キリスト者として今を生きる

風は冷たいけれど春の訪れを感じます。。。

純情きらり

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戦争が終わりました。桜子は国民学校の代用教員となり、教室でジャズを弾きます。ヤスジさんは「戦争中、紙芝居で子供たちに軍国主義を押し付けた」ということで戦争協力者のレッテルを貼られ、「どこでもつまはじきに遭っちゃってオマンマ食いあげなんだ」と言います。激戦地で戦死したと思われていた達彦さんが帰還します。すさまじい「現実」の転換、「価値」の転換…。

イメージ 1 母から墨塗り教科書のことを聞いたことがあります。教科書の軍国主義的な記述に墨を塗って消して使ったという話。「お国のために死ね」と教えていたのに、「今まで教えていたことはすべて間違っていました、これからは平和と民主主義を大切にしなくてはいけません」と言われて、人々は納得したのでしょうか。戦中と戦後の間に横たわる川を、人々はどうやって渡ったのでしょうか。






キリスト教会も難なく橋を渡っていきました。キリスト教会の多くは、国家の戦争に協力し、抵抗する韓国や台湾のクリスチャンに「日本による解放戦争」に協力するよう訴えて回りました。お祈りで「武運長久」を祈り、戦争が終わった時も、「私たちの祈りが足りないから敗けたのです」と言いました。
戦後はキリスト教ブームで、アメリカから大勢の宣教師が来て、心のよりどころをなくした多くの人々が教会を訪れました。教会は信者獲得と勢力拡大に忙しく、戦争中戦争協力をした多くの教会指導者が、今度はGHQのバックアップを得て、華々しく布教活動にのりだしていきました。(そういう教会指導者は、今なおキリスト教会の重鎮です。)


日本人はどうやって橋を渡ったのでしょうか。
   キリスト教会はどうやって橋を渡ったのでしょうか。

     今までのことは全て間違っていた、
     いやいやながら協力していたのだ、
     本当は反対だったのだ、と言って?


橋を渡らなかった人たち。
東南アジアに出征した元日本兵の数人は、戦争が終わっても日本に帰国しませんでした。日本は戦争中、「大東亜共栄圏」を唱えてアジア諸国を欧米列強の植民地支配から解放するのだ、この戦争はそのための大義の戦いなのだ、と言っていました。1945年8月15日に日本は終戦を迎え、兵士は帰国して行きましたが、マレーシアはなおイギリスの植民地でした。しかし2人の兵士、田中さんと橋本さんは日本に帰らず、マラヤ共産党の日本人ゲリラ戦士になりました。
「戦争中マラヤ(現マレーシア)を踏みにじった日本が、戦争に負けて、マラヤ人のために何もせずそのまま英国にマラヤを渡し、自分たちが帰国することがおかしいと思った」
「日本はマラヤの独立のために何もしなかった。日本の軍にできなかったことをしようと思った。私たちは共産党員でも何でもなかったが、当時マラヤの独立のことを考えているのはマラヤ共産党だけだった。私たちは主義はともかく、独立のため加わった。」(田中さんと橋本さんが77歳と71歳で帰国したときのインタビュー記事 朝日新聞1990年1月11日)http://www.nanzan-u.ac.jp/GAIKOKUGO/Asia/malaysia/8.htm


田中さんと橋本さんにもっと他に事情があったのかどうかは知りませんが、私はこの記事を読んで感動しました。


「共産主義は悪魔だ」
「大東亜共栄圏はウソだった」
「戦後民主主義は欺瞞だ」エトセトラ…。

「よい思想」と「悪い思想」、「ほんとうの思想」と「ウソの思想」があるのでしょうか。
思想を「ほんとうの思想」や「ウソの思想」にしていくのは、その思想の担い手なのではないでしょうか。
「大東亜共栄圏」の思想を現実に生きようとしたら共産党ゲリラになったってすごい。キリスト教を現実に生きたら何になるのだろうか。

「大東亜共栄圏建設」と「お国のため」という看板を「平和と民主主義」に取り替えて、今また「戦後民主主義は虚偽だった」という。
戦後は「戦争中はだまされていた」といい、今は「憲法は占領軍に押しつけられたのだ」という。いつになったら日本人は思想を「生きる」ことを始めるのでしょうか。

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けんめいさん、美しく荘厳な思想の担い手が軽すぎる今日の世に。

2006/9/9(土) 午後 11:13 sta*sto*y60

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戦いに正義をかざすのは、詭弁だと思います。平和をかざして思想を語るのも詭弁だと思います。でもそれに鼓舞されるのは、もともと心の中に安息を願う心が宿っているからだと思います。宿っていることを知らないから、求めるのだと思います。平穏であることが平和だと思います。内に在るモノを、素直にですだけで平和は訪れるものだと思います。

2006/9/10(日) 午前 0:29 [ かんしん ]

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kanshinさん、内に宿っているがそれが何かをはっきり知らず求めるしかないモノ、キリスト教ではそれを「聖霊」「みたま」とよびますが、私もみたまの導きによる平和の訪れを信じています。(あ〜、キリスト教用語で語るのはちょっとやっぱり抵抗があるわ。)

2006/9/10(日) 午前 8:22 sta*sto*y60

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今日は休みなので・・わたしのブログ時間外ですが・・来て見ました。 クリスチャンとしてどう生きるか?・・ですが・・神の預言者たち、神に使われた人たちは、常に周りの価値観がどうであれ、神の言葉とその価値感に従ってきました。 そしてほとんど・・というかいつも・・その時代や国の価値観とは違う価値観を宣言する人たちは、迫害を受けてきました。 エレミヤも、モーゼも、イエス様も、パウロも・・・。 パウロにいたっては、キリスト教会内での迫害さえありました。 というか・・エレミアやモーゼもイエス様も・・「自分の民」「救いの手をさしだしているその相手」からの迫害をもっとも受けたとおもいます。 キリスト教会もたくさんありますが・・いわゆる「世に認められている」教会って・・STARさんの書いたような、戦前と戦後・・まわりの価値観にあわせてふらふらしているなまぬるな教会かもしれません。 本当の神の教会・・は戦争中も戦後も、見えないところで迫害を受けながらも・・神の真理にたって生きている人々だと思います。 ヨーロッパでの宗教改革も、当時の確立された教会(カトリック)によって迫害を受けました。

2006/9/11(月) 午前 11:19 Daniel

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ルカによる福音書 6:22 人々があなたがたを憎むとき、また人の子のためにあなたがたを排斥し、ののしり、汚名を着せるときは、あなたがたはさいわいだ。 6:23 その日には喜びおどれ。見よ、天においてあなたがたの受ける報いは大きいのだから。彼らの祖先も、預言者たちに対して同じことをしたのである。・・・しかし・・・ 6:26 人が皆あなたがたをほめるときは、あなたがたはわざわいだ。彼らの祖先も、にせ預言者たちに対して同じことをしたのである。・・STARさんの指摘して「キリスト教会」・・戦争中、戦後・・「人にほめられる」ことを追い求めてしまったのでは・・?ガラテヤ1:10 今わたしは、人に喜ばれようとしているのか、それとも、神に喜ばれようとしているのか。あるいは、人の歓心を買おうと努めているのか。もし、今もなお人の歓心を買おうとしているとすれば、わたしはキリストの僕ではあるまい。 ・・・わぁ〜強烈な言葉です!!!

2006/9/11(月) 午前 11:22 Daniel

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DANIELさん、忙しいのにありがとうございました。たいせつなのは「今」をどう生きるかということだと思うのです。そして「今」をどう生きるかということは常に「過去」をどうとらえ、過去とどう向き合うかということだと思っています。私は過去のキリスト教会が犯したあやまちを糾弾しているわけではないのです。絶望するのは、その犯したあやまちとキリスト教会がいまだに向き合おうとしていないことです。靖国参拝に対するキリスト教会の反応の鈍さ、無関心。

2006/9/11(月) 午後 3:14 sta*sto*y60

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。「平和を祈る」と口で言うけれど、そして毎週平和のあいさつを笑顔で交わしているけれど、この日本の今の現実にキリスト教会はどう向き合っているのでしょう。

2006/9/11(月) 午後 3:15 sta*sto*y60

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普段、旧日本軍の兵士は悪魔のような奴等だというニュアンスで語ってる人達にも、この記事にコメントして欲しいですね。

2006/9/11(月) 午後 7:03 [ たぬ吉 ]

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ライクさん、田中さんと橋本さんの話はいろんなことを考えさせられると思うんですよ。「善」とか「悪」とかが現実にぶちあたって逆転していくようなすごさがあります。まあ、「偽善」ていうのは彼らと逆のベクトルなんでしょうけど。

2006/9/11(月) 午後 10:26 sta*sto*y60

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東京で物を考え、東京から命令を発しているだけの人間と、現場で命を削りながら現実と向き合ってる人間との、圧倒的な経験の差、というのもありますね。

2006/9/11(月) 午後 11:26 [ たぬ吉 ]

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そうです。現場から離れたところで作戦を考え、自分以外の誰かを現場に送って命令しているのでは絶対現実にぶちあたらない、だから観念のウソをいつまでも言っていられるんだと思う。私は自衛隊員ではないから戦地に行ったことはないけど、別の現実にぶちあたって考えた経験から言っています。

2006/9/11(月) 午後 11:47 sta*sto*y60

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記事の本筋からははずれますが、ライクさんより2006.9.11 午後7:03のコメントがありましたので。。私は沖縄の人間です。戦争体験者ではありませんが、身近な人から体験談は山ほど聞けます。沖縄戦体験者にとって、旧日本軍将兵は悪魔のような存在ですよ。無実の住民をスパイ容疑で虐殺し、守るどころか集団自決に追い込み、壕から追い出し、赤ん坊を殺せと命令し。。そういう話はいくらでもでてきます。つまり、旧日本兵から酷い目に遭った方々にとっては、悪魔そのものの存在なのです。

2006/9/12(火) 午前 0:10 [ can*wi*fini ]

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すべての旧日本兵が悪魔だとはいいません。赤紙1枚で召集され、補給も届かないような戦場に放り込まれた一般兵士には心からの同情を覚えますし。一般社会と同様、多くの将兵は常識ある人間であり噂ほどの蛮行を行える人ではなかったのでしょう。でも、被害者から見ると、そういうことは問題ではないのです。「旧日本兵から酷い目に遭った」という事実だけしか残りません。どんな美談も説得力は持たないです。

2006/9/12(火) 午前 0:17 [ can*wi*fini ]

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あぁもちろん、その事実だけを持って、旧日本兵は皆悪魔だ!と決め付けるのは一方的な思考だという認識はあります。軍務に忠実で且つ一般住民を巻き込まないよう最後まで努力した将兵も多くいたことでしょう。この記事に登場するお二方のような人間が、日本(人)の名誉回復のためにどれだけ貢献したか、ということも理解できます。ただ、体験者の立場によって、いろいろな「事実」があるということが、言いたかったことです。

2006/9/12(火) 午前 0:25 [ can*wi*fini ]

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can winfiniさん、コメントありがとうございます。私も沖縄へ行って、日本の戦争を今までとはちがった目で見えるようになりました。ヒロシマからも「男たちのヤマト」からも見えないものが沖縄からは見えますね。

2006/9/12(火) 午後 11:17 sta*sto*y60

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上の2人の元日本兵の話はけっして「大東亜共栄圏建設に尽くした立派な日本兵がいた」という話ではないのです。そういうふうに利用したい人はきっといるだろうけれど。むしろ、「大東亜共栄圏」がいかにウソであったか、その偽善の結末に責任を取ることもなく、日本軍は退却して、アジアの植民地を放置したまま戦後の復興に励んだか、今またその偽善を繰り返そうとしているか、ということを鮮やかに照らしだしていると思うのです。

2006/9/12(火) 午後 11:18 sta*sto*y60

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体験者の立場によって、いろいろな「事実」があるということ・・・can_winfiniさんに、先に書かれてしまったか・・・

2006/9/12(火) 午後 11:40 [ たぬ吉 ]

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starさん、>「大東亜共栄圏建設に尽くした立派な日本兵がいた」という話ではないのです。了解しています。彼らは無責任な政府の尻拭いをさせられたことになるのでしょうね。決して自らの意思ではなく、国家からの命令で異国の地に赴き、このような運命に翻弄された方々の心情を思うと、胸が痛くなります。(本当の痛みは決して本人以外にはわからないと思いますが。)

2006/9/13(水) 午前 2:18 [ can*wi*fini ]

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ライクさん、すみません、先に書いちゃいました。

2006/9/13(水) 午前 2:20 [ can*wi*fini ]

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canさん、私はね、この田中さんと橋本さんの話を聞いたあと、なおさら「大東亜共栄圏」とか(「国家の品格」でいう)「惻隠の情」とか「正義」とか「美しい言葉」のむなしさを感じるんですよ。

2006/9/13(水) 午後 10:58 sta*sto*y60


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