すた・ばにら

すたは現実世界の私、ばにらは気ままに野山を駆けめぐる野ウサギ…

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8月1日より、訪問者数の多いブログにTポイントを進呈するサービスが開始されました。ランキング上位のブログより、1〜100ポイントの間で付与するそうです。

「Yahoo!ブログからのポイント進呈について」
http://blogs.yahoo.co.jp/y_j_blog/32990486.html

ある条件にあてはまったならポイントを提供しますというサービスなので、普通に考えるなら何も悪いサービスではないように思えます。新たな負担を求めるものではないし、操作性を悪くするYahoo!お得意の改悪でもないし…

そうでありながら、公式ブログの案内記事を見ると…
まあ、ブロガーから寄せられた批判コメントの多いこと。評価しますという意見が殆どなく、俺には関係ない、Tポイント要らない、上位の自作自演ブロガーにしかメリットがないなどなど…
この中でまともに考慮すべき余地のある意見は最後のものくらい。ポイントがもらえない僻みだろうかというコメントで埋まっています。実際、Yahoo!公式ブログではどんな有益な発表があっても、必ず難癖を付けられる流れが定着しています。

こんなことになるのも今に始まったことではなく、Yahoo!って会社が何につけても元から利用者の苦情や要望に対して真摯に向き合う態度を放棄し、ゴリ押し的に改定を進めてきたからです。過去のことでも忘れておらず、やったことをみんなちゃんと覚えているんですよね。ここって利用者からの意見を吸い上げない会社だと。

まず、Tポイントを付与するという考えが何処から出てきたかと言うと、推測ですが9月末でYahoo!ウェブオーバーセンターとアドパートナーからのポイント付与を廃止する代償のように思われます。

「アドバートナー サービス提供終了のお知らせ

http://blogs.yahoo.co.jp/y_j_blog/32877418.html


元々は比較的緩い該当要件でポイントが付与されていたサービスを全廃するわけですから、別のサービスを提供して利用者の不満を和らげようという考えがあったのかも知れません。ところが新サービスにより元々非採算部門であるYahoo!ブログが余計に業績の足を引っ張ってはまずいので、以前より払い出しポイントが少なくなる仕組みに変えたんじゃないかと…

利用条件はそのままでポイントが得にくい改定が敷かれれば、どうしても一部の利用者からは不満が出るでしょう。しかし最初にも書いた通り、元々がYahoo!ブログは無償で誰でも利用できるサービスです。一斉に批判コメントを寄せなければならない程の問題とは思えません。ブログというものは他の人との交流や書きたいことのメモ、記録を目的にするもので、ポイント獲得をモチベーションに積極利用するまではいいとして、獲得オンリーの目的でブログを利用するのは邪道というものです。

したがって「考慮すべき余地のある意見」として書いたごく一部のポイント荒稼ぎブロガーについては、Yahoo!が真に公平を期したいと考えているなら真摯に対処すべき問題と思います。「内容のあるブログで読者の信頼を勝ち取り、結果としてアクセスが後からついてきた」なら誰もが納得するでしょうが、ポイント稼ぎが目的の連中は、まずそんなタルいことはやりません。(敢えて言えばその能力すらない
アクセス数を稼ぐために、往々にして他のブロガーが不快を覚え、迷惑に感じることを平然と継続します。無作為に他のブログをクリックして訪問者履歴に足跡だけつけるとか、それもプロフィール・ネーム部分をわざと目立つプロパガンダに書き換えてみたりとか…まあその程度です。

幸い、そのようなブログは仁義を尊ぶ他の利用者によって「通報」されているようです。後はYahoo!ブログの対処の仕方次第です。誰の目にも異常な利用を継続している一部の事例に対処せず放置するなら、相変わらず声を聞かない部署だ…だけならまだしも、最悪の場合は運営元との「馴れ合い」を疑われます。即ち、実はアクセス稼ぎブロガーはYahoo!ブログ担当部署とつるんでいて、条件を満たすよう誘導しTポイントが優先的に付与されるよう便宜をはかってやっていた…という疑惑の目で見られるということです。

そのようなことを言うのも、Yahoo!ではありませんが過去に他社のあるサービスで内部関係者がつるんで、身内の利用者へ優先的に景品が渡るような不正が行われた報告例を聞いているから[1]です。それが直接の原因かは分かりませんが、当該サービスは閉鎖されています。まあ、こういう利用者を愚弄した不正が発覚すれば、どんな秀逸なサービスでも普通に閉鎖へ追い込まれるでしょう。

最初に戻れば、Tポイント付与の件は、個人的には全然問題ではありません。既に溜めているポイントを引き剥がし、アクセス稼ぎブロガーに貢ぐような改悪をするなら黙っていませんが、そうでなければどうでもいいです。1ポイント1円の価値もないのにブログを間接的手段に使ってカネ儲けとか、かったるくてやってられないし(笑)

最近はYahoo!ブログは自分用のメモ書きか、まあ読んでもらっても差し支えないかなと思える情報の記録目的です。誰かがお金払ってでも欲しがりそうな情報は書かないし、過去に書いていたら削除しています。
アクセス数が多いのは、注目されるブログだからではなく単純に記事数が多いからです。アクセスの9割以上が検索ヒットによる訪問でしょう。検索によるヒットは一時的な閲覧者であって継続的読者ではないので、自分としては読者を横目に見ながらの記事造り…なんて愚かなことをしなくて済む分だけとっても楽です。

たかがTポイントです。もらっても邪魔にはならない位に考えて、今まで通り各ブロガーのやりたいように使っていくのが一番でしょう。

出典および追記:

[1] 当該サービスで行われていた不正操作について告発するサイトが有志によって公開されていた。今調べてみたが該当する告発サイトは閉鎖されていた。しかし相応な期間公開されていたので知る人は少なくない筈である。私もそこの情報を得た上で不正を確信し、活動を停止するに至っている。

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休止モードが使えなくなった」の続きです。

原因は、表題の通りでした。
2TBのバックアップ用外付けHDが調子悪かったようで、このためスタンバイ操作で完全に元の環境を復元することができずハイバネーションに失敗していたらしい。

もっとも最初は外付けHDに原因があるとも思えず、BIOS設定やWindowsXPの各種設定をいじり回す羽目になりました。

ハイバネーションができないので、最近はずっとコールドスタートでした。不便だなーとは思いながらも取りあえず正常起動できるので、そろそろOS入れ替えかも…と思いながら使っていました。
異変に気付いたのは
昨日です。コールドスタートでも起動が異様に遅くなりました。そして今日は「ようこそ」画面で2分くらい完全停止。さすがにここまで尋常でなくなると、何処か原因があるのではと考え始めます。

エクスプローラ(常にデスクトップに展開している)を眺めてみると、大容量の外付けHDDは認識しているけど、ボリュームラベルを読み込んでいません。おかしいと思い、そのドライブ内容を表示させようとクリックした途端、エクスプローラが固まってしまいました。
その現象だけでもはや決定的です。

外付けHDがクラッシュしている。

一昨日あたりから起動画面の出現が遅くなったことをみると、その頃から瀕死だったようです。そして今日、完全に認識されなくなったので死亡宣告しました。
バックアップ用だったので、ほぼ同じデータを現在起動しているメインのHDに持っています。しかし今の瞬間、PCがクラッシュしたら本当に全滅するので、容量の少ない別の外付けHDを接続し、動画と画像だけは別途完全バックアップしました。

次に壊れた外付けHDを切り離して再起動しました。もの凄く速く起動しました。念のために適当なソフトをいくつか開き、スタンバイを実行しました。再度電源を入れると、瞬く間に先ほどの画面が正常に復元されたことで、今までスタンバイが正常に実行できなかったのは外付けHDだけの問題だったことが確定しました。

外付けHDはLogitecの2TBで、楽天で購入したので容易に履歴を調べられます。2011年2月の購入なので、2年半の寿命だったことになります。その間のアクセスは、殆どバックアップソフトによる書き込みだけで高々50回以下のはずです。バックアップからメインのPCに戻す必要に迫られたことは一度もありません。

その程度で壊れるとは…と思いますが、実は今までに数回蹴飛ばしています(笑)
外付けHDってPCの横に置かれるので、邪魔でよく蹴られます。で、横に倒れたとき衝撃を吸収する部品があればいいけど、何もないからモロに衝撃が伝わります。数回の転倒が寿命を縮める遠因だったはずです。

そこへ来て認識が悪くなってハイバネーションが効かなくなり、仕方ないのでコールドスタートで使っていました。これがまたPCや周辺機器にはストレスです。この悪循環で外付けHDが次第に弱っていってお亡くなりになったんじゃないかと思います。

最近の家電製品はマイコン内蔵の精密機器だから、頻繁な電源のオン・オフやリセットのような通常使用でないイレギュラーな操作は機器にとって非常にストレスです。元から長時間使うことを前提に設計された製品なら、使用環境さえ整っているなら延々点けっぱなしで運用した方が長持ちするし電気代もかかりません。
この観点から最近は買い物程度の外出ならPCもエアコンも点けっ放し

外付けHDが飛んだことで、完全に失われたデータも若干あります。あまりに嵩張るので外付けだけに保存していたデータで、それほど大事なものはありません。具体的にはバドミントンで採取した過去の動画で、CD-RWの方は早くに読み取り不能となり廃棄していたので、完全に歴史の闇へ葬り去られたことになります。「不測の事態による強制的廃棄」でもなければ、こういうデータって処分できないなぁと思った次第…

バックアップなしでは危険極まりないので、先ほど同じ2TBの外付けHDをネットで注文しました。2年半前に買ったときは11,000円だったのに、現在は送料込みで1万円を切っています。3TBにしようか…とも思ったけど、動画やビデオを保存しないのならそんなに要らない。特にデジカメ画像専門で保存するなら、3TBのを買うよりも1TBを3台購入し、冗長保存して物理的に別々の場所へ保管するのが良いかも知れないと思った次第でした。


【追記】(21:20)

やれやれ…解決した…と思っていたらそうは問屋が卸さなかった。
問題のHDを切り離してもやっぱりハイバネーションが出来ない。通常の起動は一昨日よりも速くなった。

結局、ハイバネーションが出来ないのは今回のHDクラッシュとは全く無関係らしかった。むしろハイバネーションが出来ないの常にコールドスタートすることで弱っていた外付けHDにトドメを刺したようなものだった。

もう、最悪…。・゜゜・(>_<;)・゜゜・。

いずれ外付けHDは要るからいいけど、もう嫌になってきた。
ディスプレイが悪いのかも知れない。スタンバイの復帰信号を認識しないとか。だけど一番怪しいのが設定ファイルの破損。
Windows7インストールすればおかしな設定ファイルが上書きされて解決するかも知れないけど、だったら今のPCさで捨ててWindows7の入った新しいPC買った方が信頼性が高いかも…

毎日使う道具だから、小さなことでもキチンと動かないのはとってもストレス溜まります。今のハイバネーションが出来ないというだけで、起動後にいつも使うソフト立ち上げてファイル読み込んで…を全部しなくちゃならないから作業開始までとっても手間がかかっている。
どこかでOS入れ替えはしないといけないので、そろそろ本当に腹をくくろうかな…

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知ってしまったからには、握りつぶしておくわけにもいかないので…
かなり汚い写真なので、食事時には見ないことをお勧めします。人によっては結構ショックを受けるかも。

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撮影は8月4日です。
相変わらず暑く、そうかと思えば急に曇ってザーッと通り雨に見舞われる熱帯雨林のような天気でした。
瓜生野方面に向かう便があり、宇部丸山ダム関連の追加写真を撮る必要があったのでダム上の公園に立ち寄りました。

そこで目にしたものは…
今まで見たこともないほどの酷い水質悪化でした。

堰堤付近で藻が大量発生している。

イメージ 1


水位はまだ比較的高く、去年の夏より貯水率はまだ幾分余裕があります。しかし傍目にも水質が悪く、緑色の藻が一面に浮いています。波紋だけを見るとまるで砂が堆積して陸地になっているかのようです。

イメージ 2


ダムの堰堤付近は通常、一番深い場所です。この辺りなら最大で水深15m近くあるはず。しかしその一角にまるで陸地のように堆積した部分ができていました。

これはかなり酷い。
ゴミではなく流木ですが、藻が溜まりまくって如何にも汚い。

イメージ 3


近くから撮ろうと堰堤に向かいました。
撮影位置を変えたことで新たな発見がありました。

イメージ 4


魚が死んで浮いていました。
酸欠でしょうか…

イメージ 5


堰堤には金網が張ってあり、真下を移すのが難しい状況です。
金網の隙間にカメラのレンズを押し込みました。

イメージ 6


一部しか写っていないけど近くからの映像。
何故かここだけ流木が大量に集まって島のようになっています。藻の発生も酷い…幸い悪臭は感じられませんでした。

イメージ 7


水位はそれなりに高いのにこれほど水質が悪化しているのは、最近の異様に高い気温が原因ではないかと思います。あと、富栄養化という要因もあるのかも…去年の水位低下時には、岸辺にタイワンシジミが異常発生し、打ち上げられたシジミの死骸で至る所悪臭を放っていました。

他の場所でも岸辺の浅い場所や流れのない所で同様になっていました。

イメージ 8


どうにかできないのかと思うものの、恐らくどうしようもないと思います。
気温が下がるか、雨が降って充分に薄まるのを待つ以外ないかと。

広大なダム湖のことです。吸引器付きのボートを繰り出し、汚い藻の広がっている部分を回収するなんて途方もないし、汚い水の混じった藻を何処へ捨てるものやら…見た目を一時的に綺麗にしてもまた元に戻ってしまうでしょう。
水質浄化装置は以前から稼働しています。湖面を観察していると、至る所で円形に水が沸き上がるのが見えます。今やその程度では追いつかない状態になっているということです。

宇部丸山ダムは工業用水確保を主な目的とするダムなので、この水も上水道の原水となります。宇部市民は広瀬で採取された厚東川の伏流水や小野湖から導かれる工業用水に原水を求めていますが、取水塔から有帆方面へ送られる原水に頼る山陽小野田は影響が起こり得ると思います。
厚狭川系の水もあるので丸山ダム湖の水すべてが飲料に回るわけではない

もっともダム湖全体の湛水量からすれば汚れた部分は僅かですし、臭いや異味がでないよう上水になる過程で多くの処理が施されます。しかし更に水質が悪化するなら「水道の水が臭い」などという問題が起こるかも知れません。

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今年になってこの書庫で一度も案内していないので、古い内容も含まれます。

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(1) Facebookに「宇部マニアックス」ページを開設しました。

5月5日付けで開設しています。研究会として新天町こども祭りに出店し、初めて公式の場に露出した日で、このとき宇部ネタの写真パネル展示を行ったのでページ開設日としています。

FBについてはさんざっぱら批判し、当初は絶対にやる積もりはないと固く宣言していたのですが、地域SNSの頓挫に伴い研究会としてFB側への移行ナビゲートが必要になりました。その折りに自分だけ参加しなかったり、あるいは匿名参加という不完全な状態のわけにもいかず、腹をくくりました。このとき、自分が管理者のページを作成すれば、実名を露出する機会を最小限にできることも知りました。

ページのリンクは、ここでは案内しません。FBを使いこなせる方なら検索一発で見つかる筈ですので。

(2) 本ブログのホームページ・インデックスを削除しました。

新たにFBで日々の投稿を行えば、限られた時間で何処かを削減することになります。この過程でインデックス書庫にあったホームページ向けのリンク集更新を廃止しました。前述のファイル名仕様変更でリンク切れになっているものが多いこと、既にホームページは相応に周知されていること、今後記事を書く毎に更新するメリットに薄いのが廃止の理由です。

ホームページ本体に関しては多くの改定を行っています。
代表的な改定に、踏査を行った物件をタイトルにした記事をいきなり書き始めるのではなく、物件名に対応する総括ページを作って呼び出す方式変更があります。

踏査した物件を時系列で追っていくと、探検を思わせる面白い展開が期待できますが、全体を把握したり他の記事との連携が難しくなります。物件重視の記述を行えば内容把握の助けになりますが、如何にも辞書的で退屈なものになります。結果重視かプロセス重視かの問題で、早期に認識されていました。
そこで総括ページに概要をかき、そこから各踏査記録を呼び出す方式にしました。第二次以降の踏査を行った場合は独立した記事を書いて総括にリンクを貼るだけで済むし、それによって判明した事実や誤りの修正は総括部分を修正します。各踏査記録はそのままなので、誤りが正されていく過程も追っていけます。

総括ページからは外部情報を参照することが多くなったので、脚注に出典と編集追記のエリアを設置しました。厳密には可能な限り一次出典を追うべきですが、該当箇所の記述が私の思いつきで書かれたものではないこと、検証可能な手段を明示するのが目的なので、最初に目にした書籍などを出典としています。

それから、以前から示唆していた限定公開記事・責任公開記事の準備を進めています。サイトのアクセスが増えてきたので、一般公開に相応しくないと判断された記述は、指摘事項を受ける前に限定公開記事に移動しています。このため以前は読めていた記述や見えていた写真が消えている場合があります。

以前から問題視されていたファイルやディレクトリ名の仕様変更は随時行っています。変更が必要な記事は初期のものが多く構成自体が今の仕様に合致しないものが目立つので、一から書き直している総括記事もあります。
記事テキストや画像の保存場所は以前と変更ありません。SkyDriveから参照する方式を維持します。FBには画像保存の制限がなく、実験したところ直参照も可能だったので一時は画像保存先に検討しました。しかしアップロードする際に画像情報が間引かれ、解像度が落ちた画像が保存されると判明したので断念しています。

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(「ランダムな充填問題でも局所的な類似構造を持つのだろうか?」の続き)

”もしかしたらこういう風になっているのかも…”というヒントになりそうな現象を身の回りのものから得ることができた。

同様の観測を行いたいなら、なるべく”粒がそろっているもの”が同一箇所に沢山詰まっているものを探すことになる。
植木鉢の中の土ではダメだ。それもある意味、空間充填問題の事例ではあるが、問題が複雑すぎる。土の粒子は一定ではないし、押さえることによって砕けたり水分を得て膨らんだりする。そこまで考慮すると手に負えない問題になるから、なるべく簡略化されている必要がある。

同じものが沢山同一箇所に…で思い付いたのが、10円玉貯金のボトルだった。

こんな感じで、私はある種の10円玉をボトルに溜め込んでいる。
この瓶入りスポーツ飲料はもう販売されていないのではないかと思う

イメージ 1


10円玉は扁平な円盤だが、同じ形状のものが多数詰まっているという条件は満たしている。そして確かに求められるような性質を満たしている。

瓶に押し込まれた10円玉の局所的拡大映像。
格別に注意して眺めなければ、まったくありがちな状態にしか見えないだろう。


イメージ 2


10円玉は、瓶の中で「まったくの無秩序状態に詰まっている」のではない。平らな面を押し付け合うように納まっている。その方が空隙率が低く、無造作に瓶の中へ「投入する」という過程でその配置を選択するからである。更に瓶を揺することで、この遷移はより一層はっきりする。

しかし全部の硬貨が同様のパターンを取っているわけではない。瓶の内側の縁などで重なり方がずれたり、そのずれた部分へ別の硬貨が斜めに入り込む状態になっている。この結果、複数枚数がいくつか層を成すように重なったクラスタがいくつも無秩序に発生している。

この現象は、別に空き瓶へ硬貨を溜め込むという奇特な性癖をお持ちでない読者の方でも実感しているだろう。ポケットに小銭入れを持っているなら、ファスナーを開けてみればまず、硬貨が同方向に納まっている。しかし全部きっちり揃った方向を持つことは稀で、大抵は硬貨の横へ割り込んだり斜めに入ったりしているものだ。

「硬貨は薄い円盤だからそういう局所構造を取るのであって、特異な方向性がないパチンコ玉ではそうならないのでは」という反論が聞こえる。確かにそうだが、この性質は「円盤も球も空間を完全に充填することができない立体」という性質さえ満たせば共通するように思えるのである。特に充填材料となる単位が十分に沢山あれば、一定範囲を充填するのに最適な配置を一つのクラスタとし、それを一単位としたクラスタが寄り集まって…のような構造になっていると考えたくなる。現に瓶の中の10円玉は、確かに何枚かが重なったクラスタ構造をランダムに取っている。

理想化された角砂糖を、その一辺の長さの倍数を持つ容器に「丁寧に置きに行く」なら、充填率は疑いもなく完璧の100%である。しかし一辺の長さに余りが出ていたり、角砂糖そのもののサイズに微細なバラツキがあった場合、状況は忽ち変わってくる。常識的に考えて整然と置きにいったのよりもランダムでありながら、もっと充填率の高い配置が存在する場合のあることが証明されている。

再び M. Lines の書物からの引用だが、議論を簡略化するために三次元ではなく二次元平面の正方形を考えよう。一辺が1mの大きな正方形に1cm角の正方形を配置するなら、100×100=10,000枚が詰め込まれ充填率は100%である。ここで元の正方形を例えば1mm大きくしよう。一辺が100.1cmの正方形領域に同様の配置を行えば、10,000枚並べた後に1mmの幅を持つ二つの辺がL字型状に残ってしまう。面積としては200cm2ちょっとあるのだが、幅が1mmしかないのだから正方形を詰め込みようがなく、この空隙部分はどうしようもないと考えるのが自然だろう。

ところが最初に行った碁盤目状に並べるのを諦めるなら、別のある配置をとることで10,000枚よりも多く単位正方形を「詰め込む」ことが可能なことが証明されていると言ったら、信じてもらえるだろうか。この場合も恐らくある「効率の良い」クラスタ構造が寄り集まって構成されるように想像されるが、精確な配置はもちろん分からない。

そして一般化された空間で別の単位図形の場合でも、同様の現象が起きているように思う。しかし今のところ私の中の妄想に過ぎないだろう。

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