キリスト者として今を生きる

風は冷たいけれど春の訪れを感じます。。。

空と海と大地

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「風吹けば桶屋がもうかる」じゃないけど、

問題:石油の値段が高くなったので、パンの値段も高くなった。どうしてか説明しなさい。


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答え:ガソリンの価格が高騰したので、ガソリンに代わる燃料であるバイオエタノールへの需要が増した。バイオエタノールはトウモロコシを原料にしている。「トウモロコシはもうかる」というんで、今までパンのための小麦を作っていた農家が、バイオエタノールのためのトウモロコシ生産に切り替えた。で、小麦の供給が減り、パンの値段が高くなった。それから豚肉の値段も高くなる。どうしてかっていうと、豚の飼料はトウモロコシで、バイオエタノール人気でトウモロコシの値段自体が上がってるから。

バイエオタノールってなんだ?「週刊こどもニュース」がわかりやすい。
http://www.nhk.or.jp/kdns/nattoku/06/0923.html


小麦・原油高騰、食卓に波及 即席麺やファミレス値上げ
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/econpolicy/82617/
家計痛撃!今後も続く食料品などの値上げ
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/business/retail/75468/



きのう銭湯で、「食料輸入に依存するのは良いことか悪いことか」って討論番組をみてた。どうして銭湯かっていうと、ウチにはテレビがないから。お風呂はあるけど。風呂上りに銭湯のソファに坐って、フルーツジュース飲みながら、ずーっとみてたら、番台のおじちゃんに途中で野球放送にチャンネル切り換えられちゃったんで、おしまいまでは見てない。


で、湯上りポカポカのアタマで「う〜むむむむ。。。」と思ったことは、「食糧自給率の低下は食糧安全保障上好ましくない」でも「国土保全のために国内農業は守らなくてはいかん!」でも「今後中国が食糧輸入国になったら世界で食の奪い合いになるのでは?」でもない。


この討論番組は農民とか商社とか主婦とかがパネラーとして出演し、それぞれに賛成・反対意見を述べあうんだけど、「視聴者のみなさまも電話で賛成か反対かご意見をお寄せください。ケータイからも受け付けてます」とかで、「視聴者のみなさま」の賛否がそのつど数字で画面に映し出されるのだ。で、番台のおじちゃんに「お客さん〜、いつまでダラダラいるんですか、そろそろ帰ってくださいよ〜」と野球放送に切り替えられちゃたとこでは、食料輸入に依存することは

良いことである…800なん人。
悪いことである…6000なん人。

この数字をみただけで、この討論番組が意味ないってことがわかる。(「そんならなんで湯上りでダラダラみてるんですか〜、お客さん〜」←番台のおじちゃんの声)

食糧自給率が40パーセントを切り、多くの食糧を輸入に頼っていることの問題点をいくら挙げたって、意味はないのだ。だってすでにこの状態を「よくない」としている人は「いいんじゃない?」と言っている人の7倍か8倍いるんだから。モンダイは、「よくない」って思ってる国民がこんなにいるのに、それでも食糧を輸入に頼るのがやめられないのはどうしてかということじゃないんだろうか。



経済は民意では動かない。ディベートでも動かない。
経済は「最大の利潤を上げる」という本来のゴールをめざして回転する。「食料輸入はよいことだ」と答えたパネラーの商社マンが言ってたことがすべてを表している。「私も国内の生産者にがんばってもらいたいと思っています。だけど現状では食糧を輸入に頼らざるをえません。しかたがありません。」…「しかたがない」は「よいことだ」の理由にはぜんぜんならないし、「しかたがない」から「よいことだ」にはならないけど、

「食料の輸入依存はよくないこと」にもかかわらず、そうならざるをえないのはなぜなのか

ということは真剣に考えなくちゃいけないんじゃないか。そしてそれを考えて、「営利追求」という経済の本質を踏まえたうえで、「風吹けば桶屋がもうかる」の風向きを調節するのが政治の役目だ。


環境保護とCO2排出削減をいくら訴えたところで、企業は環境を守るために営利追求を控えようなんて思わないだろう。「わが社は環境にやさしい製品作りをこころがけています」「障害者を積極的に雇用しています」とかいっても企業のイメージアップが最大のねらいである。コンビニやファミレス、スーパーの賞味期限切れ食品の廃棄は、国内食物生産量と同じくらいの量にのぼるそうだけど、それがどんなにもったいなくても、「余って棄てるのはバチ当りなので、少なめに作りました。だからお客さん、ごめんねえ。。。今品切れなんですぅ」なんてコンビニが言うわけない。そんな中でバイオエタノールとハイブリットカーは、「営利追求」と「環境保護」を両立させられる魔法の杖だったので、企業はみんな飛びついたのだ。


それを非難するのだったら「資本主義の転覆」しかない。企業は営利で動く。
消費者は何で動いているのかな。「安くて安全で高品質の品物」を求めて動く。

ムリないじゃない?そして企業と消費者がそういう原理で動くのだとしたら、「風吹けば」のもとの「風」のところをONにしたりOFFにしたり向きを変えたりするのが政治の役目だ。輸入食品が国内食品の3分の1の値段だったとき、それでも国内食品を選ぶのはかなりの意志と努力を要する。討論番組で「食糧を海外輸入に依存しすぎるのはよくない」に手を挙げたとしても、輸入カボチャが100円で、国内産カボチャが350円だったら、やっぱり100円のほうに手を伸ばしてしまうのだ。若干の後ろめたさを感じながら。。。だから外国産の食料に関税をかける(元の風のところをいじる)ような、政治の介入が必要なのだ。「電化製品が壊れたら、修理代のほうが新製品を買うより高くても、ゴミを出さないように修理して使うようにする。修理しても直らなくて修理代だけムダに取られちゃうかもしれないけど、環境のほうが大切だからそうする」なんてことができるのは一体何パーセントの消費者だろう。「もったいない」なんていくらキャンペーンしたって。だから修理代のほうが新製品購入より安くなるように「元の風のところを調節する」のが政治の役目なのだ。


そういう政治の本来の役目を放棄して、「規制緩和」で「市場の自由」にすべてをゆだね、「環境保護」を企業責任と消費者の意識に丸投げしている政治家は、なまけものなんじゃないだろうか。「リサイクル」「ゴミの量を減らしましょう」…そんな標語をつくることが政治家の役目だろうか。「美しい国づくり」で「わが国の良さ、素晴らしさを国民が再認識する機会を作る」ことなんかが政治家の役目だろうか。(このくだらない会議のために、たった2回の会合に4900万円を使ったそうだ。)
http://blogs.yahoo.co.jp/jinne_lou/51598214.html


食糧を海外に依存しすぎている現状はよくない、と日本のほとんどの人が感じている。
環境は守らなくちゃいけない、と世界のほとんどの人が思ってる。

だのに「歯車」を止められないのはなぜなのか。「意識がまだまだ低いからだ」なんてことで済まさないでほしい。「子供たちにもっと環境教育をほどこせば変わるはずだ」なんてごまかさないでほしい。中学校では夏休みの宿題に、子供たちに「環境保護のたいせつさ」をうったえるポスターや作文をかかせたけど、冬休みの宿題にも春休みの宿題にもかかせたら、CO2の排出量は減るのか。子供たちのポスターを街中に貼ったら、コンビニやファミレスのゴミ廃棄量が減るのか。


あたりさわりのないことで誤魔化すのはいいかげんにやめて、政治家は本来のお仕事をしてください。

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さかなは大丈夫か

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こないだスーパーでウナギを買って食べたら、なんだか臭かった。安かった。。。せいだろうか。中国産の養殖ウナギだった。そうしたら昨日の新聞にこんな記事が載ってた。http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200706290008.html

魚が怖いなというのは前々から思ってて、でも牛もBSEが怖いし、鶏も鳥インフルエンザが怖いし、結局いつも豚肉で、あとそれでも好きなサカナ。フグがホルマリン漬けだというのは前から聞いていた。フグなんて高価なものに手は出さないから、ぜんぜん困らないんだけど、「フグがホルマリン漬けだ」というニュース自体がなぜか私をおびやかす。それでこないだフグじゃなくて一切れ100円のサケの切り身をお弁当用に買おうとしたら、養殖だった。養殖のハマチとか養殖のブラックタイガーとかはよくみるけど、養殖のサケというのは初めてだった。それしかないから仕方がなくて買った。あんまりおいしくなかった。やっぱり臭かった。マグロはすでに養殖ものが多く出回っていて、世界的なマグロ人気で日本人の口に入る天然マグロは減ってて、将来は養殖マグロしか口に入らなくなるとTVで言ってた。そして「ホルマリン漬け」のフグ、生まれてからこのかた食べたことのないフグだけど、フグの話が頭をよぎる。だいじょうぶかな。。。

タンカーが事故で原油が海洋に流出するたびに私はおさかなのことも心配になる。昨年冬には中国北東部の松花江で化学工場が爆発し、河川が汚染された。その汚染された水は数ヵ月後には日本海に流れてくるというニュースがその時チラっと伝えられたが、あれからそれがどうなったのかはトンと報道されていない。こんなことを書くと嫌中派のヒトから「な、だから中国はモンダイだろ?中国をたたかなきゃだめだ」なんていわれそうなんだけど、中国だけの問題じゃないし、政府のせいにして済ませられるモンダイじゃないこともどっかでかんじている。

恐怖だけを煽ることは、生産者である漁師さんたちを追いつめることにつながるし、これ以上第一次産業従事者を追いつめたくはない。私の教え子は一流大学を卒業しながら沖縄と農業と灰谷健次郎に魅かれて、沖縄へ移住し、養鶏を始めた。結婚式の引き出物は、彼の育てた鶏の産んだ卵だった。素敵な結婚式だった。30代も半ばになって彼は妻子を連れ、関東に戻ってきた。鳥インフルエンザでも出したら、島民全体にメイワクをかけるし、沖縄で農業をこれ以上続けても生活が立ち行かない…ステキな感性を持つ若者の挫折。

「安全な食べ物」を皇居に住む天皇陛下なんかは食べているんだろうけど、私なんかには高くて手が出ない。消費者運動だけでは限界があるような。。。米国産牛肉の解禁を決めた政府が私たちの健康に配慮してくれるハズはない。べつに健康食品を食べて長生きしようとも思わないんだけど、なんだか「食」がたいへんなことになっているなと思う今日の世界。本来の食べ物じゃないものを食べて生きてると思うとミョーに心細さが募る。温暖化と一緒で打つ手はないのかな。そういえば温暖化防止の救世主とみなされているバイオエタノールのために、トウモロコシ価格が高騰し、世界の貧しい人たちの主食を奪っているそう。トウモロコシ栽培とその利潤は穀物メジャーが独占しているから。http://www5.plala.or.jp/nijiya231-9288/HATAKE/hatake_07/hatake_0717_toumorokosi.htm


何をどう食べるか、そのことによってどう生き物や人々とつながるのでしょうか。100円の養殖のサケの切り身を目の前にしている私は無力すぎて、どうしたらいいのかもわからない。。。

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