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癌(肉腫)or認知症

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【忘れても柳に風でまぁ幸せに?】
 母はもう亡くなってしまったのですが、母方の祖母が89歳で健在です。
認知症が極度に進み、2〜3分前のことでも忘れてしまうし、もはや昔の記憶もあやふやになってきました。自分の年齢を30歳前後くらい、ちょうど子育てしていた頃だと認識しているようです。孫であるぼくのことをすっかり忘れている……というか、孫をもつ年頃だと思ってないのです。
 
それでも、祖母は性格が穏和(おんわ)で、たいていニコニコしていて、グチを言うことがありません。介護施設に入っていますが、スタッフさんや他の入居者さんからの評判いいようです。プレイ・ボーイのお爺さんがいるんですが、その人から言い寄られているふうにも見えました。嬉しいか嫌なのか分かりませんが、とにかくニコニコしてるので、ひとまず波風は立ちません。まぁそれなりに楽しそうに暮らしてます。
 
先日、祖母は膀胱に悪性腫瘍を発見され、高齢にも関わらず、小水が詰まってしまうってことで切除手術を受けました。手術はおおむね目的を達しました。しかし、すべての悪性腫瘍を取り去ることはできず、残りの腫瘍と共生していくような感じになりました。老い先は短そうです。が、もう手術のことも忘れ、のん気な感じです。
 
 
【抱え込むと不幸になる?】
 祖母に対し、ちょっと前に亡くなった祖父は、みじめなものでした。祖父も認知症が進んでいました。見えっ張りなのか小心者なのか、認知症を隠して、他人の話を聞いて分かったフリをします。そんなことをして、いいことはありません。自然、卑屈な感じになります。一方で、妻(祖母)に対して夫(祖父)らしく振る舞おうと、ガンコでつまらないプライドがありました。急速に進む認知症を抱え、見えやプライドにこだわるのは苦しみにこそなれ、いい結果にはつながりませんでした。さらに、認知症特有の、「物が失くなった」だとかで大騒ぎし、他人様(ひとさま)に迷惑をかけたあげく、その他人様が隠しただのと疑ったりします。まわりに調和できず、できることが狭まっていくことに苦しみ、暮らしに不満を持っていました。祖母とは正反対です。認知症に苦しみぬいて亡くなった感じでした。
 
人にもよるし入居施設にもよると思いますが、祖母のように穏和で協調性のある人は、認知症が重症化してもなお、まぁ幸せそうに見えました。すぐに何かを忘れてしまっても、柳に風、笑顔で受け流します。祖父のようにガンコだったり不満を抱えやすい人は、自分の衰えを受け容れられず他人からの扱いに不条理なものを感じるのでしょう、たいてい不機嫌で、孫の前では気丈に振る舞ってましたが、それがまた痛々しく、大変不幸に見えました。
 
もし自分が重度の認知症になってしまったら……、そうならないよう願いますが、もしなってしまったら、祖母のように、少しでも幸せを感じていける人生を送りたいと思っています。
 
 
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 このたび、私の母・典子が60で亡くなりました。
腺肉腫(アデノサルコーマ)という、子宮体癌の一種が再発し、抗癌剤・放射線の併用療法を行なって一時落ち着いていましたが、結局再発1年での最期となりました。
この写真は、病気療養中の母をドラがなぐさめているところです。
母はねこたちと相思相愛でした。
 
私もいい年なので母の死くらい大したことないと思っていたのですが
想像以上に落ち込み、驚いています。
 
幸か不幸か、今年の正月に出した本の中で
のちに落語家初の人間国宝になる5代目 柳家小さんと若き日の母・典子の剣道の立ち合いの場面を描くことができ
それが唯一の親孝行でした。
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ねこたちを母の形見に、これからもかわいがってゆこうと思います。
 
 

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【認知症のせいで蓄積、大量の小銭に金融機関も困り顔】
 認知症になると、どうも小銭がたまるらしいです。母方の祖父母(夫婦で認知症)の家に行くと、テーブルやキッチンのそこかしこに小銭が散乱しています。どこか引き出しを開けようものなら、小銭の雪崩(なだれ)が勃発するほどです。なぜなのか原因を探ってみると、認知症の人は買い物の際、計算ができないので大きなお札(さつ)で会計する傾向があるらしいことが分かりました。そこでたまった小銭を、次の買い物で使えばいいのですが、認知症の人にとっては計算はもちろん小銭を数えるだけでも大変な作業なのです。それでまたお札を出します。これを繰り返しているうちに、どんどんどんどん小銭がたまってあふれ返ってしまうのです。
 
皮膚癌切除のために祖父(86歳)の入院している間を狙って、思い切って家中の小銭を集めてみました。1円玉や5円玉や10円玉ばかり、ザクザク出てきました。よく学校などにあるバケツに換算して4杯分ぐらいありました。それを銀行に持っていき、最初はATMで入金したんですが、1度に硬貨100枚までしか入らず、しかも計算・記帳にすごく時間がかかりました。30分ほどかけて5回繰り返し、やっとのことで2000円くらい貯金できました。その後、ふと〝窓口で一気に預ければ速いじゃないか〟と気づきました。が、銀行の窓口が閉まってしまったので、もう少し遅くまで開いている郵便局の貯金窓口に持っていきました。これで速く済む…かと思いきや、小銭を勘定する機械は意外と硬貨の識別・計算に時間がかかり、そのうえ途中で何度も小銭が詰まって入れ直したりで、また30分ほどかかりました。バケツ2杯分を処理した時点で居づらくなり、他の郵便局へ。幸いそこの小銭勘定機は性能いいらしく、金詰まりすることなく10分程度でバケツ2杯分を処理することができ、感動しました。
結果、3万円近くの貯金ができました。小銭も積もればバカにできませんね。
 
テレビか何かで見たことあるってかたもおられると思いますが、認知症の具合を見る時に「100−7、その答えから−7、その答えからまた−7…」というのを繰り返すテストがあります。実際に祖母(84歳)は病院でそのテストを受け、最初の100−7でつまづいていました。驚いたことに、私自身、「100−7=9393−7=…」で 一瞬詰まってしまいました。もう認知症かも。
 
近頃はクレジット カードや電子マネーで買い物することが増え、自分で暗算する機会が減りました。99円の物を買うのに104円を出して5円玉1つにする…なんてのは、実は非常に高度な技術なのかもしれません。
みなさんも、暗算能力が衰えて認知症予備軍にならないように、たまには小銭を駆使して買い物してみるようお勧めします。
 
 


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【祖父と●人たち】●=愛
 うちの母方の祖父86祖母84はどっちも認知症です(夫婦二人暮らし)
食材を買いにいくと、行くたびに同じようなものばかり買ってきたりします。
 
週3日ほどヘルパーさん(曜日によって別の人)に頼んで夕食を作ってもらっています。
ところが、祖母の食べ残しが目立つようになりました。初めはヘルパーさんの食事がヘタなのかなぁと思ったり、年齢のせいで食欲が減退してきたのかなぁと思っていました。でも、近所のレストランで食事をすると、しっかり たいらげます。どうもおかしいなぁと思い続けていたんですが、ようやく最近その理由が判明しました。
 
ある時、祖母が「あんな女が作ったもの、食べたくない」などと言ったのです。
どういうことかと言うと、祖母はヘルパーさんたちのことを、祖父の●人たちだと思っていたのです。ヘルパーさんが来る日にきちんと「今日はヘルパーさんが来る日だからね」と言っておいても、認知症の祖母には通用しません。即座に忘れてしまいます。それどころか、いつも挨拶してくれる親切な管理人のお姉さんのことも、祖父の●人だと思っていたらしいのです。
 
先日、祖父は皮膚癌切除のために1カ月くらい入院しました。その間、何回も何回も「じいちゃんは入院しているよ」と伝えても、祖母は「女のところから帰ってこない。バカにしている」と 怒っていました。祖父の退院後、祖父母の果てしなく実りのない口論に巻き込まれ、私は疲労しました。まったく、認知症はひとごととして聞くと笑えるのですが、当事者達にとっては、疲れ果ててしまう認知症状を呈します。
 
今のところ、認知症は早期発見・進行阻止が限界で、改善の手立ては無いようですので
みなさんもお気をつけください。
 
 


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【痛みを我慢してはいけない】
 母方の祖父(会津生まれの86)が、くるぶしにできたおできを1年も我慢していたら、とうとう皮膚癌になってしまいました。2013年の大河ドラマ『八重の桜』で、会津人は「ならぬことはならぬ」と、強く生きることを表明していましたが、我慢し過ぎて癌になるなんてのは実にバカバカしいです。「なるものはなる」のが病気です。我慢は止めましょう。
 
【涙の夫婦再会】
 祖父は皮膚癌切除のために入院しました。すると、祖母(84)が「昭雄(てるお=夫)が帰ってこない」と、電話してきます。入院していることを忘れてしまうのです。認知症のせいです。そこで、祖母を連れて見舞いに行きました。
  私 「ほら、じぃちゃんは手術で入院してるんだよ」
  祖母「あらまぁ、ぜんぜん知らなかった。誰もなんにも教えてくれないんだもの」
     (※何度も伝えている)
  祖父「早く治るように、がんばるから」
  祖母「なにもがんばんなくてもいい。早く帰ってきてよ」
 二人は手をつなぎ、涙を流しました。いいシーンでした。
 
 見舞いの帰りにレストランに寄って食事していると、祖母は言いました。
  「ところで、昭雄はどこ行ってるんだい、まったく」
 もう見舞いしたことを忘れているのです。なお、祖父のほうも、見舞いされたことを忘れていたので、おあいこ()です。
認知症は本当に恐ろしいものです。回りの人間のパワーを奪います。呆れ果てるような話がまだあるのですが、またの機会に〜
 
 


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