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こないだスーパーでウナギを買って食べたら、なんだか臭かった。安かった。。。せいだろうか。中国産の養殖ウナギだった。そうしたら昨日の新聞にこんな記事が載ってた。http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200706290008.html
魚が怖いなというのは前々から思ってて、でも牛もBSEが怖いし、鶏も鳥インフルエンザが怖いし、結局いつも豚肉で、あとそれでも好きなサカナ。フグがホルマリン漬けだというのは前から聞いていた。フグなんて高価なものに手は出さないから、ぜんぜん困らないんだけど、「フグがホルマリン漬けだ」というニュース自体がなぜか私をおびやかす。それでこないだフグじゃなくて一切れ100円のサケの切り身をお弁当用に買おうとしたら、養殖だった。養殖のハマチとか養殖のブラックタイガーとかはよくみるけど、養殖のサケというのは初めてだった。それしかないから仕方がなくて買った。あんまりおいしくなかった。やっぱり臭かった。マグロはすでに養殖ものが多く出回っていて、世界的なマグロ人気で日本人の口に入る天然マグロは減ってて、将来は養殖マグロしか口に入らなくなるとTVで言ってた。そして「ホルマリン漬け」のフグ、生まれてからこのかた食べたことのないフグだけど、フグの話が頭をよぎる。だいじょうぶかな。。。
タンカーが事故で原油が海洋に流出するたびに私はおさかなのことも心配になる。昨年冬には中国北東部の松花江で化学工場が爆発し、河川が汚染された。その汚染された水は数ヵ月後には日本海に流れてくるというニュースがその時チラっと伝えられたが、あれからそれがどうなったのかはトンと報道されていない。こんなことを書くと嫌中派のヒトから「な、だから中国はモンダイだろ?中国をたたかなきゃだめだ」なんていわれそうなんだけど、中国だけの問題じゃないし、政府のせいにして済ませられるモンダイじゃないこともどっかでかんじている。
恐怖だけを煽ることは、生産者である漁師さんたちを追いつめることにつながるし、これ以上第一次産業従事者を追いつめたくはない。私の教え子は一流大学を卒業しながら沖縄と農業と灰谷健次郎に魅かれて、沖縄へ移住し、養鶏を始めた。結婚式の引き出物は、彼の育てた鶏の産んだ卵だった。素敵な結婚式だった。30代も半ばになって彼は妻子を連れ、関東に戻ってきた。鳥インフルエンザでも出したら、島民全体にメイワクをかけるし、沖縄で農業をこれ以上続けても生活が立ち行かない…ステキな感性を持つ若者の挫折。
「安全な食べ物」を皇居に住む天皇陛下なんかは食べているんだろうけど、私なんかには高くて手が出ない。消費者運動だけでは限界があるような。。。米国産牛肉の解禁を決めた政府が私たちの健康に配慮してくれるハズはない。べつに健康食品を食べて長生きしようとも思わないんだけど、なんだか「食」がたいへんなことになっているなと思う今日の世界。本来の食べ物じゃないものを食べて生きてると思うとミョーに心細さが募る。温暖化と一緒で打つ手はないのかな。そういえば温暖化防止の救世主とみなされているバイオエタノールのために、トウモロコシ価格が高騰し、世界の貧しい人たちの主食を奪っているそう。トウモロコシ栽培とその利潤は穀物メジャーが独占しているから。http://www5.plala.or.jp/nijiya231-9288/HATAKE/hatake_07/hatake_0717_toumorokosi.htm
何をどう食べるか、そのことによってどう生き物や人々とつながるのでしょうか。100円の養殖のサケの切り身を目の前にしている私は無力すぎて、どうしたらいいのかもわからない。。。
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