キリスト者として今を生きる

風は冷たいけれど春の訪れを感じます。。。

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無我夢中であること

スターはいちおうインテリである。お金持ちとは言えないけど、その日暮らしをしないでも済む程度の蓄えはある。父ちゃんと母ちゃんは庶民だけど、お坊ちゃん学校やお嬢さん学校で教師をしていたこともある。だから上流階層のヒトビトの間に入ってもイチオウあわてふためかずに話を合わす程度のことはできる。だけど一番むずかしいのはそんなことじゃなくて、「自分を開く」っていうことだなあと最近シミジミ思う。公立中学校なんかで働いてるとシミジミ思う。


「お高くとまってる」という言い方があるけど、「お高くとま」れない境遇にある人たちがいる。イエスが親しく付き合ったのはそういう人たちだったなあと聖書を読んでいると思うのだ。病気持ちだったり売春婦だったり、金持ちだけど嫌われ者(徴税人)だったり。

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そしてイエスが愛する人たちは決まって「恥も外聞もなく無我夢中」なのである。涙でイエスの足を濡らして、長い髪でぬぐい、足に接吻して香油を塗ったり(なんてエロティック!)、チビだけどどうしてもイエスをひと目見たさに高い木に登っちゃったり、イエスにパンをくれとせがみ、イエスに「パンはイスラエルの民にあげるものだから異邦人のあんたにあげるパンはない」と言われると、「だけど小犬だって食卓から落ちたパンくずはもらうのだから、異邦人のあたしにもちょうだいちょうだい」とねばったり。

キリスト教の求道者っていうと、意志の固い禁欲的な清廉潔白居士をイメージするけど、福音書を読むかぎりではちがうんじゃないかなあと思う。イエスははっきり言っている。友だちだからあげるんじゃない、あんたが夜中にドンドン戸をたたいて「ちょうだいちょうだい」ってしつこいからあげるんだ、って。(ルカ11:5−13)追っ払われてもしつこくせがむのは禁欲的な清廉潔白居士とはちょっとちがう。



「てめえ、ぶっ殺してやる!」と言いながら心の奥底で必死に救いを求めているような少年をイエスは愛しているのだと思う。そんな少年は実際には教会に来ないけど、それは敷居が高くて「お高くとまった」教会のほうにきっと問題があるのだと思う。まあ、そういう人たちと人間的に付き合うのは難しいのだ。嘘もつくだろうし盗みもするだろうし、スター先生がいっしょうけんめい授業しても聞かないで立ち歩いたあげく、「死ね!」なんて言うし。スター先生はそのとき腹を立てればよろしい。スター先生もそうやってボロボロになりながら無我夢中になっていくのだ。人間はボロボロにならないと無我夢中にならないのだ。そしてそんなカッコ悪い人たちと一緒にイエスは宴会をしましたとさ。

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