すた・ばにら

すたは現実世界の私、ばにらは気ままに野山を駆けめぐる野ウサギ…

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昭和世代なら、クレゾールという薬品がどんなものか幼少期の体験に重ね合わせて覚えている人は多いと思います。
 
一つはトイレのうじ殺し薬。昔のトイレ(と言うか便所ないしは厠ですが)は汲み取り式で不衛生になりがちで便槽にうじが発生していました。放置するとハエになって飛び回るので、クレゾールを配合した薬品が売り出されていました。便槽に投入することでうじを抑えると共に消臭にもなっていました。昭和期には何処の家庭でも便所の片隅に茶色いビール瓶を小さくしたようなうじ殺し薬瓶が置かれていたものです。
まだ売られているかどうか分からない
 
もう一つがクレゾール石けん液です。これは家庭で使うことはあまりなく、専ら医療機関での消毒用でした。したがって薬瓶を目にするというよりは、むしろ幼少期にそれが使われる場面に遭遇することでクレゾールという薬品を知ることになりました。
 
自分自身の、そして恐らくは多くの昭和世代を学童として過ごした方々にとって共通する体験は、学校での集団予防接種です。学童の多かったマンモス校では学年単位に割り振り、場所も保健室ではなく体育館で行いました。クラス毎に呼び出され体育館に行くと、白衣を纏ったお医者さんが椅子に腰掛け、一人ずつ注射をします。
 
机の上には銀色のトレーが置かれ、一人分の注射器が並べられています。お医者さんはアルコールを浸ませた脱脂綿を児童の腕に塗り、針を突き立てます。子どもたちは一様に顔を顰め、あるいは顔を背けて痛みを堪えます。終わるとお医者さんは別の脱脂綿を注射箇所に載せてテープで固定しました。子どもたちは疑いもなく注射された場所を脱脂綿の上から押さえてよく揉んでいました。
現代では揉むのは誤り…しかし当時は誰もそんなことは言わなかった
 
一人分の注射が済むと、お医者さんは机の横に置かれた液体に両手をどっぷり浸けてタオルで拭きます。体育館全体に広がる何とも奇妙な臭いの正体はその白いボウルに入っている液体のせいでした。幼少期の自分は意味が分かりませんでしたが、あれは手の消毒をしているのよと教えられました。
 
この仕草は、風邪などでお医者さんを訪れるときにも見られました。この時代には消毒は基本と認識されていたので、何処の病院に行ってもこの特異な芳香を感じ取りました。白衣を着た人やクレゾールの臭いが病院を連想させて、もうそれだけで注射の恐怖を感じて嫌だという人も居ます。
 
クレゾールの特異臭による病院の連想性は今でも根強いと思いますが、最近の病院では殆どそれを感じません。消毒の目的だけなら、現在ではもっと強力かつ安全で芳香の少ない(あるいは殆どない)薬品類が開発されているからです。どちらかと言えば、クレゾールによる消毒は時代遅れなものになってきています。汲み取り式便所が激減すればうじ殺し液が要らなくなり、あるいは消臭目的でパラジクロルベンゼン製剤が用いられなくなったように。
 
パラジクロルベンゼン製剤は、現在もトイレの消臭ブロック目的に販売されています。百均でも海外生産の製品が売られています。他方、クレゾール石けん液は…さすがにもう販売もされていないだろうと思っていました。
 
ところが最近、ドラッグストアの薬品類の棚を眺めていて現にクレゾール石けん液として販売されていることを知りました。
これって…個人で使う人とか居るのだろうか…と思いつつも気になり、このたび買って来てしまいました。
 
これが販売時の荷姿です。
500ml入りでした。
 
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クレゾール石ケン液と表示されています。
「石けん液」とあるので、現代の感覚からすればもしかすると手押しボトルに詰め替えて手を洗うのに使う…なんて誤解する人がいるかも知れない。
 
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成分はクレゾールの50%近い溶液です。
これをそのまんま手にとって手を洗おうなんてことをするとエラいことに…
 
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使い方が記載されています。
お医者さんが注射の前に両手を消毒するように使うときは、ボウルに2%で薄めた液を作るようです。創傷面の消毒にも使えるらしい。
ダイズ油などのその他成分は懸濁化のためかも知れない
 
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このように、名称は「石けん液」でも手を洗うための成分はまったく含まれておらず、専ら消毒用として希釈して使うものです。濃いクレゾール液は腐食性があるので、皮膚に着いたまま放置すると侵されます。現代の液体石けんの感覚で手をキレイに洗うためのものではありません。
 
さて、蓋を開けてみました。
もの凄い臭いです。この芳香は…それこそ「クレゾール臭」と表現する以外にないと思う。
 
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ちょっとだけ水洗便所の手洗い部分に垂らしてみました。
橙色から茶褐色のどろっとした液体です。
 
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面白いことに、蓋を開けたときの強烈な芳香と、希釈したときのものは体感する香りイメージが大きく異なると思います。蓋を開けて鼻を近づけると、刺すように強烈で甘くぼけたような薬品臭として認識されます。何か異なる薬品のようです。
しかしこうして少しだけ垂らし水を混ぜることで、昭和期に予防接種を受けたときの「想い出の薬品臭」が再現されます。この芳香は本当に特異で、他の何の香りにも似ていない…それだけにごく微量しかなくても鋭敏に嗅ぎわけることができます。
 
上の写真を撮ったのは4日前ですが、昨日までトイレの中はもちろんのこと、トイレのドアを開閉することで台所から玄関まで芳香が拡散されます。外出して帰ってきたときにすぐ分かります。実はさっきトイレで薬瓶を少し触ったんだけど、こうしてキーボードを叩く手を休めて蓋を触った指を嗅ぐと、クレゾールの香りを感知できます。
こうした状況はお医者さんを連想する人には耐え難いものでしょうが、元から化学薬品大好きで、こうした薬品臭の許容度の閾値が低い自分のような向きには興味深いアイテムの一つという感じです。かつて書いた「有機化学薬品オンパレード」という記事からも想像されるでしょう。
 
ドラッグストアに売られていたこと自体、奇跡的です。今後クレゾール石けん液は更に需要を減らし、もしかすると何処かのタイミングで健康被害の可能性が指摘され最後には店頭から姿を消して取り寄せでなければ入手できなくなるかも知れない。パラジクロルベンゼン製剤とて然り。これはクレゾール石けん液よりもっと早く姿を消すと思います。人体にとって明確な害がかなり明らかになっているので。
だけどパラジクロルベンゼンのあの刺すような香りも大好きなんだけどなぁ…
 
昔からの営農者の倉庫の棚には、現在では販売禁止になっている除草剤などの薬剤がかなり残っていると聞きます。一連の化学薬品もあと数年経たないうちに同じ顛末を辿ることになりそうな気がします。

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思えば、キッカケは全く些末なことでした。
 
社会人になってハードな運動を愉しむようになってからは、日々の洗髪が大変だからとスポーツ刈りに移行し、恐らくその状態で十年以上を過ごしました。
 
今から2年前、Yahoo!アバター廃止アナウンスがあって新体制へ移行するまで今までの有償アイテムも自由に使える時期がありました。このときわざと自分のアバターを女の子らしく着飾ってみたところ、面白いと思っただけではなく一度本当にそのまんま変身してみたいなどと考えてしまったのでした。「男性の長髪が流行ると思う」という記事を書いたときのことです。
 
それから半年経ち、髪を伸ばすのはいいけどそのまんまだと運動のとき困るだけでなく、人に不快感を与えかねないということで髪を結ぶことを考えました。今からすれば、よくそんなことやろうなんて考え起こしたものだなーって思います。これが「ポニテにしてみた」の記事を書いた去年の6月のことでした。
 
更に一年半が経過しています。飽きたり考えが変わったらバッサリ切って元に戻ろうと思っていました。まあ、仮に私が不特定多数の人に応対する市役所の窓口担当のような仕事に就いたならさすがに今のままというわけにはいきませんが、そういった変化もなく、ずっと伸ばし続けています…と言うか勝手に伸び続けています。
 
約一ヶ月前の撮影です。
この髪留めは目立つので相変わらずアジトに居るときの限定使用です
 
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髪を解くとどうなるかというと…
アバターの男の子と同じ髪型です。残念ながら脱色はしてないけど…^^;
 
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人間というのはどんなことでも慣れることができる生物です。自分自身も周囲もそうなっています。初めてポニテにして買い物に行くときの自身の抵抗感ったらなかった…ポニテデビューなんて書いていました。
 
最初のうちは髪留めを使うのも下手くそで時間がかかっていました。今は手元にあるいろんな髪留めを使い分けています。自分で買ったのは数本だけで、半分以上はバドの友達が気を利かせて買ってきてくれたものです。ピンク色のがあるし、フリフリが着いた可愛らしいのもあります。さすがにアジトとバドへ行く日限定です。
 
スポーツ刈りのときは石けんで洗ってバサーッと流して終わりだったけど、今は長いので手入れが大変です。伸ばすのはいいとして、不潔なのは絶対に嫌だから丁寧にシャンプーし、脂を取り除き過ぎないようコンディショナーを使っています。それからキチンと乾かしてブラッシングして…ロングの女性の気持ちが分かります。
 
まあ、分かったからどうなるって訳でもないんですが、もし自分が何の疑いを覚えることなく常識と標準の枠にはまった人生を歩み続けていたら絶対に体験することのない事象です。一度もやった経験がない何かを試すことについて、それが誰の害悪にもならないものなら、試すこと自体が有益で、何故試そうと思ったかを考えたり問うたりすることは無意味です。これは前にも書いたっけ。
 
自分の身体を労るなら、髪も身体の一部です。ビジネスマンが首元のネクタイをキリッと締めて仕事モードへ移行するのと似て、風呂から上がって充分に髪を乾かした後、両手を頭の後ろに回し、親指で髪を掬い上げて手際よく髪留めでまとめ上げる…自分の中でサッパリするしスッキリします。朝起きて髪が巧くまとまらないと嘆く女性が結構居るようだけど、こういうことなんだなーと納得できます。
 
ポニーテールと言えば、今日のことこんな事件がニュースサイトに載っていました。

女子中学生が後ろから近づいてきた男に、ポニーテールを切られる

何とまあ酷いことするよなあ。20cmも切られれば完全に元に戻るのに2年近くかかってしまう。それまでは2年間、元の自分の姿を「壊された」状態で過ごすことを余儀なくされるわけで…頭髪だから肉体的痛みがないというのは低次な男性的発想です。まあ、犯人もそんな考えだから手を下すことができたんでしょうが…
 
自分がそういうスタイルで居るからでしょうが、最近は街中を歩いていて男性のポニテを結構見かけます。年齢も自分と同年齢かそれより上の世代でみかけます。人それぞれだけど、束ねた髪がくしゃくしゃだったり不潔なのはちょっといただけないなあ…それだと単に散髪に行くのが嫌なだけの不精者みたいだし。
髪を束ねない非ポニテ(要するに普通の長髪)は若い世代に多く見かけます。どうかすると女性並みに髪が綺麗だったり…若いと髪の量が多いのは強みです。
 
同様に、女性でスポーツ刈りとまではいかなくともかなり短くカットしたスタイルも見かけます。個人的には脱色系ロングやおかっぱなどが猛烈に好きですが、ベリーショート系もその人の雰囲気に合っていたり、あるいは逆にまったく雰囲気からかけ離れていたりすると妙に気になってしまいます。オトコだから…オンナだから…のジェンダーから解放された考えの元、髪型を始めとして様々なスタイルの幅が広がっていくのは、手放しで喜ぶべきことと思います。

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麺話その2

パリパリ麺の賞味期限が近づいていたので、今日の昼食に消費することに。
 
麺は揚げてあるのでそのまま食べられます。麺を広皿に押し広げ、粉末スープをカップに入れて水に溶いて練って具材と一緒に載せればいいだけの簡単レシピ♪
 
ところがその粉末スープと言うか、あんの部分なんだけど…
箸でかき混ぜても固まりません。こんな筈はない。普通なら酢豚にからめるソースみたいにねっとりってなる筈ですが…
 
上乗せする具材を調達しようと、取りあえずカップのお出汁を注いだんですが…
なんかもう、しゃばしゃば状態。
 
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どうもおかしいと思い、一旦はゴミ箱へ入れた外袋を眺めたところ、
水の分量も作り方も間違えていた!!
 
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正しい作り方によると、水で溶いたあんを野菜と一緒に炒めるようになっていました。別に炒めた野菜があったので、後載せしようと思って先に溶かしたあんを載せていました。しかも水の分量もあまりにもアバウトだった…(汗)
 
※ このパリパリ麺は殆ど罰ゲーム食状態でした…

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麺話その1

昨日の午後、小腹が空いたのでおやつにカップそばを作りました。
スープを麺の上にあけて小ネギをちょっと載せ、お湯を入れ数分待っていました。
 
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さて、もうそろそろいいかな…
 
蓋を開けてみたところ…
 
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唐辛子の小袋が溺れていた!!
 
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お前、そんなところに隠れてたのかぁー?
 
小袋はお湯の中に浸かってよく温まっていました。
いいお出汁が出てそうです^^;
 
教訓: お湯を入れる前にキチンとチェックしましょうね♪
 
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※ 製造元には何の責任もありませんので…^^;

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Chain Reaction

ティッシュを取ろうとしてメモ帳に手が当たり、
机の後ろへ落ちてしまった。
 
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壁と机の間は数センチの隙間しかない。
机を動かすなんて無理。
 
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それで横から長い棒を使って掻き出そうと思った。
長い棒なら…布団叩き棒がある。
 
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布団叩き棒を取ろうとすると…
今度は鉄パイプに掛けていたフックが植木鉢の後ろに落ちた。
 
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もう…メンド臭いなぁ。
 
今しがた手にした布団叩き棒を使って植木鉢の間からフックを取り出し、鉄パイプに戻しておいた。
それから…本命のメモ帳を何とか回収…
机の裏側が埃まみれなのはどの家庭でもありがちなお約束です
 
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遊んどる暇ないんッスけど…^^;

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