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今日は「沖縄慰霊の日」です。 沖縄での「集団自決」に日本軍の関与があったとは証明できないから教科書に記載すべきではないという文科省の指示にたいして、この指示を取り消せと沖縄県議会が要請を出しました。 「集団自決が日本軍の関与なしには起こりえなかっただろうということは、否定しがたい事実だ」 「沖縄戦の真実が後世に正確に伝えられ、悲惨な戦争が二度と起こらないように、政府は教科書検定についての指示を取り消し、集団自決についての叙述が元通りに教科書に載るよう、強く要請する」 http://www.asahi.com/paper/editorial.html#syasetu1 たしかチビチリガマの前で、当時平和ガイドだった糸数慶子さんの話を聞いた夜に観たのでした。 従軍慰安婦についても沖縄戦についても私は学生時代、学校で習った記憶はありません。 それもそのはずで、従軍慰安婦の存在は私が大学を卒業してしばらくしたあと、明るみに出たのです。 沖縄からは、ヒロシマからも東京大空襲からも、ひもじかった戦争中の体験の話からもみえなかった戦争の姿がみえました。 チビチリガマにあえて遺された遺骨と「かんからさんしん」は、米軍に追い詰められて身を隠したガマ=洞窟の中にさえ、権力と序列があったのだということを教えてくれました。 ガマの一番奥の安全なところに日本軍の軍人が陣取ります。軍人さんは日本と沖縄とガマを守ってくれる有難いお方だからです。ガマの端っこの天井から空がみえている吹きさらしの一番危険なところが韓国・朝鮮人慰安婦にあてがわれます。ガマの中で泣き出す赤ん坊は「みんなの命を危険にさらすから」殺すように言われ、母親が「できない」と泣き出すと、軍人は銃剣を突きつけます。 「軍隊は国民を守る」という幻想がこっぱみじんに砕け散ったのが沖縄戦だったのだとかんじました。 だからこそ、政府は沖縄戦を教科書に載せたくないのでしょう。 「戦争の悲惨さ」についての話は、これから戦争を起こしていこうとする権力者をおびやかしません。 戦争を起こそうとする権力者にとって、それは同調するフリのできる話です。 「戦争は誰にとっても不幸な出来事なのだ」というお話も。 権力者が決して人々に語らせたくない話、聞かせたくない話は、「国家は国民を守るということ、軍隊は住民を守るということが幻想にすぎないのだ」というお話です。 それはまことにキケンなお話です。 だからこういうキケンなお話を人々に語り聞かせようとする人々を逮捕したり「悪者」に仕立て上げようとします。 でも「ほんとうのこと」にフタをしようとする人々こそ、悪者なのではないでしょうか。 「かんからさんしん」、心に残るアニメでした。子供たちにも若者たちにも大人たちにも、戦争のほんとうの姿が伝わりますように。 沖縄戦で亡くなった多くの人々の魂に祈りをささげます。
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