聴くこと

音楽と聴くことについて少し考える機会がありました。
いわゆる「音楽」を聴いているときに、自分が何を聴いて、なにを感じているのかという話です。
楽器や声に意識が向くとき、楽器のコンディションや演奏者のコンディションを感じるときがあります。
それも音楽を聴くときの大切な要素です。

演奏者のコンディションから、演奏者の心の動きを感じることもあります。
それによって、感動することもしばしばです。

演奏者を通り越して、作曲家の心境などに意識が向くこともあります。「この時作曲家がどんな心境で、どんなコンディションでこの曲のこの部分を創り込んだのだろう」などというような具合です。
ここで、時空を超えた心の交流をきっと感じるのでしょう。

作曲家への意識を通り越して、その音楽そのものが何を物語っているのだろう、という意識で音が耳に飛び込んでくることもあります。
その音楽が自分の中に生きはじめているのかもしれません。

そして、音楽を通り越してその先にあるものに意識が向かうこともあります。
そしてそこから受けたインスピレーションで、自分の中に何かが生まれることも、時にはあります。
その何かに自分が生かされていたりするようなことをふっと思い巡らされたり。。

聴いている人が本当に自由になれるためには、たくさんの情報とたくさんの余白がとっても大事なのかもしれません。
たっぷりの情報とたっぷりの余白を、聴いている人に伝達できるようなそんな存在としての「録音」でありたいと、改めて感じ、さらなる精進の必要を自分自身に戒めていきたいと。。。

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春の訪れ

ホケキョウのこえ
凍えた心の
目をひらき

鶯の声を「ホケキョ」となしたのは何方でしょうか。
寒さに縮こまっていた心と体が、何か喜びに誘われて目の前が明るくなるような感覚になりました。

きっと法華経(仏さまのお教え)に触れた時に人々はこんな風に温かい気持ちになったのではないでしょうか。
それは冬の寒さを知っているからこその喜びかもしれません。
喜びを伝え続けるための絶好のメディアとなった鶯の声ですね。

調べてみると、古くは「ほほきち」法吉鳥だとか、「法を聞け」と聴こえていたとか。
(大谷大学 国文学 教授 沙加戸 弘 氏のエッセイより)
音と言葉は文化と歩みを共にしているんだと、改めて感じ入ります。


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クリスマス

降誕祭
神のお調べ
星に聴き

12月25日のクリスマスを迎え、街では年末モードが盛り上がってきました。
今年の24日の夜は雨が降り、雨の音が心地よいクリスマスイブでした。
そして25日はよく晴れ渡り、寒さもまた心地の良さを演出していたように思います。

この時期には本当にたくさんの音楽が溢れています。
その音楽も私たちの心を心地よくしてくれたり、清らかにしてくれ、ニュートラルにしてくれもします。

中には、演奏された音が、身体を通り抜けながら私自身に訴えかけながら、心と体のまさに栄養となっていく音もありました。

そんな中にも、今年の25日の夜のようによく晴れてキーンとするような時に、星を眺めていると、様々な音が聴こえてきます。
それは、街の喧騒かもしれません、木々のゆれる音かもしれません。はたまた自分の耳から聴こえてくる何かかもしれません。
そんな音たちに耳を澄ますと、「はじめの音」も聴こえてくるかもしれません。
音は、自分自身の心の中に入る道しるべになるのかもしれません。

家に戻るとクリスマスの喜びがまだまだ続く我が家でした☆

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言の葉の旅

言の葉の
色づき落ちて
まこと成る

多くの葉が色づき、落葉するほどに秋も深まってきました。
この深まってきた秋に、人類の誕生よりももっと以前のことに思いを馳せてみたいと思います。

かつて、かのお方の「光あれ」という言の葉と共に、光が現れました。全てのものが、言の葉によって生まれてきました。
初めに存在した言の葉―音の葉なのかもしれません―は何千、何万年の時を経てゆっくりと色づいていきました。

そしてその言の葉は、あるとき「私たちと共にある、共に歩んでくださってる方」という言の葉と「かの国は私たちの最も身近なところにある」そして、「かのお方こそ、私たちの父」という言の葉とともに落葉しました。
それは、あの初めの言の葉が最も成熟した瞬間だったのかもしれません。

しかし、誰もが枯れ落ちたと思ったその言の葉は、大地の栄養の糧として、今も生き続ける言の葉となったのでした。

私たちの身近から亡くなられた多くの方たちも、多くの言の葉を残し、音の葉を残し、今も私たちの心の大地の糧として生き続けていると信じています。


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2017年の小春日和

小春やと
ささやく声も
さえずりに

先日、今日のように暖かいまさに小春日和の中の山歩きで、かすかにメジロの鳴き声が聴こえてきます。
なんだか、嬉しそうにはしゃいでいるようにも聴こえました。
この声を聴いて、本当に今は春なのかとも思えるほど気持ちのいい紅葉の山の中でした。


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