星空散策 初めの一歩

待ち遠しい星空!! 欲しい休暇!!!

星空散策

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一年ぶりの更新


 昨年は仕事の都合や週末の天気の悪さや怠慢度アップでついに一回も更新しないという記録を作りました。

 多少は撮影もしたり,赤道儀をEM-200に更新もしたり(その直後に200Mになった!),最近話題のNikonのNAVアイピースやEthosもgetしたり記事にできるネタもあったのですが,ついつい。。。

 昨年も初めは同じようなタイトルで太陽をUpしたので,今年も同じように元旦の太陽からスタートです。
 次の更新は来年の元旦?


黒点


 久しぶりの太陽を見ると,黒点が現れています。今年こそ景気回復とともに太陽活動が活発になって黒点がたくさんでると面白そうですが。
 撮影には画像に記載した条件に加えて,Baader Planetarium社のAstroSolarFilterの眼視用を使いました。

 カメラのローパスフィルターを天体撮影用に改造したカメラで撮影したので少し赤味を帯びています。上が概ね北になります。
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 まあ無理だとは思いつつ,Hαパスフィルターで撮影すると,絵に描いたような赤い太陽になりました。
イメージ 2

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 プロミネンスを写すのはやっぱり無理なようです。

明けましておめでとうございます

 今年は昨年よりももう少し明るい年になることを期待したいものですが、どうでしょうか。

初太陽

 初日の出を狙うほど早起きの習慣がないので、起きてから初日の出代わりの初太陽です。
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 ここしばらく、黒点らしい黒点が見えず、このまま極小期が続いてしまうのではないかと心配になってしまいます。今日の太陽も写真のとおりきれいにのっぺらぼうです。撮影機材を代えたら少しは何か面白い写真になるかと思って、アストロ・ソーラー・フォトフィルムに加えNDフィルターを2枚、カメラを改造デジタル一眼レフにしてみたので、少し赤味を帯びましたがそれ以外は差がありません。黒点が見えないのまでいつもどおりです。正月だから太陽もお化粧した訳でもないでしょうが、黒点はどうなってしまうのでしょう。

年末の観察

金星、月、木星、水星の集合写真

 今頃は、西の空に金星、月、木星、水星が割合に狭いところに集まっています。木星はシーズンが終わってしまいましたが、中々観ることができない水星の近くにあるので、夕方の水星探しの良い目印です。夕方になると低空の水蒸気が濃くなってきたり、雲が出たりとあまり条件は良くありませんが、3つの惑星と月の集合写真です。
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 水星は雲の端にかろうじて写りました。拡大部のとおりです。金星の斜め下には海王星もあるはずですが、写真のトーンカーブやレベル補正をいろいろやってみても写っていないようでした。もう少し暗くなって眼視では確認できたのですが、写真撮影はちょっとチャレンジングです。

金星のクローズアップ

 金星の拡大撮影は、以前であれば高倍率用のアイピースの後ろにコンパクト・デジタル・カメラを付けてのコリメート撮影や一眼レフを付けての拡大撮影をしていたのですが、これは追尾がめんどくさくて、とはいっても赤道儀を組み立てるのもおっくうで、かなり苦労してました。
 最近は、デジタル一眼レフカメラの画素数がかなり大きくなり、明るい星ではライブ・ビューでピント合わせができるようになったので、低倍率のアイピースを使って拡大撮影をした写真をピクセル等倍にしても、満ち欠けの様子を撮影することができます。
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 低倍率だと追尾にあまり気を遣わなくても良いので、露出時間の調整に手間暇をかけることができるようになりました。これをみると、以前のコリメート撮影した写真は露出オーバーだったことがよく分かりました。

 普通なら、新月後の細い月が西の空に浮かんでいる時間はまだ仕事場です。休日と新月直後の細い月が重なることがあまりなく、これまでは月齢4よりも細い月を撮影することがあまりなかったので、月齢3.8の月の撮影をしてみました(大きい写真なので開くときには注意してください。)。
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 撮影データにも書いたように、この月の撮影には敢えてレデューサーを使いました。以前のブログで問題になったゴースト対策として、バリリング(延長筒)を使い、ゴーストが出るかどうかを確かめたかったからです。
 この月の写真を見る限り、ゴーストは生じていないようです。しかし、馬頭星雲や燃える木を撮影したときとは撮影条件がかなり違うので、これで安心とはまだ言えません。

ゴーストテスト

 そこで金星を同じくレデューサーを使ったシステムでもう少し露出時間を延ばして撮影してみました。
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 経緯台を使った固定撮影なので、金星は流れています。画角からはみ出てしまうかどうか分からなかったことや、光害で夜空が明るいので長時間露光しても真っ白になってしまうことも考えて、とりあえず10秒の露光です。
 これをみてもやはりゴーストは生じていませんが、露出時間がまだ短い可能性もあるので、もう少し条件が良いときに再度試してみる必要がありそうです。
 もうひとつ分かったことは、レデューサーを使わない直接焦点撮影の場合、EOS(フランジバック44mm)ではバリリング1つでは合焦しないことです(いままでは、別のBORGの接続リングで撮影し、TSAのマニュアルどおりの接続での撮影はやっていなかったため。)。ピントノブの回転にしてあと一周りかそこらと思われるのですが、ちょっと足りません。この点も正月休みが明けたら販売店に相談しなければなりません。

年の瀬にも関わらず伊豆まで遠征してきました


 26日に有給休暇をとって一足早く年末年始の休暇に突入しました。26日は万難を排しても有給休暇を取るつもりで部内調整をしてきたのは、27日が新月で天気予報を見ると26日と27日は夜空の条件が良さそうだったからです。
 今回の遠征の目的はCOMA CORRECTOR3の効果を見たかったこと、秋の星々がもうそろそろ最後になるので、定番の星の今年の見納めです。

26日はの晩はgood

 26日は日付変更線が変わるまでは結構良い星空でした。現地に向かうまでの高速では、車が風で横に流れるのを感じるほど風が強かったので心配でしたが、現地ではそれほど風もなく、零下まで下がったようですが体感温度はそれほど寒さを感じません。ただ、0時を回った頃から北天に雲が張り出し、ちょうど鏡筒を載せ替えようとしていたので撤収することにしました。
 観察を始めるころには、東のオリオン、西にペガスス、アンドロメダ、その間にはおひつじ座やみずがめ座が見えて、夜が更けるに従いおおいぬ座、うさぎ座、など冬の星座が南天を埋めてきます。

やっぱりオリオン大星雲

 前回、乙女高原で馬頭星雲や燃える木を撮影し、近くのアルニタクの強烈な光でゴーストが発生、原因がCOMA CORRECTOR2と分かり早速交換したので、その効果を早く見たいとは思いつつ、やっぱり初めはM42、オリオン大星雲です。デジタル一眼レフの改造後、まだ撮影したことがありません。
 ガイド撮影である程度のガイドができていたので、タイマーをセットするのもめんどくさく、適当に長時間露光した結果です。
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 野放図に露光したのでやたらにトラベジウム周りが飽和してしまったので、短時間露光のイメージをコンポジットしてみました。改造前のデジタル一眼との違いでは、やはり赤い色がやたらに派手に出た感じがします。いい加減な長時間露光だったで少し流れてしまいましたが、いつも見るオリオン大星雲の周りにも散光星雲が刷毛で掃いたように広がっていることが分かりました。オリオン大星雲は、近くの恒星からエネルギーを受けて宇宙空間に漂っているガスが自ら光を放っている発光星雲と、近くの恒星の光に照らされている反射星雲が入り交じっているとのことですが、どうしたらこんな複雑なガスの模様ができるのか不思議です。珍しく、人工衛星に引かれた線も入りませんでした。

懸案の馬頭星雲と燃える木

 本日のお題その1です。これもガイドに任せて野放図に露光しました。
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 ISOが800なので、野放図な露光でやたらと派手な燃える気になってしまいました。心配したコマ・コレクターのゴーストがきれいに消えました。コーティングの差らしいのですが、こういのはユーザーの負担で交換しなければならないものなのか疑問も感じます。
 スパイダーの光条がまだ微妙に割れているのでピントが合っていないことが分かってしまいますが、前回よりはましな感じです。ちょっと赤を強調しすぎたかも知れません。

秋の定番、M31アンドロメダ銀河

 星野哲朗君が機械の体を手に入れるためにメーテルに連れて行ってもらったところです。焦点距離800mmのR200SSでは収まり切りません。淡いところまで含めると、大きさは約180秒あります。以外ですがこれは満月3個分の大きさになる日本でみることができる最大級の天体です。
イメージ 3

 中心と周辺の淡いところの光量の差が大きいので、周辺部の青いガス(天体?)を写すためには、長時間露光と重ね合わせが必要ですが、星が流れないようにきれいな長時間露光イメージを何枚も写すのが難しくて、ついつい比較的できの良いイメージを強調し過ぎてしまいます。

リベンジのM33

 アンドロメダ姫の左足を対称軸にしてアンドロメダ大銀河と線対称の辺りにある、さんかく座のM33も秋の名物銀河です。天の川銀河、アンドロメダ銀河、それにこのM33はそれぞれお隣さん同士の関係にあり、いずれは(億年単位の遙か将来です)衝突するかも知れない銀河です。M33も結構大きいのですが、アンドロメダ銀河のように中心部に明かな核がなく、眼視でも写真でもなかなかきれいな姿を捉えるのが難しいと感じています。淡いので長時間露光が必須、ガイド流れのエラーでなかなかきれいに撮影できません。今回もガイドエラーが生じてしまい☆が流れてしまいました。これも野放図に長時間露光し、さらにイメージ処理ソフトで少し強引に淡い部分を強調したのでアラが出てしまいました。
イメージ 4

 どうにか3本の渦巻きの腕は写せましたが、腕にあるはずのHαを放つ星の塊までは捉えることができませんでした。来年、まだリベンジすることになりそうです。

 次に、鏡筒を載せ替えて他の星を撮影しようとしたところで、北天が雲で覆われ初め、時刻も0時を回ったので、この日はこれで撤収です。


27日の晩は風に難渋

 ☆観仲間のドブソニアン・ユーザーの方と一緒に、この日もまた伊豆へ遠征です。天気予報では☆観予報は満天の星だったのですが、この日は低空に白く水蒸気が見え、透明度は昨日よりも悪いようでした。夜が更けるにつれ風も強くなって、星空観察条件としては中程度です。
 昨晩は、ガイド鏡のファインダーが普通の光学ファインダーだったので、天頂方向をガイド鏡が向いたときには這いつくばるようにしてガイド鏡のファインダーを覗き込んでガイド星を探さなければなりませんでした。地面が冷たいし、首は痛いし、ガイド鏡の向きの調整とガイド星探しに苦労いたので、今日はガイド鏡に付けるファインダーは天頂プリズム内蔵の正立像タイプに交換しました。

またアンドロメダ銀河

 今日は鏡筒を屈折に代え、レデューサーも使って少し広い範囲の☆の撮影をするつもりでした。
 手始めに、大きさを実感したくなるアンドロメダ銀河です。
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 画角を間違えてしまったので窮屈になってしまいました。昨日はISOを800にして長時間露光効果を感度を上げることで得ようとしたのですが、やっぱりISOが800になると一枚のイメージでは荒さが出てしまいます。そこで、この日はISOは400にし、焦点距離を短く、枚数を稼ぐことにしました。残念ながら風で望遠鏡が震動したり、ガイドソフトの調整問題や赤道儀に載せた撮影鏡筒とガイド鏡のバランス調整問題で思ったほど良いイメージにはなりませんでした。

比較のための燃える木と馬頭星雲

 反射望遠鏡よりも焦点距離を短くして撮影し、コマ・コレクターの様子を比較するつもりだったのですが、どうしてもガイドが安定しなかったので比較的まともだった1枚のみを処理しました。露光時間がたらないので、昨日の燃える木に比べると少し色が抑えめ、馬頭星雲も輪郭がすこし怪しい感じです。
 ここで、アルニタクの下に青い惑星状星雲のような円を見つけ、他のイメージと比較してみると、明るい星を写したイメージには撮影イメージの中心に同じように写っています。つまり、これもゴーストらしいのですが今まで気がつきませんでした。この日は焦点距離を短くするために初めてレデューサーを使ったのですが、今度はこのレデューサーが問題になりそうです。あれこれ考えてもしょうがないので、カメラを改造したお店とレデューサーを購入したお店に相談する必要がありそうです。
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結構大きいバラ星雲

 乙女高原の観望会で撮影したときには、大きさのイメージが分からず全部を取ることができなかったので、これを撮影するためにも今日の望遠鏡の焦点距離を短くしています。
 イメージの星のふくらみその他は、縷々上に述べた感じでアラもありますが、できの良いイメージを重ねて仕上げました。'バラ'という先入観から、もう少し鮮やかに赤く写るかと思っていたのですが、思いの外淡泊な赤いバラでした。
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 バラ星雲は散光星雲に分類されているのですが、形から見ると、中心から四方八方に広がりつつあるように見えます。どうしたらこんなふうになるのでしょう。

強風で撮影は断念

 この後もぎょしゃ座のIC410やSh-240の撮影もやってみたかったのですが、ガイド中に風で鏡筒が揺れ、ガイドソフトの監視モニターでもガイド星があっちこっち飛び跳ねて撮影どころではなくなったので、眼視観望に切り替えました。
 ご一緒した方のドブソニアンに光害カットフィルター、OIIIフィルター、ネビュラフィルターをとっかえひっかえ見比べ、楽しませてもらいました。やっぱりドブソニアンの大口径、絶大な威力です。小口径の望遠鏡では光害カットフィルターの効果は微妙な感じもしますが、大口径の場合には明らかに見え方に違いがあることが分かりました。フィルターを使っての馬頭星雲や燃える木も久しぶりに見せてもらいました。もちろん、写真のように見えるわけではないのですが、小口径の望遠鏡ではほとんど見ることができない星雲がさっくりと見えてしまうと脱力感を感じさせるほどの威力です。
 午前2時頃には、早くもしし座、おおぐま座、その後にかみのけ座やおとめ座までも上ってきます。北東方向は東京や横浜の光害で淡い星を観るのは厳しいのですが、せっかくなのでM81、82、101、108、109、105、96、95、65、66、更に、かみのけ座やおとめ座の104、98、99、100、85、84、86・・・と、自動導入の暴力で片っ端から系外銀河を入れてみましたが、やはり光害すさまじく、うっすらと存在が分かるものから、あるのかないのか自信が持てないものまで様々です。本当はこんな銀河団を撮影したいところですが、あと3か月ほどはお預けです。
 最後に、串団子の土星をドブソニアンと10cm屈折で見比べて、撤収です。土星は輪の外側に衛星が見え、いよいよ輪が串になっています。これも撮影したかったのですが、大気の状態が悪すぎで眼視観望のみでおしまいです。
 それにしても、自動導入は便利なような、怠慢・不勉強を助長するようなところがあります。ドブを使われている方は、光学ファイダーと星図をたよりに次々に色々な星を導入していかれます。もともとドブソニアンの焦点距離は長いので、普通のアイピースでも結構な倍率になるのですが、それもで星を渡り歩くようにネット・サーフィンならぬスター・サーフィンともでいうのでしょうか、次々に面白い星を探り当てていかれます。自動導入にかまけないで、もっと勉強しなければ。

ゴーストの原因・対策


 先日、乙女高原で撮影した馬頭星雲・燃える木の写真に主鏡のゴーストが出てしまったので、カメラの改造をしてもらった趣味人さんに相談したところ、「コマコレクターの影響では」、という予想外の原因を教えてもらいました。明るい星があると同じような症状が結構たくさん寄せられているとのことです。カメラの改造フィルターの影響だとすると、輝星の周辺に薄青いゴーストがうっすらと写るのに対して、今回のゴーストは赤味を帯びているのでコマコレクターを通過してしまった赤外線側のゴーストに見えるとのことでした。対策は、現行のVIXENのCOMA CORRECTOR2を使っている限りは難しいとのことでしたが、タイミング良く、その対策をしたCOMA CORRECTOR3が発売になるとのことです。残念ながら趣味人さんには入荷していないとのことでしたが、他のお店を念のため当たってみると、入荷しているお店があったので、早速購入しました。

 二つを並べてみるとこんな感じです。
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 二つは外見上も値段も同じですが、コーティングが違っているはずとのことです。コーティングのせいかどうか分かりませんが、確かに蛍光灯の反射光の色を比べると、COMA CORRECTOR3の方が若干青みを帯びているように見えます。
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 赤線の楕円の中に写っている蛍光灯の色を比べると多少の違いが感じられます。これでどのくらい効果があるのかまだ分かりませんが、次の新月が楽しみです。

今晩の月

 上限を過ぎて十分に明るい月なので撮影する気にはなれなかったのですが、冬空の引き締まった感じのきれいな月だったので、撮影してしまいました。
 ただ撮るだけではつまらないので、ちょっとした遊びもしてみました。
 使用した鏡筒はTSA102ですが、ノーマルの状態、レデューサーを使用した状態、2倍パワーメイトで拡大した状態のそれぞれで撮影し、それぞれ、Degital Photo Professionalで軽くシャープ化し、LAW画像をjpgに変換する際に同じサイズに縮小してあります。
ノーマルTSA直焦点撮影
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TSA + レデューサーの直焦点撮影
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TSA + 2倍パワーメイトの直焦点撮影
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 ピントがどれだけ合っていたのかにも拠りますが、月のように明るい天体の場合には、X2のライブ・ビューを10倍にしてピントの状態を確認できるので、かなりきちんと合わせたつもりです。パワーメイトを使った場合が一番甘い写真になるかと予想していましたが、意外に引き締まった写真になりました。光量を厳密に計算して露光時間の調整行ったわけではないので、露光量による影の付き方にも影響されているかもしれません。今晩の夜空は大気の状態もかなり良いように思います。月の周辺がじわじわとにじむ感じがありません。

 予想外にパワーメイトを使った写真が良く写ったので、プトレマイオスなどが写っている部分と、コペルニクスが写っている部分を切り出してピクセル等倍の写真にしてみました。
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 クレーターの拡大写真を撮影しようとすると、倍率を高めなければならず、光量不足を補うために露光時間を長くしなければなりません。そうするとキリッと引き締まった写真を撮影するためには追尾しなければならず、赤道儀の出番となってしまいます。これでは気が向いたときにサクッと撮影することはできませんが、今晩のように空の状態が良いと、ピクセル等倍像にすることで拡大写真が意外に簡単に撮影できます。

乙女高原観望会

乙女高原観望会


 11月29日の夜、スターライト・コーポレーションとスター・クラウド共催の観望会が山梨県の乙女高原で開催されたので、いくつか機材を持って参加しました。

28日の先行組

 両社共催の観望会には、星空観望の経験豊かな方と初心者とおっしゃる方々が多数参加されましたが、その前日、28日の晩から何人かの有志で先行観望会を開くこととなったので、日頃の憂さ晴らしも兼ねて先行組に合流です。「先行組」ではありましが、内実はコアな物好きといったところでしょうか。

28日の夜空:結果オーライの観望条件

 前日までの雨のため、観望会予定地の地面はかなり湿っており不安もありましたが、両日とも夜半には気温が下がってコチコチに凍ってしまったので問題はありませんでした。
 肝心のお天気ですが、夕食を食べ終えて外に出てみると、結構雲があります。下界はいざ知らず、標高1000mにもなろうかという乙女高原は山岳気候なのか、天気予報は当てになりません。空の様子が思わしくないので赤道儀のみを出しておいたところ、なんと雪が降り始めました。あわてて三脚以外を撤収。出鼻をくじかれてやる気が失せてしまいそうになります。しかし、しばらくすると雪が止んで星が見え始めました。もし一人で着ていれば、雪が降った段階で完全に撤収、どうせ明日があるからと、ふて寝するところですが、同好の士が喜々として準備を始めるとこちらもその気になります。
 夜遅くなるにつれ、雲がなくなり、透明度の高い星空になりました。大気の状態はあまり良くなく高倍率で観察するのには不向きでしたが、100倍以下の中倍率から低倍率で観察する対象を見るのには、透明度と背景の夜空の暗さは十分に思えました。

29日の夜空:まあまあの好条件

 29日の晩も前日と同じような状況で、雪が多少ちらつきましたがその後は雲が段々少なくなってまあまあの条件でした。昨晩に比べると夜空が明るく、淡い天体を観るのにはちょっと厳しい状態です。それにしても寒かった!

撮れた写真

 撮れた写真の前に、ノーマルのKiss X2と改造後のKiss X2の画像の比較です。撮影したのは30日のお昼頃で、風は冷たかったものの、日の光の暖かさが感じられました。
 まずは普通の撮影です。宿の向かいの山です。
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 同じ風景を改造Kiss X2で撮影してみると、
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となります。AFを使ってピント出し、露出設定はプログラム、ISOは100で撮影し、LAW画像をCanonのDigital Photo Professionalでjpgに変換、Photoshop Elements 7でリサイズのみしています。
 1枚目は普通の初冬の里山といった感じですが、2枚目は空の色はまだしも樹木色は普通では見られない赤みを帯びた色になっています。これは、改造されたカメラにより赤外線側の光に反応してしまったためで、星の撮影をしても改造カメラで撮影した星空は、バックが赤みを帯びています。

M45 Pleiades(すばる)

 まず、おうし座のM45です。
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 改造X2で8分露出して撮影した写真を2枚コンポジットしました。ステライメージでRGBのバランスを調整し、Photoshop Elem 7でリサイズしました。ステライメージもv6からトーンカーブでRGBそれぞれごとの調整状況が分かりやすく表示されるようになったので、色のバランス調整がやりやすくなりました。MaiaやMerope周りの反射星雲を強調しようとすると星が肥大化してしまうのが悩みです。マスク処理がまだ使いこなせていないので、まあこんなもんでしょうか。

M31 Andromeda銀河

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 何回も撮影しているのに、ガイドがうまくいかなかったり、レイアウトがおかしかったり、反省ばかりしている対象です。今回もレイアウトが悪いですね。
 久しぶりだったのでガイドソフトの使い方をすっかり忘れてしまい、ガイド撮影したつもりがガイド状態になっていなかった中で、結果的にノータッチガイドで比較的流れなかった1枚を調整しました。ガイドできていないことに気がつくまで、8分露出を数枚撮影していたので、貴重な撮影時間を浪費してしまいました。この一枚は、露出時間が比較的長かったので、1枚の割にはあまり強い調整をする必要がなかった一枚です。

NGC2237 Rosette Nebula(バラ星雲)

イメージ 5

 改造デジカメを入手したら、やはり淡い星雲には挑戦したくなります。ちょうどいっかくじゅう座がほぼ南中してきたので、これに挑戦しました。まあ、何というか、バラ星雲がこんなに大きいとは撮影するまで気がつきませんでした。1分露出1枚と8分露出2枚とをコンポジットしましたが、やはり星の肥大化が気になったので、スターシャープを軽くかけてみました。ステライメージで現像処理してみると、赤い色がマイルドになってしまうのが不思議です。鏡筒焦点距離が800mmで、CMOSがAPC-Cサイズではこんなに窮屈になることを今回初めて知りました。
 この写真を撮影したときにはガイドができていたので、レイアウトはさておき、印象としては割合と簡単に撮影できたような気がします。暗黒帯やガスの模様がそこそこ写っていますので、自分でもちょっと驚きです。さらに描写性を高めるためにはもう少しコンポジット枚数を稼ぐ必要がありそうです。可視光を発していない星雲を、カメラの暗いファインダーで星の並びを見ながらちょうどいいレイアウトに捉えるのはしんどいものですが、もう少し失敗すると何とかなりそうな・・・
 29日には、参加した方の30cmのドブソニアンでこの星雲を見せてもらいました。OIIIフィルターを使用しての眼視観望でしたが、何というか、驚愕の世界でした。いままでは、この星雲を眼視で見ることなど考えていなかったのですが、さすがに30cmの大口径の威力はすさまじく、初めて眼視でバラ星雲を見ることができました。

IC434 馬頭星雲・NGC2024燃える木

イメージ 6

 オリオン座の3星の一番東(向かって左)の星(ζOri、Alnitak)の脇にある有名な星雲です。この写真は露出2分1枚と3分2枚の3枚のコンポジットですが、写したい星雲は淡いのに近くにあるAlnitakが明るくてじゃまになります。おそらく改造フィルターによるゴーストだと思いますが、中央で光っているAlnitakのすぐそばに主鏡のゴーストが出てしまいました。画像がざらつくのであまり強くは調整していないつもりですが、馬頭星雲もそこそこ写すことができました。これも星雲を強調したために星が肥大化したので、ステライメージでスターシャープを軽くかけてみました。
 バラ星雲と同じように、この2つの星雲も30cmドブソニアンで見せてもらいましたが、Hβフィルターで覗くと、ちゃんと見えるんです!!何で!?と言いたくなりますが、30cm大口径の威力は歴然としています。

眼視で見た銀河など

 29日は雪が降ったり、バッテリー残量が心配だったり(充電器を忘れたため。)、初めから眼視の観望と決めていたので、お気楽観望です。28日の晩も夜が更けて寒さが厳しくなってきた頃には眼視のお気楽モードに入ってしまいました。
 おもしろかったのは、網状星雲、土星、M109、M51などなど。恒星と違い、星雲、星団、銀河は単位面積当たりの光量が少なく、面積全体ではそこそこの光度になるものが多いので、よほど好条件でないと、そこにあることが分からない、構造まで良く見えないものもあります。自分の望遠鏡は10cmの屈折だったので、自動導入でも探すのが大変だったり、銀河の渦巻までは見えたと確信できなかったり、さくっと見えるとは言えませんでした。それでも他の方の大口径の望遠鏡で見せてもらい、宝探しゲーム気分で眼視による観望を満喫できました。撮影しない、と決めていたので、変な話ですが気分的にはすごく楽で、眼視観望の楽しさを知ることができました。今回は、初めて30cmのドブソニアンで、フィルターを入れていくつかの淡い星を観望するチャンスに恵まれましたが、やっぱりドブが欲しくなります
 明け方に土星が上がってきたので、記念観望。串団子です。もう少しすると地球から環の真横を見ることになるので、一時的に環が消えたように見えるはずです。今回は、環の隙間がかろうじて視認できる程度まで細くなっていました。環の両脇にはタイタンともう1つか2つの衛星を伴っての登場でした。

 観望会に参加された方の中には、日曜の晩も観望会を行い、月曜日はお休みされた強者もいらっしゃいましたが、仕事の都合でこれは断腸の思いで断念。日曜日は昼間から天気が良かったので、夜空もきれいだったんだろうと思います。

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