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まずは、交換後のMAXIの全体を御覧ください。 以前と変わったところは、 1.接眼部がCrayford接眼部に変わった(見れば分かるとのご批判はさておき。)。 2.ファインダーの位置が接眼部から鏡筒部に移動した。 3.バランス位置が接眼部側に移動した。 の3点です。実は、接眼部の交換に伴って、 4.鏡筒が1〜2cm短くなった。 という目には見えないところでも変わっています。 1.Crayford接眼部 Crayford接眼部を拡大してみるとこんな感じです。夜だったのでフラッシュ撮影したため、なにやら白い斑点が見えますが、こんなものは付いていません。フラッシュの影響です。 色はグロッシーな黒です。触りまくったので指紋がべたべた付いてしまいました。鏡筒の色と鏡筒バンドやフードに合わせて白く塗装してしまおうかとも思ったのですが、上品なグロッシーな黒塗装だったので下手に自分で塗装することはやめることにしました。 ピント調整ノブを水平にして上から見るとこんな風になります。接眼部の上の方にネジが1本見えますが、このネジは接眼部の回転装置固定用です。このネジを緩めると、そこからアイピース寄りのパーツ部分だけを回転することができます。このとき、ピント調整ノブも一緒に回転し、 (1)架台を代えても鏡筒自体を回転させずに好みの位置にピント調整ノブを持ってくることが簡単にできる。 (2)カメラを接続したときに、画角の調整が簡単にできる。 こととなり、眼視でも撮影でも便利になりました。回転はスムーズです。回転することにより、光軸がどうなるのかはまだテストできていませんが、ゴリゴリしていないので、結構期待できそうです。 ピント調整ノブのすぐ下にもう一つネジが見えますが、これは延長チューブ固定用のネジで、その下に延長チューブが接続してあります。 気になるのは、これでアイピースごとに合焦するかどうかです。直焦も気になりますが、今晩はアイピースでの合焦テストにとどめました。直線距離にして約1km離れたマンションの屋上にある航空機用の警告灯(高い建物の屋上などに付いている、赤い点滅灯)で合焦するかどうかのチェックをしてみました。 その結果、とりあえず手持ちのアイピースでは、いずれも合焦を確認できました。 試したのは、まず直視(天頂ミラー筒なし、付属延長筒使用)で、XW(20〜7mm)、XO5mm、Er25mm、LE30mm、Or25mm、パンオプ24mm、ナグラーType6-7mm、LVW22mm、LV10mm。付属の延長筒を使って引き出し量65mmから76mmで合焦。当然、2インチ天頂ミラー+31.7mm変換チューブ、31.7mmの天頂ミラーと天頂プリズムのいずれでも合焦。天頂ミラーなどを使った場合の引き出し量が最も短いアイピースで約28mmでした。直視で引き出し量が比較的多かったアイピース2本を使ってパワーメイトの2.5倍と5倍でも確認しましたが、どの組み合わせでも合焦が確認されました。この時、倍率では最高で600倍だったのですが、警告灯カバーの段々の模様がはっきり確認できたのは驚きです。MAXIエライ!!(決して高倍率を推奨しているわけではありません。) ちょっとひやっとしたのは2インチのXW30mmでしたが、直視で約75mmほどで合焦し、まだ5mm程度は引き出し量に余裕があります。まあ、長くするのは延長筒をタカハシあたりのもう少し長いものに代えれば済むことです。もう一つの2インチアイピース、LVW42mmはもう少し引き出し量が少なくて合焦しています。天頂ミラー使用の場合でも、引き出し量は22mmで合焦しました。 ということで、無限遠の星とは必ずしも同じとは言えませんが、付属の延長筒を適当に使えば、直視でも天頂ミラー筒を使っても合焦には問題なさそうです(オリジナルの鏡筒よりも3〜4cm短くはなっていますが。)。 上の写真で見ると、ちょうど裏側にもう一つのネジがあり、このネジがテンション調整ネジになります。このネジを締めると、ピント調整ノブに接続されている軸がドローチューブを押しつける圧力が小さくなり、一番緩めるとすかすかになります。反対に、強く締めるとピント調整ノブを回してもドローチューブは動かなくなります。つまり、ほどほどの強さにしておいてピントを調整し、重い一眼レフなどを接続するときには最終的にはこのネジを締めてカメラのピント位置がずれないように固定することができます(ピント調整ノブは空回りしていることになります。)。 ドローチューブを引き出すと、目盛りが付いているので、ピント位置の厳密な調整が必要なときには便利そうです。 肝心のCrayford接眼部のなめらかさですが、癖になりそうです。TSAのラック&ピニオンのなめらかさも捨てがたいのですが、こちらもなかなかです。ビクセンの場合、ドローチューブの引き出し量によってはラック&ピニオンの接眼部が分的に渋くなる印象があるのが目立ってしまします。このあたりは、ビクセンに改善を期待したいところです。値段の差があるから仕方ないかとも思えますが。 2.ファインダー位置 ファインダーは、オリジナルの接眼部に固定用のビスが付いていましたが、Crayford接眼部にはそのようなビスが付かないため、鏡筒にファインダー脚固定金具を付けてもらいました。以前はビクセン純正の固定金具を付けるために、金具を削ったり、ファインダー脚を削ったりしましたが、交換後は鏡筒にビクセン純正の固定金具を付けてもらったので、何の工夫も必要はありません。1枚目の写真のファインダーの位置がオリジナルのMAXIよりもかなり前に付いているのがお分かりになると思います。 また、接眼部に回転装置が付いたので、ピント調整ノブに対してファインダー接続位置を45°傾けるか、60°傾けるかの意味がなくなりました。 回転させると、 とこんな感じになります。 3.鏡筒のバランス位置 交換前の接眼部に比べCryFord接眼部は重いので、鏡筒のバランス位置が接眼部側に寄ります。これによって、長焦点の天体望遠鏡らしい長い砲塔のような外観になりました。これは結構気に入っています。また、バランス位置が接眼部側に寄ったことにより、狭いベランダで観望する際には、高度が高くなっても床に這いつくばるような姿勢をしなくても済みそうです。 まだ星を観ていないので結論めいたことも言えませんが、バランス位置から対物レンズまでの距離が長くなることによって、振動をどのくらい拾うことになるのか、ちょっと気になります。 星が見えないので、こんなことばかり繰り返していますが、晴れても都会の星空は水蒸気とこれに反射する明るい地上の光で白く霞んでばかりで、恨めしく感じます。週末は曇ってばかりだし、まだ精進が足らないか?
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星空散策
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少し早めに帰宅できたので、木星の撮影。高度が低く、水蒸気のような霞とシンチレーションに邪魔されてここまでが精一杯でした。ヤフオクで手に入れたSP−DXを使っての初めての撮影です。 高度がもう少し上がってからとベランダで頑張ってみたのですが、この後、シンチレーションが更にひどくなり、パソコンの画面上で木星がコンペイトウみたいに踊り始めたので、ここまでとしました。今期初めての割には納得できない画像となってしまいました。 昨日も少し早めに帰宅して西の空を見ると、雲に霞んで傾いた月が見えています。雲と大気の影響でかなり赤くなっていたので、これも記念と、パチリ。 Kiss X2のライブビューで念に入りにピントを合わせたつもりなのですが、もう眠そうな月になってしまいました。 で、10日はもう少し月もメタボ化し、帰宅時の高度も高く、雲もなかったので記念撮影。 ライブビューを念に入りに行うと、ここまで写せました。といいっても、シンチレーションで月もブヨブヨしていたので、6枚ほど連写し、一番よく写っていた1枚です。ちょっとズルしました。 これまでは、ED81Sを使っての月の撮影では、もう少し眠そうな月しか撮れなかったのですが、半ば望遠鏡のせいにしていたところ、実は自分のピント出しがまだ甘かったことが分かってしまい、反省。ティオフィルス、キリルス、カタリナなどのクレーターをピント出しの中心にし、結構キリッと締まった月を写せて、“ED81Sも結構やる”ことが分かってちょっと嬉しい日でした。ということで、ちょっと大きめの半月です。 残念ながら、今晩は曇り空で月に合うことはできませんでした。
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