|
Mr.コイズミは安倍ちゃんに交代したけど、思うにMr.コイズミは、安倍ちゃんなんかよりずっと大衆操作に長けていた、ように思う。
派閥ってなんかダーティーなかんじするしね。
でも自民党に対抗する政党がない中で、Mr.コイズミの独裁を阻止できるのは
自民党内の派閥だけだったんじゃないかなあ。
このあいだ共謀罪の集会に行ったとき聞いたけど、
派閥がなくなって、意見を主張しづらくなった、とある政治家が言っていたそうだ。
派閥があるうちは派閥に守られて言いたいことを言っていたが、
派閥がなくなったので、ひとりひとりの議員が孤立無援になり、
思い切ったことを主張できなくなってしまったと。
ダーティーなものにたいする反感は強いからなあ、日本人には。
だからここを利用すれば、けっこういけますね。
既得権益と聞いてイメージするのは、権力と癒着してズルして大もうけしているふてえ奴ら。
だけどぶっつぶされたのは、商店街の酒屋さんをはじめ零細商店。で、もうけたのはオリックスの宮内会長とか。
大店法という大型店舗を規制する法律がぶっつぶされて、大型チェーン店がどんどん進出し、
私の住んでるとこでも商店はどんどんつぶれて、つぶれたあとにできるのはつまんないフランチャイズとかチェーン店とかコンビニ。もっと大きい街ではショッピング・モールができたり大きいスーパーができて、零細商店は太刀打ちできない。
アタシもたしかに安いスーパーとか大型店で買い物をしてしまいがちだけど、
安いところで安く買うのが唯一できる生活の自衛だったりするから。
だけど価格破壊が進み、労働者を過労死するまでこきつかって、値段を下げて、「Always三丁目の夕日」に出てくるみたいなホッっとするお店をどんどんつぶしてまで安いものを買わなくてはいけないんだろうか。ちょっと反省してます。
既得権益がぶっつぶされたおかげで新規参入があいつぎ、タクシー業界は飽和状態。
客待ちのタクシーの長い列。それでもなお「タクシー運転手募集」の看板。
タクシーは設備投資にお金がかからないから、どんどん募集して、タクシー運転手一人当たりの稼ぎは減る一方。年収300万円以下だそうだ。ちょっと前にタクシーに乗ったら、運ちゃんが、「スーパーでレジやってる女はたいていタクシー運転手のかあちゃんだよ」ってそれは言いすぎだろうが。
南北の貧富の差の解消のためだといわれれば、反論できない。WTO。
新聞の農家の人の投書欄に載ってた。
今、農家はモノ・カルチャーに変貌しつつあるそうだ。
トマト農家ならトマトだけ。キューリやナスはスーパーで買う。
流通業者が効率のよいモノ・カルチャーを望み、農家はそれにさからえない。
外国産の安い野菜がどんどん入ってくるから、少しでも効率を上げないといけないのだそうだ。
モノ・カルチャーはリスクが大きい。害虫にやられたら全滅してしまう。
だから農薬を多用する。農家の人が書いていた。
おコメはどうなるんだろう。
日本の農業が外国との競争に太刀打ちできずにつぶれたら、
畑も水田もなくなる。
経済原則を優先していったら、
こんなに豊かな森林を抱えていながら、安い外国産木材を輸入し、
マレーシアやパプア・ニューギニアの森林と原住民の生活を破壊し、
日本の森林も放置して、花粉症患者がおおぜい、なんてことに似たことがもっと色んな局面で起こる。
で、農産物保護の撤廃と自由化によって、
南の人たちの生活はよくなるのか。
アグリビジネスだけがもうけるんじゃないのか。
そこんところをしっかり説明してほしい。
もやもやした国民の不満に「これ」という表現を与えて、感情をある水路に誘導する術の巧みさにかけて、Mr.コイズミは安倍ちゃんのはるか上を行っていた。安倍ちゃんの「美しい国」は聞くからに漠然としていて、安倍ちゃんが何をしたいのかもなんとなく透けてみえてしまうが、Mr.コイズミは…
でも安倍ちゃんに交代しても、Mr.コイズミの遺産は残っている。
ところでイラクで人質になった人にたいする多くの日本民衆の憎しみの正体はなんなのか、ずっと考えてます。
|