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かつて数年間住んだことのある山形を久しぶりに訪れた。 収穫を待つ田んぼ、一面のススキにオニヤンマ。東北はもう秋。 でも電車の接続はますます悪くなった。ローカル線から他線への乗り換えに2時間以上待たなくてはならない。電車の本数がさらに減らされたから。 東京23区より大きな面積の土地にたった一つだけある県立高校が、廃校になる。 何十年にいっぺんの水害に備えて立派なダムができ、ダム建設のために新たに道路ができ、ダムで沈む位置にある家は、移転させられ「ダム御殿」といわれる立派な家をかわりにあてがわれた。 田んぼは緑色から黄金色に色づきかけ、収穫を待っている。 巨額の金を投じたダムはもうすぐ完成する。 けれどこの田んぼを引き継ぎ、お米を作りつづける若い人は残るのだろうか。 そして巨額を投じたこのダムによって水害を免れる家々に残る人々はいるのだろうか。 田舎を抱えていくのは「ぜいたく」で、「税金のムダ使い」ですか。 車通りも少ないだだっ広い道路、たった数戸のために繰り出される除雪車。 田舎をつぶしてしまったほうが、「経済的」でしょうか。 青々とした田んぼは打ち棄てて。 すでにそうやって打ち棄てられた部落はある。 たった数戸のために除雪車は出せないと言われて、 除雪車が来なくなり、 豪雪地帯の人々は部落を棄てた。 お米なんて外国から輸入すればいい。日本は競争力のある分野で国際競争をすればよい。 田舎なんて棄てておけ! そういう決断をしようとしているのだろう最近のニッポン。。。
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元々道路、ダム、鉄道などのインフレを、「産業の効率に適した」配置で建設すれば何にも問題は無いはずなんですが、鉄道が出来れば土地が値上がりするなどの利益が絡み、有力者(金持ち)の意見が反映された、さしあたって便利でも無い物になってしまった感がありますね。まあ当時はそんな考えも無かったんでしょうけど。
2007/9/27(木) 午後 4:22 [ wakopuro ]
「田舎」の反対は「都会」でしょうか?私の意識の中では、都会は人工物でかこまれた都市だと思うけど、田舎は人間が自然とうまく折り合いをつけて暮らす場所というイメージです。都市では快適性を求めるために自然を壊します。「都市の緑化」なんて言いますが、自己満足というか、自然破壊の言い訳みたいなもんかな・・・と。人間の都合で再構築した緑に自然の持っている偉大なサイクルは戻りませんから。
自然と折り合いをつけて暮らすのは、1人の力ではできないですよね。ハイテクな機械や最新の技術に頼るのではないため、それなりに人数がいります。過疎化でそれは難しくなった、荒れ放題の自然はあるけれど、人手が足りなくてはどうしようもない。そうすると、そこで暮らすためには都市と同じようなシステムが必要だと人は考えるようになるのだと思います。そういう意味では、日本全体が都市化してしまったのかもしれませんね。まずは、自然と折り合いをつけてスローペースで暮らすのも悪くないという価値観の人を増やして、田舎に人を呼び戻さねば、何も始まりません。そんな気がします。
2007/9/27(木) 午後 8:38 [ プリンプリン ]
NANAMIさん、山形の僻地の小学校は複式学級です。それでも一学級10人に満たない…非効率この上ありません。効率を追い求めたら、田舎から人間をすべて追い出し、都会へ移住させればよい。それでよいのかということが真剣に問われるところまで来ていると思います。人間が密集すれば偏狭性は克服され、より多様な価値観が社会を支配するのか…田舎暮らしをよしとする価値観とライフスタイルはすでに現実によって圧迫され、成り立たなくされています。
2007/9/27(木) 午後 9:38
堀端さん、「バスで30分以上」は僻地では「遠距離通学」の部類に入らないほどです。まず、通えません。バスで30分ほどであっても、豪雪地帯では冬場は道路そのものが不通になってしまうことが少なくないので、通学できないのです。さらに「バスで30分」の県立高校そのものが廃校になるので、下宿しなければ高校に通えないことになってしまいます。「地域再生」は新教育基本法の元での教育政策の目玉ですけど、「うそばっか」という感じ。
2007/9/27(木) 午後 9:55
タイタントレーダーさん、ダム建設などのインフラ整備は「誰か」の懐を肥やしているのです。しかし地域住民の生活に密着したインフラはけっして整備されず、今あるものさえ奪われようとしています。ローカル線の本数は極限まで減らされ、廃線になるところさえあります。誰のためのインフラ整備でしょう。
2007/9/27(木) 午後 10:02
プリンプリンさん、過疎化が一旦始まると、加速するのです。過疎化が進むと「非効率」なサービスは打ち切られていきます。そうして生活はますます不便になり、人間が生活できない臨界点にまで達してしまうのです。これは個人の努力だけではどうにも止められない経済だと思います。だからこそ「国」の介入が必要なのに、介入すべきところでは国はけっして介入してくれず、「自由経済」に任されます。私も田舎を出てきた人間ですが、どうしたら人々を田舎に呼び戻せるのでしょうか。
2007/9/27(木) 午後 10:09
田舎に人を呼び戻すためには、人の価値観を変えていかねば、なかなか難しいでしょうね。これは、学校で教えられることでもないし、通り一遍のお説教を説いてみても無理。まず、暮らしてみて、自分の心にきいてみる。競争に煽られ、人工物に囲まれて、ストレスをためながらスピーディーに生きるのが気持ちいいのか、少々不便でも、自然の一部として自分を認識して、自分にあったペースで暮らすのが気持ちいいのか、を。でも、日本全体が都市化した現在では、それもなかなか難しい。そうね・・・法律で、3年間は田舎で農業でもしながら暮らす義務を全国民に負わせますか・・・。ま、無理なお話なんですが、それくらいしないと、田舎に人は戻ってこないと思います。
2007/9/27(木) 午後 10:25 [ プリンプリン ]
というか・・・田舎に戻りたいと願う人が、戻れる環境は整わないでしょうね。
2007/9/27(木) 午後 10:28 [ プリンプリン ]
ご無沙汰してすみません。
過疎化から今は「無人化になるからよそへ行きなさい」と・・・。
これは以前から「彼ら」が計画していたことなのかな?
立場が弱く、慣れ親しんで住んでいる人を守れなくて
「美しい国」は夢幻になりましたな!
お金もないし、どこへ行こうかな!
赤とんぼに聞いてみよう・・・。
2007/9/28(金) 午前 1:35
うーん・・世の中全てが経済原理で動いていることへの危機感をみんながもっともって欲しいですね。
でも、都下のうちのあたりでも、赤字路線バスの本数は減る一方・・・クルマで大型店で買い物する人が増え、地元スーパーはつぶれました。歩くしかないお年よりは、コンビニにで高いしなびた野菜を仕方なく買っています・・これが豊かな国の姿?考えさせられますよね。
2007/9/28(金) 午前 8:51
私の実家、山形なんですが、路線バスは一時間に1本。東京ー札幌間の飛行機の本数より少ないです。で、来年から札幌ー庄内便が廃止されたら、里帰りするのに丸一日かかります。でも、ど田舎だけど、まだ幹線沿いの村だからいいほうなんですよ。
それでも、仕事がないし、過疎はどんどん進んでいます。じきに郵便局もなくなるでしょうね。
2007/9/28(金) 午後 11:15
プリンプリンさん、私は「少々不便」でも生活できる自信があるんですが、除雪車が来ないのは困りますねえ。。。子どもがいたら学校が通える範囲にないのも「不便」の臨界点を超えると思います。学校と病院と交通の便と雇用があれば、地方で暮らす人は増えると思うのですが。。。
2007/9/29(土) 午後 5:19
きのこさん、お久しぶりです。またこうしてお話しできてうれしいです。過疎化は経済の流れかもしれませんが、それを修正していくのが「国」の役割ではないのでしょうか。田舎暮らしも厳しいですね。
2007/9/29(土) 午後 5:25
ぱーぷるさん、都心をちょっと離れると、クルマが頼りなのですよね。私も路線網が発達した首都圏に住む今ではクルマは渋滞してかえって不便なので手放してしまいましたが、山形では必需品でした。クルマを運転できないお年寄りは、田舎でどうやって生活しつづけていけるのでしょうね。ほんとう、「豊かさ」ってなんでしょう。
2007/9/29(土) 午後 5:30
白かにさん、私の数年間住んだ山形の町では、路線バスは平日たった2本でした。「朝バス」「夕バス」とよんでいました(笑)。土日は運休です。電車の本数がさらに減らされ、郵便局も。。。過疎はますます進行しているんだなあと現在進行形で感じた今回の旅でした。
2007/9/29(土) 午後 5:33
オニヤンマトンボですね。懐かしいです。
最近ホント見なくなりました。
昨日、国会中継をみましたが、大企業への税制優遇を改めるという確約はなかったみたいです。
無駄使いも掛け声に終わらねばいいですね。
傑作ポチっ、転載させていただきました。
2007/10/11(木) 午前 9:53
急に思い出しましたが、9月の初め、山口県の周防大島に行ったとき、夜、民宿の中にオニヤンマがいました。 本当に久しぶりに見て触りました。 ちなみに周防大島の旧東和町は宮本常一の生まれたところで、彼が子どもの頃によく登ったという白木山の頂上から眺めた瀬戸内海は最高でした。 宮本常一が16歳で島を離れるときに父から贈られたという十か条、その原点がここにあります。
http://www.fuchu-cpf.or.jp/museum/event/mt-asiato01.pdf
2007/10/11(木) 午前 10:48 [ - ]
HATSUKOMEさん、ポチと転載ありがとうございました。オニヤンマは山形ではたくさん見かけましたよ。大企業への税制優遇。多額の政治献金が後ろにチラつきます。
2007/10/11(木) 午後 10:00
axbxcxさん、山陽山陰四国は私が今まで一度も足を踏み入れたことのない地です。萩津和野は一度訪れてみたいです。サイト、なぜか私のPCからは開けませんでした(泣)。
2007/10/11(木) 午後 10:02
Starさん、永源寺第2ダムの計画で国の敗訴が決まったのは今日のグッド・ニューズでした。 国内では環境計画や環境影響評価の仕事をしていましたので…。 サイトは府中市郷土の森博物館のものだったのですが、アクセスしにくい状態のようです。 十か条の(引用始め)「9.自分でよいと思ったことはやってみよ。それで失敗したからと言って親は責めはしない。」「10.人の見残したものを見るようにせよ。その中にいつも大事なものがあるはずだ。あせることはない。自分の選んだみちをしっかりあるいていくことだ。」(引用終り)辺りはもう涙モノと言うか…。 スゴイお父さんです。 余談ですが小津安二郎監督の「東京物語」の強烈なファンですので、周防大島の帰りに尾道に寄って住吉神社、浄土寺、福善寺などのロケ・サイトを歩けたのも最高でした。
2007/10/12(金) 午前 1:18 [ - ]