食品業界の裏話

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香料表示をなくす方法

 香料表示をなくすには、抽出やその後の工程での香りを失わないようにする方法と、香りのよいエキスを使う方法があります。

 世界的に見ると清涼飲料は、シロップメーカーがシロップをつくり、ボトラーと呼ばれる瓶詰め屋さんが、炭酸水か水で薄めて、充填するだけです。コーラがそうですが香料が主役わけです。どの会社も門外不出の香料レシピが存在するわけです。

 ところが、日本で飲料といえば、お茶とコーヒーで、そもそも日本がルーツなわけです。したがってシロップがそもそもありませんでしたし香料も使っておりませんでした。いい香料がなかったのが一番大きな理由でした。日本では、コーヒーやお茶を、抽出機で抽出して詰めています。エキスやシロップを使わないのは世界的には大変珍しいのです。

 ところが、最近の香料会社の目覚しい進歩によって、コーヒーやお茶から香り成分を抽出できるようになりました。これをビール系やタバコ系などの業界大手が、採用を始めました。これは日本の法律では香料。香料表示をしていた飲料会社はこういったハイテク天然香料を使っていたわけです。
 日本の法律にはおかしなところがあり、もし飲料会社で自社内で、こういった香料を作れば、香料ではありません。しかし香料会社で作ったものを後から添加すれば香料となるのです。同じ香料を飲料会社がつくれば表示は原材料だけ、香料会社でつくったもを使えば、香料表示が必要になります。そのため、初期の製品は香料表示をしていたわけです。

 最近、減ってきた香料表示は、自社で香料を生産して添加しているのでしょうか?もちろんそういう会社もあると思いますが、どうやらそうではない。香料会社で香り成分の強いエキスを作り、飲料会社へ収めているのが本当のところでしょう。これって香料?それともエキス?法律の解釈でなんとでもなりそうですが、そもそも天然香料と着香料を香料にしてしまったところから、間違ってきたような気がします。

 こういったことが問題になる前に、自社化をしようとする動きもでてくるでしょう。全部が全部そうと言い切れないところがややこしいのですが、香料などの添加物を嫌う国民性とそれをあおるメーカーやマスコミがいる限りは、当分こういうことが起こるのでしょう。

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