キリスト者として今を生きる

風は冷たいけれど春の訪れを感じます。。。

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忘年会とイエローの風

政治家や大企業には勝てっこない。
どれだけ社会が変わるように願っても、一人ができることなんてたかが知れてる。
みんなそう思ってあきらめちゃうんだ。
でも、俺たちみたいな普通の市民が力を手にする方法がたったひとつある。
それは真実を知ること、そしてそれをできるだけ多くの人に手渡すことだ、
ニュースからだけじゃわからないことがたくさんある。
もし、世の中の人たちみんなが今ほんとうは何が起きているのかを知ったら、どうなると思う?
みんな立ち上がるよ。
まともなハートをもった人間なら、絶対に黙ってなんかいない。
そのくらいのことが、今、俺たちが住んでいるこの世界では起きてるんだからね。

(堤未果『報道が教えてくれないアメリカ弱者革命』プロローグより)

昨日は忘年会に行きました。以前「同窓生への手紙」(http://blogs.yahoo.co.jp/starstory60/24190706.html)を出した、小学校時代の友人たちです。私も含め、今も故郷に近いところに住んでいる友達が10人くらい集まって、定年退職した担任の先生を囲んで、気のおけないひとときを過ごしました。


投函した手紙のことが話題になりました。担任の先生は「教基法についてはお前の言うとおりだ」「お前はえらいな」と言って下さいました。


「共産主義者なの」「昔から政治問題に興味があるの」「議員にでも立候補すれば」とひとりの友達(彼には住所がわからなくて手紙を出せなかったのだけれど)はききました。「共産主義も政治運動もカンケイないの。私はただ心豊かに生きて心豊かに死んでいきたいだけなの。教育基本法や憲法を変えて、共謀罪ができたら心豊かに生きることができなくなっちゃうのよ。」

たずねた彼は、子供が発達障害を抱えているのだと言っていました。教育基本法「改正」案が、教育に競争原理を導入して、子供たちを「エリート」と「労働者の卵」に二分して、エリートだけを優遇しようとする「改革」なのだということを話したら、彼は「エリートは必要だよ。フランスみたいにエリートを育てなきゃ」…彼自身は有名大学を卒業して「エリート」にシンパシーを抱いているようなのを感じました。「でも日本のエリートは談合だの天下りだの、自分の利益のことしか考えていないでしょ。彼らの『能力』は私たちの生活には貢献せず、私たちの利益には還元されないじゃない」

そうだね、と彼。モンテッソーリの教育学に立つ学校に子供を入れたいと語る彼でした。彼の子供は、草薙剛が主人公のドラマでも描かれたパニック障害で、集団の中にいるとすべての人の会話が均一に耳に入ってきて、「他人の言葉の裏が読めない、言葉をすべて文字通りに受け取ってしまう」という症状なのだそうです。音楽には興味があるで、音楽の才能を伸ばしながら、少しでも社会に適応できるように育てていける学校を彼はさがしていました。能力なんて学力テストのような一つのものさしで測られるものではないし、それぞれの人の持つ能力(聖書でいう「タラント」)をそれぞれ伸ばし、それぞれの「タラント」が他のすべての人の生活を豊かにしていくような、そんな社会を築きたいという願いを、痛みを抱える彼と共有できるのではないかと思うのですが。彼の子供が受け入れられて豊かに生きていける社会は、私たちすべてにとって豊かな社会ではないかと思いました。「こんなにいい子なのになぜ、と不憫でならない」と彼。


小学校時代から人のよかったI君は、地元の公立中学校(私とは別の中学校)でクラスメートがいじめられて土下座させられているのを見て、「やめろよ」と言ったそうです。それから彼自身がいじめの標的になった。「『やめろよ』と言える子は今いないんじゃないかしら、I君、君はえらいね」と言ったら、「でも中学3年に上がるとき、一人の女の子から『I君、いじめを止めて』と頼まれたんだ。それからなぜか(「やめろよ」と)言えなくなっちゃったんだ」
その話をきいて、私はますますI君が好きになりました。柔らかな感性。


「starから送られてきた手紙、私は正直、引いた。そういう人は多いと思う。引いたけど、starが書いたんだからと思っていちおう読んだ。あたしは教育現場にいるから(彼女は保母さんだ)starの言ってることはわかるよ。だけどあれでアクションを起こす人間は6人に1人くらいだと思う」
Yちゃん、6人に1人アクション起こしたら上出来だよ。日本の総人口中に占める、教基法改悪反対のアクション起こしている人間の割合からいったら上出来だ。
「わかるよ。だけどどうしたら引かないで読んでもらえるのかな」と私。
返事はなかった。


Yちゃんの大声。私も大声だし、テーブルの端と端からそんなことを話して、みんな聞いてた。誰も何も言いませんでした。男の子たち(小学校の同窓生だといまだにこういう呼び方。ホントは「おじさんたち」だ)、何かが胸につかえたような顔をしていました。


大手の建設会社の次長の地位に就いているK君。「いや、あの手紙を読んで考えた。思うところはある。しかしそれを言うべきか言わざるべきかという選択があり、それもまた考える。」
あえて迫りませんでした。


来週には可決されてしまうかもしれない教育基本法「改正」、こんな悠長な「対話」をしているヒマはないんだろうな、と思うけど、生きるってことはそう急ぎ足ではいきません。どう対話すべきなのか、どう周囲の人に働きかけるべきなのか、周囲の人がついてきてくれないのは「改正」反対をさけぶ私たちのやり方に問題があるのか、色んなことを言われるし、考えるけど、一つ思うことがあります。もしそのやり方じゃダメだ、このやり方がいいと思ったら、他人のやり方を批判せず、黙ってその人が自分でそのやり方で輪を広げていってくれないだろうか。私たちの誰も、自分のやり方が唯一正しいとは自信を持ってはいないと思います。誰もが模索しながらヒューマン・チェーンに参加したり、署名を集めたり、周囲に働きかけているのだと思います。それが不十分だ、問題があるといわれても辛くなるだけなのです。私より上の団塊の世代の人たちもそうやって運動に挫折していったのかな、とわからないながら漠然と思います。banquoさんがこのようなことを書いてらっしゃいました。コピペ転載させていただきます。

「最近の僕の周辺のブログの中で交わされる意見の中で、昔を思い出しています。どこに進むかではなくて、どのように進むかで議論が繰り返されていく。どこへ進む(べき)かが明らかなら、その方法を考えて、進めばよいのにと、昔も今も思うのです。でも、結局、どのように進むかで多くの時間が費やされて、皆疲れて、あるいは反目して、別れていく。少し踏み込むと、やはりというべきでしょうか、同じようなものをみることになるのかなと感じています。

今はイエロー、イエローです。できることをやりましょうよ。効果は後からついてくるかも?

最後の一文は「イエローで連帯」というbanquoさんからのメッセージです。http://blogs.yahoo.co.jp/banquo_2006/24589410.html
「風」のようなものを感じます。同級生への私の手紙は「引かれた」かもしれないし、ヒューマン・チェーンは「痛くも痒くもない」かもしれないけど、今はこういう方法しか思いつかないのです。もっとよい方法があったら、批判するよりもその方法であなた自身が周囲に働きかけていって下さい。そして風を送ってください。

イメージ 1


↓ひげおやじさんのところから頂きました。
14日に参院での強行採決が危ぶまれると言うことで、教育基本法「改正」情報センターが電子署名を呼びかけています。

呼びかけ人は西原博史(早稲田大学教授)、廣田照幸(日本大学教授)、藤田英典(国際基督教大学教授)の三氏。

アピール文はこちら。http://www.stop-ner.jp/061206shomei.htm
署名フォームはこちら。http://www.fleic.dyndns.org/cgi-bin/appeal1206.cgi

13日の午前10時が締め切りと言うことで、賛同される方はお早めに…。

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団塊の世代の反権力闘争は、大学や街頭などでの直接行動が中心でしたが、権力に指一本触れることができず、おまけに大衆からも敵視され、敗北しましたよ。多くは市民社会に吸収されましたが、往生際の悪い連中は、武装闘争のあげく、自滅していきました。

2006/12/10(日) 午後 11:05 うしどし

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Starさん、イエローで連帯というのは先日のヒューマンチェーンの時も次回は何か黄色のハンカチ、リボン、たすき、帽子、など持ってきましょうと呼びかけてました。同窓会でのやりとり、引いた人がいてもこういう積み重ねって大事だと思います。今わからない人もいずれわかる日が来るかもしれない。

2006/12/10(日) 午後 11:13 gru**y_c*cli*t49

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NANAMIさん、「動きながら考える」「考えながら動く」に同意です。私たちのできることはたかだか知れているし、個人で出来ることをするしかないでしょう。でも「共産党なのか」「なぜ政治問題に関心があるのか」ときかれることには参ってしまいます。「いいえ、主権者だからです」と答えたいところです。「こっちが政治に関心がなくたって政治の方で私たちの生活に介入してくるのよ」とは忘年会の席上で、彼に言いました。

2006/12/10(日) 午後 11:44 sta*sto*y60

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内緒さん、そうですか。私の周りには多くないなあ。「勝手にやってる市民」ばっかりです(笑)。「戦争はいやだ」という感性に基づいて行動している女性が多いです。

2006/12/10(日) 午後 11:49 sta*sto*y60

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TOMさん、私がこんな手紙出せて、賛成不賛成は別として、教育基本法についてのやりとりが忘年会の席上でできるのは、やはり担任の先生の影響が大きいです。「憲法や教育基本法についてしゃべりまくる」なんて勢いで出かけていったけど、友達とのやりとりはそう一方的にはいかない。でもそういうことも含めて、「他人の言葉をうけとる」ということはこの担任の先生に「教育」されましたね。「今じゃお前たちにしたようなあんなことは許されないなあ」と先生は言ってました。

2006/12/11(月) 午前 0:00 sta*sto*y60

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内緒さん、おやまあ、そんなご関係だったんですか。

2006/12/11(月) 午前 0:02 sta*sto*y60

うしどしさん、私はリアルタイムでは団塊の世代の「闘争」は知らないのですが、安保反対やベトナム反戦は正しかったと思います。むしろどうしてあの時あんなに激しく反対した団塊の世代が今、教育基本法の改悪や憲法改悪に対して立ち上がらないのかと疑問です。浅間山荘など、「学生運動の時代の終焉」は悲惨な幕切れでしたけど、それだけで「全否定」されるのも間違っています。あっめずらしくシリアスに書いてしまいました。

2006/12/11(月) 午前 0:07 sta*sto*y60

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グランピーさん、こういうことを日常会話の中で話すことが「普通」ではないから、引かれるってこともあると思います。だからといってこういう話題を持ち出すことをやめてしまえば、ますます「話しづらい雰囲気」が出来上がるように感じます。だから引かれたとしても、言ってくしかないかなあと思っています。もっと上手に伝えられればいいけど、下手だから言わないっていうよりなんか言った方がマシなんじゃないかと。

2006/12/11(月) 午前 0:14 sta*sto*y60

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「引いた」と平気で言う人は何を考えているのでしょうか。何も言わないほうがまだマシかもしれません。「引いた」これが自分さえよければ、わが子さえよければの世の中を作っているんでしょうね。苦しむならそんな人たちが苦しめばいい。わが子は巻き込んで欲しくないと思うばかりです。。。

2006/12/11(月) 午前 11:33 [ - ]

スターさんへ。市民社会に吸収されたということは、生活者として足を地に着けたということで、たぶん、それぞれの方法で自分を貫いていると思います。

2006/12/11(月) 午後 4:57 うしどし

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Starさん、うしどしさん、私は1971年に大学入学ですから、やはり遅れてきた組です。 京都のD大学で学部長をされている先輩や、高校のときにシモーヌ・ヴェイユの読書会をしていた年上の友人を見ていると、私も「それぞれの方法で自分を貫いている」と思います。 でも先頭に立ちたいだけの人もいたような…。

2006/12/11(月) 午後 5:53 [ axbxcx ]

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いい時間が持てたようではないですか。いろいろあったとしてもね。私はそんな機会を持ちたくても持てませんので、うらやましい気がします。私もよく「あなたは、共産党ですか?」ときかれます。私は「個人で参加しているだけで、戦争と人権侵害をなくしたいと思っているだけです」。その点は、NANAMIさんのコメントにつきます。私の教会の牧師も、重い腰を上げ?ネット署名したそうです。

2006/12/11(月) 午後 6:28 [ - ]

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続き:その少し前に、「GENDAIさんの名前があり驚きました」といったいました。無駄なことなど無いのだと、私は嬉しかったです。これからも微力ではありますが、小さな行動を続けていきます。

2006/12/11(月) 午後 6:28 [ - ]

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のりちゃん、なんで「引く」のか私もなんとなくわかるんだけど、やっぱりわかんないかも(笑)。非日常的なことを突然持ち出されたかんじがするんでしょうかね。宗教の勧誘みたいに。そして「非日常的なかんじ」というのは日頃このことが自分にとっての問題、生活と結びついた問題じゃないんでしょうね。どう思います?

2006/12/11(月) 午後 9:21 sta*sto*y60

うしどしさんも団塊ですよね。私、団塊の世代は実はちょっと苦手だったりします(笑)。新任教員だったとき、ウワ〜っとあっちゃこっちゃの団塊の世代の先輩教員から四方八方から「オルグ」されて、めっちゃめっちゃ迷惑しました(笑)。そのくせ無責任。彼らはたしかに「それぞれの方法で自分を貫いて」いました。

2006/12/11(月) 午後 9:25 sta*sto*y60

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axbxcxさん、私の大学入学年はバラシませんよ〜だ(笑)!でも学生運動の残り香は一切ありませんでしたね。(そういう大学だったのかも。。。)それでも変わり者はいつの時代にもおりました。「シモーヌ・ヴェイユの読書会」、あれば出たかったけど。

2006/12/11(月) 午後 9:30 sta*sto*y60

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GENDAIさん、そうですね、いい時間だったと思います。「共産党ですか」は、これだけ政治が生活に関わっているのに、政治的なことをすることがよほどの主義を持たないとやらないことのように思われているのですね。その意識がそもそも問題だという気はしますが。牧師に重い腰を上げさせたGENDAIさんはやっぱりすごいです。小さなことに励まされたりしますね。微力を合わせましょう。

2006/12/11(月) 午後 9:34 sta*sto*y60

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starさんの思っておられるとおりだと思います(笑)非日常と思えることがうらやましくもあります。生活の中で危機を感じずに死んでいけたらどれだけ幸せなんだろうかと本当にうらやましいです。そういう人たちは子ども達に対して未来を残すことも考えられないのでしょうね。

2006/12/12(火) 午後 7:05 [ - ]

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GENDAIさんの書き込みにありましたが政治的活動をすると人はどうして「共産党」と決め付けるのか、これまた理解不能です(笑)党に属していなくても「よいはよい」「だめはだめ」どうして考えられないのか。。。考えられない人のことが理解できないのでこれまた困っています(^^;

2006/12/12(火) 午後 7:07 [ - ]

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のりちゃん、そうやって戦争は「平和」な日常の背後から「突如」襲い掛かるのでしょうかね。

2006/12/12(火) 午後 8:36 sta*sto*y60

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