すた・ばにら

すたは現実世界の私、ばにらは気ままに野山を駆けめぐる野ウサギ…

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昨日は久しぶりにスカッと晴れた日曜日であった。
 
まったく雨の心配がないばかりか、風も殆どなく気温も平年近くまで戻り、絶好のじでんしゃネタ探し日和。自分自身も2週連続でイベント企画でじでんしゃに跨っていなかったので、午後からちょっと遠出しようと思っていた。早朝から家仕事を片付け、午後1時にアジトを出発した。
 
この日の予定は、末信方面だった。市道沖ノ旦末信持世寺線沿いには常盤用水路と厚東川1期導水路があり、この種の水系踏査を行うにはメッカとも言える場所である。SNSの方ではじでんしゃで観に行きたいという声があり、往復どのくらい時間がかかるか、どの経路が安全かを下調べする意図と、少し足を伸ばして五田ヶ瀬の井堰を訪問し、時間が許せば市道持世寺田の小野線走破を試みる積もりだった。
 
ところがこの遠乗り計画は、2つの「好ましい理由」によって頓挫することになる。そのうちの1つ、最初に遭遇した発見こそ、これから記事でお伝えする物件なのであった。
 
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末信方面に向かうにはいくつか経路があるが、体力を温存しておきたい往路は大抵は岩鼻駅前の経路(市道藤曲厚東川線)を通る。しかし久し振りのじでんしゃ遠乗り、少し負荷が必要かとも感じて、敢えて軽い山越えとなる市道上条金山線を走ってみた。
 
上条は標高が海水面に近いのに対し、山を越えた先の中山は10m程度の標高を持つので、小さな片峠を形成している。即ち、何回かに分けられた坂道を登り、最高地点を過ぎて一本の短い下りのみで終点を迎える。(終点から逆に走れば意外に長く続く下り坂として意識される)
 
 
さほど汗もかかずに最高地点へ到達した。
そこはちょうどフロンティア大学の裏門入口になっている。
 
イメージ 1
 
 
 
最高地点を過ぎると、一気に下り坂へ差し掛かる。
 
イメージ 2
 
 
 
写真でお気づきかも知れないが、この名もない峠の前後はなぜか石垣が目立つ。峠の部分を掘り割り、標高を少しでも下げようとするのは山越えの道ではよく見られる。通る回数自体多くなかったし、取り立てて注意して観察していなかった。
 
 
峠が下りに差し掛かる途中、山手側にこのような別の掘り割りが見られる。
 
イメージ 3
 
 
 
それは市道へ直角に接続されており、同様に石垣が築かれた掘り割りをもって山手に伸びていた。
 
イメージ 4
 
 
 
初めてじでんしゃでこの市道を通った時からこの近辺が気にはなっていた。この掘り割りや石積みも比較的古く、何か由来ありげに見えたのである。
 
この先にはフロンティア大学の広大な敷地が広がっている。だからどのみち先へ進んだところでキャンパスの敷地に阻まれるか、高台に今も残っている住宅地へ繋がるだけだろうと思っていた。
 
イメージ 5
 
 
 
天気はいいし、アジトを早く出たから先を急ぐことはない。急坂で登るのはちょっときついが、何か面白いものがあるかも知れないという軽い気持ちでじでんしゃを乗り入れていた。
 
 
石垣が切れたあたりから平坦な空き地になっていた。
何やら立て札が出ている。
 
イメージ 6
 
 
 
宇部興産の社有地だった。
立入禁止を告げているものの、入口に門扉などはなく、特に目立つものは何もない。結構な草が生えていて、所々には野焼きをしたような焦げ跡が見えた。
 
イメージ 7
 
 
 
むしろ、私はその先に見えかけているものが気になった。
小道は坂を登り詰め、何やら平坦な建物跡のような場所に繋がっていた。しかも今度はネットフェンスで囲障されている。
 
イメージ 8
 
 
 
私は本当にそのすぐ近くへ行くまで、その正体が何であるか分からなかった。
 
貯水池だ!!
 
イメージ 9
 
 
 
少し離れた場所から眺めてみた。
一辺が十数メートルの正方形をした貯水池が2つ、隣接して設置されている。
こんな場所にこれほどの大きさをもつ貯水池があること自体、初めて知ったことだった。
 
市道上条金山線の先は県道に繋がり、その途中では中山浄水場入口前を通るし、県道沿いには中山分水槽がある。飲用として浄水場へ向かう原水や工業用水の振り分けが行われる場所で、用水の動脈が通っているに等しい。場所柄ここにも水利関連の設備があってもそう不思議はないかも知れない。
 
 
しかし私を驚かせたのは、その存在だけではなかった。
フェンスの内側には、俄には理解し難いものがあったのだ。
 
イメージ 10
 
 
貯水槽の脇に、とても見慣れた立て札が見えている。
 
こ、これは…
 
イメージ 11
 
 
 
常盤用水路の沿線に設置されている、お馴染みの立て札である。
しかも文言まで一緒。
 
「バックに落ちるとあぶないですよ…」
 
まさか、これは…
常盤用水路に関連のある何かの設備なのだろうか?
 
私は手がかりになりそうなものは何でも記録しておこうと、じでんしゃを停めて念入りな撮影を開始した。
 
 

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