 
神というあまりに大きい存在の前に、時空の限られた人間が信仰について語れることは多くはなく、語ることは容易ではなく、分かりやすくもないでしょう。しかし、それは大方、神という絶対正義に対して、絶対正義ではない人間としての考えと弁えになり、信仰者としての人間性の問題となるがゆえに、空疎な夢物語ではないので、人間として時間をかけて学習する価値のあるものだと思います。
 
 
(2018年02月08日、同日一部修正)
 
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