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ボリビア7日目、9月3日。
朝、ラパスを出発。
巡礼の出発地、タリハへ。
タリハでは、妹のJICA仲間のチグサちゃんの家におじゃましました。
タリハは、サンタクルスとちがって、町並みもきれいで、落ち着いてる印象。
住むならここがいいなー!
ここでJICAのお仲間と集まって、ランチ後、休憩したり準備したりして、
いよいよ巡礼の出発地点へ向かいました。
日本人がこんなに集まってるのが珍しいのか、ものすごく注目されて、
写真まで撮られてました(^_^;)
出発のセレモニーとかが特にあるわけでもなく、各々出発。
最初は夕日を見ながら、おしゃべりしたり、笑ったり、歌ったりする余裕がありました…
そして…日が暮れてから、地獄の始まりでした(T_T)
まずは私がお腹を壊し、最悪の状態に…
この旅、全然下痢とかならなかったのに、なぜここで(T_T)
ええ、もう当然トイレなんてどこにもありませんよ(T_T)
暗くて見えなかったら、そこはもうトイレなのです!
そんなお腹を抱えながら、暗闇の中、ヘッドライトだけを頼りに黙々と歩きつづける私たち。
最初はペースの早い他のメンバーに合わせてたのですが、
これではもたん!と、妹と私は自分たちのペースで歩くことにしました。
最初の休憩所まで約16キロ。
まだ元気はあるものの、これからの道のりを考えると、うそやろ?って感じです。
早々に10キロでリタイヤするから!と宣言してた妹も、
とりあえずはたどりついたけど、すでに這々の体(^_^;)
休憩所はお祭りの屋台が立ち並ぶ感じでにぎやかで、これなら補給は心配なさそう!
しばし休憩後、出発です。
次の休憩所まで約7キロ。
これが意外と長かった…
それでも、なんとかメンバーより少し遅れて次の休憩所まで着きました。
このへんから、私たち姉妹は完全別行動を決意。
自分たちのペースで、ゴールを目指すことにします。
次がけっこう長くて13キロ。
このへんから、計画的にペースを決めて、小休止を入れていくことにしました。
1時間に4キロとして、次までを3時間で歩く。
30分ごとに立ち止まって、ストレッチをする、などです。
この13キロは、覚悟したせいもあって、予定時間よりずいぶん早く到着できました。
たぶん、私と妹の一番調子がよかった時間帯だったかもしれない…
ここからが本格的な地獄のはじまりでした…
次の休憩所までは3キロと聞いたので、とりあえずノンストップで行こうと計画。
13キロを割と楽に歩けた自信もあったんだろうなー…
はっきり言ってなめてました。
すでに35キロ以上歩いてきて、悲鳴をあげ始めてる筋肉痛…
しかもけっこうアップダウンもあり。
なにより3キロで着かない!
iPhoneのアプリで大まかな距離を測りながら歩いてたんだけど、
3キロ過ぎても、4キロ過ぎても目的地が見えない!
もう、永遠につづくかと思いました(T_T)
ようやく休憩所に着いたものの、もうどこに立ち上がる気力が残ってるのか?
という感じ…
このへんから、お助けバスに乗る人たちも増えてくる…
でもここまで来たんだから、もうリタイヤはあり得ない!
となんとか立ち上がって、足を動かし始めました。
残り、ゴールまで10キロ。
地獄の行軍かと思った…
30分ごとに休憩するルールで歩くんだけど、とにかく時計が進まない。
もう10分は経っただろうと思って時計を見ると、まだ3分しか経ってなかったり。
もう1キロは歩いただろうと思って確認すると、まだ300メートルしか歩けてなかったり。
私がタイムを管理してたんだけど、私以上に疲労してる妹には、気の毒で事実を伝えられなかった(^_^;)
とにかく残り10キロの、5キロまでは夢に出そうなほどしんどかった…
お腹もまた痛みだしてたし…
考えてみたら、私たち、サンタクルスを出発して以来、
バスや飛行機でボリビア国内を転々としたあげくの、最後のこの行軍。
われながらよくやったと思う(T_T)
ようやく夜が明けて、自分たちがすごく雄大なロケーションを歩いてたことに気づいたんだけど、
正直そんなことはどうでもいい感じ。
夜中も、南半球の満天の星空、天の川、オリオン座など、プラネタリウムみたいな星空だったけど、
ライトを消して喜んで見てたのは最初だけで、
あとはもうとにかく、ライトの中に浮かぶ砂利道しか見てなかった…
ようやく丘の向こうに十字架を見たときは、そうか、この瞬間のためにこの巡礼はあったんだ!!
と思いました。
まるで胎内巡りをしたあとのような、暗闇からの開放とでもいいましょうか?
しかし、そこからもまた長かった…
元気なときならなんでもないんだろうけど、足は持ち上がらないし、足の裏のマメは潰れてるし…
教会の入り口にたどり着いて、足を止めた瞬間、もう歩かなくていいんだー!!とうれしかったぁー!
でもそんな感情を爆発させる元気のかけらも残ってなかった(^_^;)
仲間たちはほとんどが私たちより30分ほど前に着いてて、全員無事ゴール!
7時からのミサにも間に合いました(^_^)
それにしても妹はよくがんばったと思う。
私はまだ、マラソンのトレーニングでちょこちょこ走ってたからともかく、
ふだんまったく運動しない妹には未知なるゾーンだったことでしょう。
大家さんや、学校の先生に、ほんとに歩けるの?なんて言われてたけど、
今ごろ鼻高々で報告してることでしょう。
ところでこの巡礼は、完歩したら願いがかなう、のではなく、
自分で誓いを立ててそれを遂行することを約束をするために歩くんだとか。
私の誓いは日本の復興。
この旅中にも、台風が直撃して大きな被害が出たとか…
今年は受難の年です。
歩きながらそんなことを考えてたら、これぐらいのしんどさがなんだー!という気になるから、
やっぱりこの巡礼はよくできてるんだなー(。-_-。)
タリハに戻ってきて、みんなあり得ないほど疲れ果て、
動く度になにか奇声をあげないと立ち上がることもできないことを笑いながら、
元気に解散したのでした。
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