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少年と話していると、後ろにいた男が近寄ってきた。
頭にバンダナを巻き、着ているチェックの柄のシャツは妙に汚れていた。
「君たち、どこからきたんだい?」
その男はかたことの英語で尋ねてきた。
「WE COME FROM JAPAN!!」
僕らがそう答えると、軽く微笑み
「お〜、ジャポン。」
と言って後方から椅子を引きずって僕らの隣に座った。
「おれはチリから来たんだ。」
そうここイースター島は実は海を東に約4000km隔てたチリの所有する国なのだ。
僕らが今日イースター島についたばかりだと説明すると、
バンダナ男はイースター島について少し語ってくれた。
島の大きさは、日本の何十倍も小さく、人口はたった約3500人、馬が約2000頭、そしてモアイは約1000体いるという。
日本人は3人ほど住んでいるらしい。
新聞というものはなく、TVはチャンネルが一つだということ。
イースター島にはほとんど木が育たず、食料は殆ど取れない。食料は殆どが輸入である。
毎日風が吹いている。
天気は変わりやすい。
雨は降るけど、すぐ止む。なので数年前まで傘というものが売られていなかった。
などなど。
そして、
イースター島という呼び名はここでは使われていない。
この島の本当の名前は「ラパヌイ」(大きな島という意味)
イースター島という名は1722年に西欧人で初めてこの島を訪れたオランダの提督ヤコブ・ロッゲフェーンによって名づけられた。
彼がこの島を発見した日がちょうど、キリストの復活祭(イースター)だったかららしい。
ぜんぜん知らなかった。
日本でもモアイのある島イースター島という形で通っている。
しかし、その呼び名は後からやってきた西欧人が勝手につけた名。
現地人にとってはあまりいい気分ではないのかもしれない・・・。
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