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市橋達也容疑者逮捕。
街中を行く細身で身長180cmぐらいの男性が全て1千万に見えた日々が終わった。
毎日「もしかして?」と疑いつつ雑踏の中で市橋容疑者を探していた努力が水泡に帰した。
あぁ、俺の一千万...
ちなみに市橋容疑者は整形しなければ見つからなかったに違いない。
人間の心理というのは、最初の映像や写真から得ていた情報でイメージを固定化する傾向がある。
(例外がいわゆるフォトグラフィックメモリーという能力を有した人間だ)
つまり仮に市橋容疑者本人が目の前にいたとしても「似ているな」と思っても「本人かもしれない」と疑う人は非常に少ない。ここに心理現象が隠されている。
「似ているな」=本人ではない
「本人かもしれない」=本人?
ここに深層心理がある。
もし市橋容疑者が今時のギャング系の服装で、髯を生やし、髪を短く刈り込んで模様をいれ、
ピアスとサングラスで決め、堂々としていたら、もう分からなかったに違いない。
彼はある意味常識的な人間かもしれない。逃亡の“常識”として自分の人相を変えることを
そのまま実行した。その結果“痕跡”を残し逮捕につながったと考えられる。
(勿論今ある情報に基づいたもので、他の要素があれば逮捕に関しては変わるかもしれない。)
しかし、このタイミングでつかまってよかったと思える節もある。
彼がまだ常識的な人間性を残しているものの、頭は悪くない。
英語、フランス語を独習し、パスポートの入手方法(裏も含めて)を研究し始めていたのは、
“逃亡者”としての才覚に目覚め始めていた兆しのような気がする。
つまり常識に基づく思考から狡猾な思考への変成期に入っていたのではないだろうか。
しかし他の指名手配者が中々手配に至らないのは、懸賞金が安すぎるからだと思う。
なにしろ、100万とか200万だから、モチベーションが沸かない、と思うのは俺だけか?
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