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本館 Gallery に新作をアップした。今回は、現代の女性をテーマにしたシリーズからである。ここのところ、リアルな生活の方が何かと忙しいものだから、あまりコンピューター・グラフィックス(CG)に身を入れている余裕がない。お蔭で少々手抜き気味のところもあるが、許して頂きたい。
ついでに言うと、更新時間も変則的で、従来は朝更新していたのだが、ここ暫くは深夜更新になっている。そもそも、深夜型の私が朝更新するようになったのは、このYahooブログの作りが脆弱で、夜更新しようとすると、アクセスしている人が多いせいか、しょっちゅうエラーになっていたためである。当時のYahooは、アップするだけで虚しく1時間近く費やすのが当たり前の、お粗末な作りのブログだったのだが、今回やってみたら意外とすんなりと更新出来た。さすがにここまでブログが普及すると、Yahooも殿様商売をやっていられなくなって、サーバーを改善したということだろうか。この状況なら、また元に戻って深夜更新に切り替えてもいいかもしれないなぁ。
さて作品についてだが、題名に深い意味はない(笑)。由来も忘れられた古い遺跡が残る丘という程の意味である。ちょうど日本でも、地方都市に行くと近くの小高い山やら丘やらの上に、放置されたままの城の石垣が朽ちて見捨てられているのを見かけることがある。この絵のイメージは、イタリアやギリシアの古代遺跡といった感じで制作しているが、あちらも多数の遺跡が国中に散在しているから、こうした風景は珍しくないのではないかと思う。
こういう遺跡のような無骨な背景と女性との組合せは、何のつながりもないのだけれど、妙に合うなぁと前から思っている。過去にも遺跡・廃墟と女性とを組み合わせた作品を何度かアップしたが、結構自分なりに気に入っているものが多い。遺跡を過去や死の象徴とすれば、女性は現代や未来、そして生の象徴ということになり、互いに対極にあるもの同士が奏でる反響がいい効果を生むということだろうか。
同じような効果かどうか知らないが、クールな現代風スポーツカーと古い石造りの街並みなども良く合うと思う。車の宣伝などにもこういう組合せが登場することがあるが、現代風の街並みにスポーツカーを置くよりも、かえって目立って人の目を惹きつけるように感じる。ミスマッチの成功ということではなく、対極にあるもの同士がお互いを引き立てているということではないかと思う。
ところで、海外でもそうだろうが、世の中には、古い遺跡・遺構だということ以外、それがいったい何なのか分からないものが多数ある。以前題材に取り上げたが、ソドムやゴモラの跡と言われている死海周辺の古代都市跡も、ホントのところは何なのかよく分からない。シバの女王のときにも触れたが、中近東の砂漠の中には由来不明の遺跡がたくさん眠っている。更に言えば、ストーンヘンジだってナスカの地上絵だって、何のためのものかは分からない。日本の場合も、有名な高松塚古墳は、誰を埋葬したものか判明していない。
最近でこそ、そうした遺跡・遺構を科学的に研究・分析し由来を解明していこうという考古学的な検証が行われるようになったが、昔だったら何か分からないものは勝手に話を作って解釈してしまおうということになっていたはずだ。誰かが思いつきで喋り、それが何代かに渡り伝わると、もっともらしい話になる。村の古老などが、人々を集めて聞かせるわけだ。それがまぁ、今日伝わる神話・伝説の源流であり、お蔭で様々なロマンが生まれたわけだが・・・。
ただ、現代といえども、科学的解明は万能ではない。色々な分析方法を駆使して調べるわけだが、最後のところは「結局分かりません」という結末になることが多々ある。あるいは、「科学的に解明できました」なんて言いながら、ホントのところはトンでもない勘違いをしているということだってあるだろう(誰も勘違いと分からなければ幸せかも)。やはり遠い昔のことは、タイムマシンを発明して過去に戻ってみなければ分からないものなのである。
そうなると「科学的分析+推理」という方法に頼らざるを得ず、「この遺跡って、こういうもんじゃない」という推測の世界になる。とどのつまりが、昔ながらの勝手な解釈に少々毛が生えた程度ということか。但し、昔の人のロマン溢れる解釈に比べ、科学的根拠に基づく推理というのは夢がないことが多いなぁ。空想というのは、分別ある大人が考えるより、自由な発想の子供が考えた方が奇想天外で面白いのと同じことではないか。いずれにせよ、遺跡・遺構には、今でも何がしかロマンと謎が宿っているということだろう。
そうして考えると、遺跡がかもし出すロマンが、女性の美しさと共鳴して相乗効果を生んでいるということもあるのだろうか。遺跡にせよ女性にせよ、我々男から見れば様々な謎を秘めた存在であり、そこのところは共通している気もするなぁ。
(このブログは、「Stardust Crossing」( http://webstreet.jpn.org/stardust/ )の一部として運営しています。)
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