Vue & Poser 制作雑記 あるいは 途切れがちの日記

コンピューター・グラフィックス(CG)制作にまつわる日々の雑感集

2007

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作品更新−潮騒

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 本館 Gallery に新作をアップした。これが今年最後の展示作品となる。そしてブログも今年最後である。明日からは暫し東京を離れる予定。コメント入れてもらっても返せないけどゴメンナサイ(とあらかじめ断っておく)。

 最後に何を作ろうかと色々考えたのだが、冬なので逆に暖かそうな海の風景でもと思い、明るめの大気設定を使った作品にした。人間の心理というのは面白いもので、この作品が暖かく見えるのは、大気設定だけではなく、背景に椰子の木があるからである。「椰子がある以上、暖かいところに違いない」と見る人は思う。小道具というのは重要である。

 作品に虹を登場させたのは、これが初めてのことではないかと思う。子供に絵を描かせると、空に虹がかかっている構図が多いのだが、それは子供心に虹を不思議で魅力的なものと思っているからだろう。だが、Vueで制作する風景作品に使うとなると、虹というのは結構使いどころが難しい気がする。その独特の存在感のためだろうか。

 虹というのは、今なら誰だって発生の原理を知っているから不思議でも何でもないのだが、どうして虹が出来るのか知らなかった昔の人々からしてみれば、えらく不思議なシロモノだったに違いない。まず、あれは何で、どういう理由で出現しているのか、そこが分からない。吉兆なのか、何か良くないことが起こる前触れなのか、それぞれの民族ごとに様々な解釈が生まれたのだと思う。だが不思議なことに、あの虹の発生している場所には宝物や黄金が眠っているという伝説が広く伝えられている。いったい、どうやってみんながそんな幻想を抱いたのか、そこのところはよく分からない。

 そんな言い伝えに釣られて虹の発生している場所を探そうとした人は、結局その地点を特定できなかったはずだ。ご存知のように、虹は水しぶきや雨の水滴がプリズムの役目を果たして太陽光線を分解して反射しているから出来ているので、見る角度を変えると見えなくなってしまう。従って、虹の根元なんかにたどり着けるわけがないのである。

 但し、海の波しぶきや滝の水煙がプリズムの役割を果たして虹が見えることはよくあるから、その場合は根元が特定できる。もちろん根元は水の中であり、波しぶきの立つ辺りや滝つぼから虹が立っているように見える。それを見て、「あの下に宝が」と思って海や滝つぼに飛び込んだ人がいたのだろうか。そこのところはよく分からないが、幾ら探してもあるわけがない。まさに「命あっての物種」である。

 そう言えば昔、滝つぼから生じた、完全に半円形の虹を見たことがある。カナダのナイアガラの滝でのことだった。行ったのは夏だったと思うが、夕方になると滝つぼから虹が上がり、そのままもう片方が川の中に落ちているのが見えた。

 これはその日限りの特殊な現象ではなく、日が照っていれば毎日見られるらしい。但し、夕方にならないとダメということで、宿泊客専用のアトラクションみたいである(笑)。ナイアガラといっても見るのは滝だけだから、忙しいツアーだと午前中に滝を見て、午後からは次の目的地に移動する。これでは、この半円形の虹は拝めない。夕方までナイアガラにいる観光客の特権のようだ。

 午後まで陣取るナイアガラの観光客は、みんな虹のことをよく知っているようで、その時間になると、大勢の人が滝つぼの回りに集まる。ナイアガラは、川を挟んでカナダ側とアメリカ側に分かれるが(川にかかる橋の中央に国境がある)、この虹はカナダ側からしか見られない。思ったより長い時間見られるのだが、見えなくなった途端に人々は夕食に繰り出すので、混むのが嫌なら虹が見えているうちにレストランを探すことだ。

 何だかナイアガラの観光ガイドみたいになって来たので、そろそろこの辺でやめよう。ちなみに虹という漢字が虫偏なのは、古代中国で雨とかかわりの深い竜がこの虹を発生させていると信じられていたからだと聞く。とすると、虹の根元に眠っているのは竜の宝ということだろうか。やはり虹というのはロマンチックな存在である。

 では皆さん、良いお年を!


(このブログは、「Stardust Crossing」( http://webstreet.jpn.org/stardust/ )の一部として運営しています。)

回顧と懺悔

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 クリスマスもあっという間に終わり、3Dのコンピューター・グラフィックス(CG)関連サイトが行っていたアイテム無料配布でかなりお腹一杯になった(笑)。使わないアイテムを増やしても仕方ないからダウンロードは自制しようと心に誓いつつも、例年、食べ過ぎならぬダウンロードし過ぎになってしまう。来年こそは反省しよう(爆)。

 かくして今年も本当に残り僅かとなった。街は年末の慌しさで満ちており、急ぐ用があるわけでもないのに、何とはなしに落ち着かない雰囲気である。仕事の方は、消化不良気味のまま越年となりそうで、今一歩スッキリ感がないのが悔やまれる。そんなことは今までもあったし、くよくよしても仕方ない。来年こそは頑張ろう。

 毎年のことながら、年末になると新聞、テレビともこの1年を振り返る回顧調の番組や記事が多くなる。今年の出来事やら十大ニュースの類である。日本人というのは、ことのほか締めくくりを大切にする人たちで、宴会をやると必ず終わりに一本締めをやらないと気が済まないところがあるから(いや、これは私だけか…)、年末になると何とかこの一年を締めてみたくなるのだろう。

 そんなわけで今回は、我がCGライフやらネット活動やらのこの1年を振り返ってみて、反省会をしようという趣向である。今のところ思いつく反省点は3つある。

【反省その1:シリーズもの挫折】

 これはいわずと知れた2作品、つまり、本館サイト内の「Landscape/風景」の中にある「Another World/異世界」、つまりSFシリーズと、「Portrait/人物」の中の「Young Warrior/若き戦士の肖像」シリーズのことである。

 一応細々と作品掲載は続いているが、ストーリーに行き詰まり、先行きが暗くなっている。加えてSFシリーズの方は、モデリングに使っているShade 8.5 Basicが不調で、新たなモデリングが難しくなっている。

 来年はこの2つとも、今までのストーリーから外れて、様々な場面を単品として繰り出す形にせざるを得ないと思っている。技量や手持ちアイテムの厚みに不安を抱えながら、ストーリーものに果敢に挑戦したチャレンジング精神はよしとしつつも、結局見通しの甘さだけが目立つ結果になった作品群だったなぁ(と過去完了形で言うのもナンだが…)。

 それにつけてもShadeの方はどうしたものか。Shade9体験版の有効期限が切れてしまったので、現在モデリングは止まったままだ。期待していた11月26日の「e-frontierの日」には、アップグレード版はバーゲン対象になっていなかったので、Shade9 Basicへのアップグレードは見送ってしまった。やはりShade10まで待つのが最善策か。益々SFシリーズ最新作は遠のくなぁ。たかだか5000円のことで悩む自分も自分だが(笑)。

【反省その2:Tips中断】

 ぼちぼちと加筆していた本館サイトのVue Tipsのコーナーがメモリー増設の話題を最後に中断したままになっている。というか、Vue5 Esprit時代のTipsしかなくVue6 Infiniteに乗り換えてからのTipsがない。

 よく考えてみれば、新たな項目を書く以上、対象となるTipsそのものを持っていないといけないのだが、Vue6 Infiniteに関して言えば、これといったTipsがない。これが最大のTips中断要因である(笑)。

 Vue6 Infiniteを使い始めて半年になるが、皆さんに紹介してタメになるようなTipsを思い付かない。何か特別の使い方をしているわけでもないし、皆さんの知らないことを私が知っているわけでもない。普通に画面設定をして普通にレンダリングしている。Vue6 Infiniteは高品質のソフトなので、それ程手を加える必要を感じないのである。ごく当たり前の使い方をしていると、これといってネタが思い付かないというのが正直なところである。

 いや、それ以前に、このVue Tipsのコーナー、誰か見ているんだろうか。それが最大の問題だったりして…。

【反省その3:Japan Vue Links 低調】

 Japan Vue Linksは、国内Vue関連サイトの紹介だけを目的としたリンク集サイトで、突然の思い付きで今年の初めに開設した。分かる範囲で国内Vue関連サイトを集めて出発し、その後もあちこちネットをさまよっているうちに新しいサイトを見つけたら追加しようと思っていたのだが、そのまま中断している。突然の思い付きで始めたことがこうした末路をたどるのは、シリーズもの2作品の挫折で身に沁みて分かったことではあるが、これは教訓のダメ押しか…。

 こんなVue関連サイトもあるよって情報提供してくれた人や、向こうから掲載を申し込んで来てくれた方があって、出発当初に比べれば掲載サイトは増えたが、これで全てを網羅しているとはとても言えない状態だろう。

 最近私自身が忙しくて、あまり熱心にネット・サーフィンをしていないのが最大の原因だが、Japan Vue Linksそのものの認知度も低いということだろう。ただ、たまに見るとカウンタは回っているようなので、一応人様のお役には立っているのではないかと安心している。

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 まぁそんなふうに殊勝に反省しながら新年を迎えるわけだが、この年末の反省を活かして、来年は心機一転改善策を講じるかというと、決してそういうわけではないところが、懲りない性格のゆえんだろう(笑)。

 来年もマイペースでボチボチ行きますので、一つ宜しく。皆様もよいお年を。あっ、年内もう1回くらいは更新すると思います。その後は旅行に出掛けてしまいますが…。


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 本館 Gallery に新作をアップした。世の中クリスマス真っ盛りだが、それとはまるで関係のない内容で、「我が道を行く」路線全開である。見ての通り、「戦士シリーズ」からで、いわゆるポートレートである。背景の建造物は、期限切れギリギリのShade9体験版で制作したもので、下手をすればこれが最後のモデリングとなるかもしれない(笑)。

 フィギュアはお馴染みのDAZのVictoria3(V3)、髪はKozaburo氏の Short bob、衣装はDAZのApocalyptic Sun ArmorとRunTime DNAのDMSF、いずれも昔からずっと使い続けて来た組合せである。今回この作品を制作しながら、ちょうど1年前のことを思い出していた。

 昨年12月、DAZがVictoria4(V4)のリリースを発表した。私にとっては、長らく続いたV3の時代が終わりつつあることを告げる衝撃的なニュースであった。もちろん、そんな噂は前からあったから、近いうちにV4が登場するという認識はあったのだが、私自身、Poserを購入してからずっとV3を使い続けていたので、V4の登場を待ちわびていたわけではなかった。いや、はっきり言って、V3に特に不満を持っていたわけではなかったから、髪やら服やら豊富な周辺アイテムを抱えている身としては、V4の時代が来ることを歓迎する気にはなれなかった。

 私はPoser界の動きについてそれ程詳しくはないのだが、当時、V4を熱狂的に歓迎する雰囲気が満ち満ちているわけではなかったように記憶している。いいモデルだという積極評価はたくさんあったが、他方でV3を凌駕するほどのクオリティーの高さはないのではないかというさめた意見も目立ったように思う。不満は色々あるにしても、みんなV3の完成度にある程度の満足感を持っていたということだろうか。

 だが、やはり新しいモデルが出れば、髪やら衣装やら靴やら、周辺アイテムはそちらに向けて動き出す。特にV4が出てすぐは、DAZを中心に新規アイテムのリリースが相次ぎ、ご祝儀相場的に無料アイテムも含めてV4用のものが増えていった。その様子を見るにつけ、V3向けにハイ・クオリティーな新商品が出る気配はほぼなくなったような気がしたものだ。

 私は、V3に留まるのかV4に向けて舵を切るのか決断を迫られ、結局V4を購入した。色々悩んだ末、バーゲン価格の期限が切れる年末ぎりぎりの購入だったと思う。今に続くプラチナ・クラブ入りは、その時からである。

 V4を抱えて年明けになり、自分の作品群に新しい1ページが始まるという期待感より、長年慣れ親しんだV3を捨てる寂しさの方がまさっていた気がする。V4購入に至るまでの約1年半、良くも悪くも私の作品制作にV3は不可欠の存在だった。Vue、Poserの購入とほぼ同時に、様々なアイテムをV3中心に揃え、戦士シリーズのイメージを作っていった。V3あっての戦士シリーズであり、作品のイメージはV3の存在感に依存していた。「三つ子の魂百まで」ではないが、最初に使い始めたキャラにはそれなりの思い入れがあったのである。

 そんな複雑な気持ちで今年の初めにV4元年をスタートさせたのだが、その後の展開は、当初の予想とは大きく違うものとなった。待てど暮らせど、V4用の戦士衣装でぴんと来るものが発売されなかったのである。お蔭で、暫くの代役と思っていたV3はそのまま戦士シリーズにい続け、今に至っても主役を張っている。現代の女性をモデルにしたシリーズこそV4の独断場となっているが、戦士シリーズも、たまに人物が登場するSFシリーズも、V3が主役のままである。

 今では、イメージにかなったV4用衣装の登場を待つ心と、このままV3でいいじゃないかと思う心とが、奇妙に同居した状態である。このまま年を越すのは確実なので、V4への主役交代があるとしても来年のことになる。さてどうなることやらという気がするが、これはひとえに、V4用のアイテムで琴線に触れるようなものが発売されるかどうかにかかっている。

 まぁそんな様々な思いを抱きつつ、今年最後の「戦士シリーズ」作品として、V3のポートレートを制作したかったのである。今やこのV3戦士は、私にとって旧き戦友と言える存在なのかもしれない。


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メリー・クリスマス

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 クリスマスも間近に迫り、街にはクリスマス・ソングと飾りが溢れている。社会人になっても、この季節に何となく浮き浮きした気分になるのは、単に私の精神年齢が低いせいばかりではあるまい。

 PoserやVueなどのコンピューター・グラフィックス(CG)関連サイトでも、クリスマス向けのセールやらアイテム無料配布をやっている。私は3DCGをやるようになってから、この12月のクリスマス・プレゼントを毎年ダウンロードしている。丹念に探せば実にたくさんのサイトがこの種のアイテム無料配布をやっていて、最初の頃は片っ端からダウンロードしていたが、その大変が結局使われずにハードディスクのゴミと化す実態に見て、最近ではダウンロード先を絞っている。少しは失敗から学んでいるということだろう(笑)。

 ここのところチェックしているのは、DAZ、Renderosity、RunTime DNA、PoserProsといった有名どころ海外サイトのアイテム無料配布のほかに、OUT OF TOUCH、Nouschka-Designの2つである。後者の2つは、毎日パーツをダウンロードしていき、24日の日に1つのアイテムが完成するというパターンの配布方法で、それなりに価値のあるものが手に入るのだが、私の場合は単に集めるのが楽しいという面があり、完成品を作品に使うことはそれほどない(爆)。だが、その夢多き配布方法に惹かれて、ついつい毎年集めてしまうのである。クリスマス・プレゼントに憧れる心が、大人になってもどこかに眠っているらしい。

 さて、そのプレゼントを持って来てくれるサンタさんであるが、私は実のところ子供の頃から信じてはいなかった。何故なら、両親がそんな演出をしなかったからだ。どんなものが欲しいのか尋ねて、それをクリスマスに買ってくれるというのが、我が家のクリスマスの慣わしだった。夢がないが、子供の欲しいものを確実にプレゼント出来るので、合理的ではある。そもそも、自分自身の子供時代にクリスマスやらサンタさんやらにまつわる思い出のない両親には、とてもそんなしゃれた演出が思い浮かばなかったに違いない。

 よく「いつ頃からサンタさんなんていないんだと気付いたか」という話でクリスマス・シーズンに盛り上がることがあるが、私の場合は最初から信じていなかったから、サンタさんの正体に気付くという経験がそもそもない。お蔭で「ママがサンタにキスをした」という歌の面白さが、最初分からなかった。

 クリスマスを殊のほか楽しみにし、家族みんなで盛り上がるアメリカの場合、家の中にはきちんとクリスマス・ツリーを飾る。しかも、日本みたいにテーブルの上に飾るミニチュアのツリーではなく、大人の背丈ほどもある大きな奴である。家庭によっては、作り物ではなく本物のもみの木を買って来て、それを家の中に置いて飾りを付けるところもあるし、更に、クリスマス用に庭に巨大なもみの木を植えている家もある。もみの木はクリスマス・ツリー用に大量に植えて育てられており、この季節になると手ごろな大きさのものが店などで売られている。

 さて、子供たちはクリスマス・イブの夜、クリスマス用の靴下をクリスマス・ツリーの下に置き、グラスに入ったミルクとお皿に載せたクッキーを一緒に置いておく。これはプレゼントを持って来てくれたサンタさんへの、子供なりの気配りである。従って、両親は、それまでクローゼットかどこかに隠していたプレゼントを深夜こっそりとクリスマス・ツリーの下に置く際、クッキーを食べ牛乳を飲んでおかなくてはならない。

 子供のためにここまで演出するのかと思うと感心するが、同時に、こんな風に子供に夢を与えるのは素晴らしいことじゃないかと思うのである。ついでに言えば、サンタさんの家は北極にあることになっているし、サンタさんに手紙を出すときちんと返事をくれる趣向まで用意されている。今ではサンタさん宛てにe-mailも出せるところがちょっとおかしいが。

 いずれにせよ、そんな凝った演出を施されて、子供たちはサンタさんが実在すると本気で思っている。大人もその夢を壊さないように色々気配りをする。ある程度まで成長すれば、誰だってサンタさんなんていないんだと気付くのは分かってはいるのだが、それでも子供のうちに楽しい夢を見させようと大人が一生懸命になっている姿に、私は素直に感心してしまうのである。日本人って、そこまで子供の夢に熱心に付き合わないよね。

 あそこまで凝った演出をして夢を盛り上げていれば、サンタさんの正体を知った後でも、各人の心に暖かくやさしい思いは残るのだろう。夢見る頃を過ぎても、子供時代に見た夢を追い求める気持ちは、いつまでも消えないのかもしれない。欧米の人たちがこの季節に盛んに口にする「クリスマス・スピリッツ」は、そんな子供時代の夢物語に支えられているのだろう。

 子供にプレゼントを与えることが、日本のクリスマスの重要行事になってしまったが、本当は夢を与えた方が、何倍か子供の心に残るような気がするなぁ。


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 忙中閑ありで、いそいそと本館 Gallery に新作をアップした。現代の人物シリーズからだが、このシリーズも最近はもっぱらAshleyが主人公を務めている。大人のVictoria4(V4)は今回も出て来なかった。

 さて、今回のテーマはずばり「堤防」である。私はこの堤防というのに弱い(笑)。子供時代を思い出して懐かしいというだけでなく、その境界線で街と自然(川)が分かれているという象徴的なところもお気に入りである。

 子供の頃、友達と連れ立ってよく街外れの堤防まで遊びに出掛けた。雑草が伸び放題になっていてバッタ採りには最適だったし、川に向けて降りていくと背の高い草むらの中に不思議な空間を見つけることがあった。堤防の上から見ているだけでは分からない世界が、草むらの中にひっそりと広がっていた。子供というのは、こういう不思議な空間が大好きで、そうして見つけた場所を隠れ家や秘密基地のように思っていた。

 背の高い草に囲まれた空間にいると、世の中と隔絶されたような気分になる。実際、風になびく葉ずれの音で街の喧騒はかき消されるし、視界もさえぎられて空しか見えなかったりする。そうした閉鎖空間から見上げた空というのが、また何とも不思議な表情をしていた。

 一度、友達と長い時間そうした空間で遊んでいて、ふと気付くと晩ご飯時になっていたことがある。頭上の空しか見えないから、時が経つのが分からなかったのである。当時は携帯電話もないし、小学生だったから腕時計も付けていなかった。まずいなぁと思って、慌てて家に走り帰ると、親が警察に捜索願を出していて、こっぴどく怒られた。ホントの話である。

 堤防のもう一つの良さは、空が広いことである。東京ではなかなか広い空を拝めないが、大きな川の堤防に上がれば、ぐるりと見渡せる広い空を満喫できる。空というのはこんなに広くて大きいものだったのかと改めて感動する。そして、そこから眺める夕焼けには格別のものがある。暮れゆく茜空の下で、家々の窓に灯りがともる。あの窓の向こうには家族の団欒があるのかなと思うと、暖かな人のぬくもりが伝わってくるようで郷愁を誘う。

 堤防の魅力というのは私だけが感じているものではないようで、映画やドラマでも印象的な場面で結構出てくる。実際私がサイクリングがてら行った堤防の中にも、有名なドラマのロケ地に使われた場所があった。長くひたすら続く堤防の中で、絵になる絶妙な場所をきちんと見つけているなぁと感心した。そして青春ドラマだと、何故かみんな堤防を走る(笑)。犬じゃないんだから走る必要もないと思うが、みんなとにかく若さの象徴のように走る。

 まぁ堤防に対するそんな様々な思いを凝縮してこの作品を作ったのだが、やっぱりAshleyには堤防を愛犬と共に走ってもらうことにした。堤防の風景というのは、こうじゃなくちゃいかんと思ったのである。大人のV4を登場させなかったのは、V4じゃあ息切れして走れんだろうなぁと思ったから(笑)。だいいち、このシーンには似合わないしね。

 リアルな生活の方は、忙しさの山場が微妙に後ろずれしていて、だらだらと忙しい。まぁ物事が予定通りに進まないのはいつものことで、番狂わせというわけでもないが、いつになったらスッキリとした解放感が得られるのだろうか。と言いつつ、CGライフの方はボチボチと再開である。暫しは低空飛行かもしれないが…。


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