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おはようございます。ものすごい風でした。今シーズンは台風はあまり来なかったけど、その代りに 爆弾低気圧が何回か通過しました。危険です〜。 昨日、『金曜日のスマたちへ』で、歌手の川村カオリさんの壮絶人生をやっていました。 私は彼女のことをあまり知らなかったのですが、20年ほど前に『ZOO』という歌を歌ったり、J●L等の コマーシャルに出ていたようですね。しかし、22歳で突然引退したんだそうです。 2003年くらいに乳がんの為左胸を全摘したのですが、2008年にリンパと骨と肺に転移が見つかったそうです。 小学生の一人娘を女で一つで育てています。抗がん剤治療を受けながら歌手活動も再開。 番組の中で私が一番反応したのが、『乳がん生存率』でした。ちらっとしか見ることができなかったので 正確かどうかはわかりませんが、ステージ4の五年生存率が29%になっていました。 以前グラフをこちらに張り付けましたが、平成5〜10年の統計では、ステージ4の五年生存率は10%に なっています。なんと三倍に増えたんです。 私はハーセプチンやゾメタ、そして抗がん剤のタキソール、タキソテールの存在がこの飛躍的な数字の アップに貢献しているのではないかと思います。 何回か書いていますが、私が11年前に肺に転移した時には、もちろんこれらの薬はなく、あの時にこう言った 薬があったならば、数年は長生きされていただろうと思われる患者さんが何人もいます。 この統計が何年から何年までかはわかりませんでしたが、なんと希望がもてる統計でしょう! もちろん、「生存率なんて・・。」と反発する方もいらっしゃると思いますし、相変わらず7割の人は それ以下なのですから、頭から喜ばしいと思えないかもしれません。しかし、どんどん研究は進んでいますし、 新しい薬や今まで乳がんで使えなかった抗がん剤が認可されたりと、数年の間に段違いに状況が変わることも あり得ると思います。 体力を温存して、これぞという薬が出た時に対応できるように、だらだらと生き続けましょう!(爆)
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○がん関連番組○
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がんに関する番組の感想。ちょっと辛口かも〜。
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おはようございます。 おととい、昨日と『福祉ネットワーク 日本のセーフティーネット「がん医療」(2)(3)』を見ました。 ((1)の感想はこちらから・・。) (2)の方は、在宅医の状況をやっていました。在宅医の条件として「24時間対応できること」というのが 有るらしく、なかなかやろうとする人は少ないだろう、という事でした。しかも、がんに限って言えば がんの専門知識も必要ですし、在宅の患者さんの一番大事な疼痛治療(痛み止め)にも詳しくないと いけません。 そんなスーパーマンのような医者がどのくらいいるのでしょう?出ていた医師も、午前三時に がん患者を看取って、午前五時半には往診に行く、というハードなスケジュールでした。患者の前に 医師が倒れてしまうかもしれません。何人かの医師でシフト制にでもしないと、絶対に無理だと思います。 そんな医師が地域にいないのに、医療費削減のために長引くがん患者はどんどん退院させられているという のです。 私はがんで死ぬのはしょうがない、と思っています。死なない人はいないのだから・・。でも、苦痛に さいなまれながら死ぬのは、本当に避けたいと思っています。そんな治療も受けられないで、セーフネット って一体どこ?という感じです。 (3)では、「するべき治療がなくなったがん患者の状況」でした。大病院で、見つかったがんがすでに 手遅れで、二週間ほど入院したら退院させられた患者さんのことをやっていました。検査には一ヶ月ごとに 行っているのですが、担当医が転勤してしまったため、そちらの病院へ往復何時間もかけていかなくては いけなかったり、がん患者の世話の手厚い病院へ、時間をかけて通っている様子もやっていました。 「慢性のがんほど、日常生活を長く続けられる病気はない。」と、がんの経験のあるある医師が言っていました。 「治らない、余命○ヶ月と言われても、死ぬまでの時間が長い」患者が多いのに、その間のサポートをする 医療がおそまつということでした。 本当にその通りです。私も「治らない病気(乳がんの転移)」に罹って、もうすぐ10年経とうとしています。 今では本当に、実質『慢性病』に近いと思います。しかも糖尿病などと違って、食べるものの制限など 一切ないのですから、楽なものです(笑)。 今はまだ月一回の抗がん剤治療があるので病院へは通っていますが、するべき抗がん剤が無くなって体調を 崩しても、長期に入院が出来なくなってしまうのかもしれません。でも例え『がん末期患者』であろうと、 死ぬまでには時間があるのです。 どうしてこうなってしまったかというと、今までの日本の医療は「がんを治す」ことばかり一生懸命になって しまって、その範疇から外れた、いわゆる「死ぬのを待っている」患者の治療はおざなりになってしまったそうです。 確かに最近ですよね、「がんの痛みは取れる、がまんしなくていい。」なんていうCMも流れてきたのは・・。 「がんの最後は痛みにさいなまれる。」という印象がまだまだ根深いですよね。 それは、「モルヒネを使うのは最後の最後」というようなまちがった認識を(医師でさえ)ずっと持ち続け、 持たされ続けていたからなのでしょう。ましてがんの痛みは末期に起こるというばかりではないです。 現に痛みのコントロールが出来るようになって、治療に前向きになれた、というような人も大勢いるようです。 三人に一人ががんで亡くなる時代です。「治らない病気に罹っても、死ぬまでは人間として生きたい。」 この慎ましやかな希望くらいかなえて欲しいし、死ぬ間際くらいは穏やかに生活できるような医療体制に 変わっていって欲しいと思います。誰でもそうなる可能性はあるのです。 この一連の番組を見て思ったのは、地域の在宅医を早急に大量に作らなければならない、それには、 そういう医療従事者を厚遇しなければならないということです。安いお給料でハードな仕事を誰が好んで やるでしょう。数が多くないと意味がないと思います。余裕がある治療が出来ないからです。医師だって 普通の人間なのですから。 がん患者に限らず、がん患者の家族も精神的に参っていることも多いようですので、「心のケア」も してくれる人たちも必要かも知れません。
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こんにちは〜。 昨日NHK教育で、『福祉ネットワーク 緊急点検 日本のセーフティーネット「がん医療」(1)』を やっていました。今日(2)と明日(3)まであるそうです。(午後8時〜) 昨日の(1)は、医療改革という名のもとに、がん患者が病院から受ける待遇も変わってきていて、 治す治療がなくなってしまった患者さんは、入院したくても入院できなくなっている、というようなこと をやっていました。 というのも、医療費削減のための医療制度改革によってDPCという包括払いになったおかげで、 どんな治療をしても一定の金額しか病院には入ってこないので、高価な薬や検査をしなくなってしまう、 というからくりになってしまっている、ということでした。また、化学療法だけで入院する患者さんの 医療費は、入院が長くなればなるほど病院の負担が増えるという、しくみになってしまったということです。 それでも、家で十分な緩和治療が受けられれば良いのですが、知識があって、信頼のできる在宅医が まだまだ少なく、自分の地域にいなければ、どうやって在宅でいられるでしょう? 番組に出てきた患者さんも、がんの痛みがひどいのに病院を追い出され、家では寝たきりになっていました。 病院からはどんどんどんどん痛み止めの薬を出されたそうです。それに気付いた薬剤師さんのおかげで 在宅医を知って今では痛みのコントロールができ、寝たきりではなく普通の生活ができるようになって いるのです。それほど痛みのコントロールって生きていくうえで大切なことなのですね。 がんの痛みは、がんが神経に触ったりして出るもので、すごく痛いものだそうです。がんの末期では ほとんどの人が経験することでしょう。今は痛みのコントロールが容易に出来るようになっているのに、 そういう知識がない医者もまだたくさんいることも手伝って、「痛い。効かない。」と言われれば、 どんどん薬を出すしかないのでしょう。それでも使い方が適切ではないので、副作用ばかり大きく、 ぜんぜん効かないことも多いようです。 医療従事者の問題点もやっていました。地域のがん拠点病院にたくさんの患者が押しかけるようになり、 医者の勤務がますます激しくなったということです。そんなに忙しくては一人ひとり症状がちがうがんなど、 ゆっくり診てもらうことなどできないと思います。医療ミスも起きるでしょう。 私も自分がお世話になれる『在宅医』を探しておかないといけないでしょうか? 私の知っているがん患者さんで、在宅で家族に看取られて、という人を聞いた事がありません。 皆さん病院で最期を過ごされています。ですから私もたぶんそうなるのでは?と思っていますが、私の 住んでいる地域で在宅医がいるのかどうかだけでも、調べてみようと思っています。 治す治療がなくなったがん患者さんが、家で途方にくれ、痛みながら亡くなっていくというようなことの ないように、改革とセーフティネットをセットで同時にやらなければいけないのだと思いますが、すでに ネットから落っこちちゃっている人がいるようです。これからどうなることやら?? 今日も続きを見ようと思います。
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こんにちは〜。今朝未明にあった地震のせいでちょっと眠いです・・。 昨日の晩TBSで『余命一ヶ月の花嫁』またやっていました。結局、内容は去年の7月に放送したのと ほとんど一緒だったような気がします。一周忌なのでまた放送したのかな?何回使いまわすのか?? 内容はほとんど一緒ですが、気になっていたところはナレーションで補足がありました。 たぶんこの部分は苦情が多かったのでは?というか、間違った知識を植えつけてしまう恐れがあった場所は、 ちゃんと訂正してありました。 その部分は、私も気になっていた痛み止めの『モルヒネ』の部分です。 千恵さんのお母さんが卵巣がんで末期の時、あまりの痛さにもんどり打っていた奥さんがかわいそうで、 ご主人(千恵さんのお父さん)が医師に頼んでモルヒネを投与してもらったところ、それから一言も言葉を 交わせないまま亡くなってしまったので、千恵さんもそのトラウマから痛み止めは我慢していた、という場面で、 「10年前は『モルヒネは最後の薬』とされていたが、コントロールによって今ではどんどん使われるように なっている。」とナレーターの藤原竜也が言っていました。 次に、前回見たときも気になっていた「余命一ヶ月という医師の診断を、本人以外は全部知っていたのか?」と いうことですが、たぶん友人もそれを知っていたのでしょう。だから、「ウエディングドレスを着させて あげたい。」「結婚式もさせてあげたい。」などという発想になったんでしょう。 私が千恵さんだったら嫌ですね。自分の残りの命の長さを知らないのが自分だけだなんて・・。せめて 自分の友人に話す前には話してほしいと思います。 しかもこの上から目線の物言い・・。これも私だったら「いい加減にして!」って思ってしまうかも・・。 完全に「千恵さんはあと一ヶ月しか生きられない可愛そうな人だから、できることをしてあげたい。」 っていう思いが根底にあるように思います。本当は『自分の満足のため』なのに、『千恵さんのため』と 摩り替えて美談に酔いしれているような気がします。私がひがんでいるからかもしれませんが・・(失笑)。 千恵さんは私と違って(笑)家族やこういう友人にも感謝していました。すばらしい人です。 このビデオを見て『命の授業』をしている学校もあるそうです。これを見ることで「生きたいのに 生きられない人がいる」ことを知って「命を大事にしよう。」と思う子供が増えるのは良いことだとは 思いますが、一方、「早期発見していれば(千恵さんの場合一ヶ月放って置かなければ)死ななかった。」 という、これまた100%正確ではないだろう知識を持ってもらっても困ったことだな、と思います。 千恵さんの場合、「一ヶ月早く病院に行っていれば、今も生きているか?」という問いに、私は 「わからない。」と応えると思います。なぜならば全摘手術のときに、非浸潤でリンパ転移も遠隔転移も (もちろん)なかった私が、二年後に肺に転移しているのが見つかったのです。全摘手術の時にはすでに、 小さな、レントゲンでも見つからないようながんが肺に飛んでいなければおかしな話です。 抗がん剤が効かなくなって手術に踏み切った千恵さん、たぶんそのころには転移、いやもしかしたら しこりが見つかった時点で、小さいがんが転移していたのではないか?と勝手に想像します。 「早期発見が大事。」とみんなが念仏のように言っていますが、もちろん、早期発見して命が永らえる人も いるでしょう。でも、早期発見でも治らないこと(つまり死に至ること)も少ないようですが、あるのです。 「早期発見すれば100%安心。」ではないのだ、ということを、ちょっとは頭に留めておいて欲しいと思います。 (写真は黄色い花シリーズ第二弾、ラッパ水仙です。)
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おはようございます。昨日天気がすごくよかったのでてっきり梅雨明けかと思いましたが・・。 先週の水曜日(7/18)に放送された『余命一ヶ月の花嫁』についてですが、 一段落したようですのでしつこいようですが、皆さんのコメントや他の方のブログを見せて頂いて 感じたことをまとめたいと思いました。 長いですし、私個人が感じたことですので、興味の無い方はスルーして下さいね〜。
賛否両論いろいろでしたが、まず最初に考えなければいけないのは このドキュメンタリーが水曜日のゴールデンタイムに流されたことだと思います。 そう言う意味で言えば、ドキュメンタリー(と言って良いのかは疑問かも知れませんが・・)が ゴールデンタイムに民放で流されることなどあまり無いのではないでしょうか? それはさておき「ゴールデンタイムに流す」っていうことは、万人受けするように作らなければいけない。 万人受けする為には、全体像はだいたい伝わるように作れば良い、そして重要なのは ですから、よくご存じのがん患者やその家族などの「好い加減」、「中途半端」、「おかしい」、 「情け容赦ない」という意見ももっともだと思います。 でもこの番組制作者は、たぶんこちらを見て作ってはいないんですね。そして彼女自身も 「がんと闘う自分の思いを同世代の人たちに伝えたい」と言っていたように、 まだがんをよく知らない人たちに、アピールすることが大事だったのではないでしょうか? そのための、家族や本人に対しての残酷すぎるインタビューもあってしかり、 感動させるためには必需品だったのではないでしょうか? 私がこの番組を案外好意的に見てしまったのには訳がありました。もちろん期待はしていませんでしたが。 たぶん、彼女の状況と同じような状況だったからだと思います。 私は結婚2ケ月で左胸を取りましたし、肺と骨(昨日わかったのですが、笑)に転移しています。 一番興味があったのは、「彼女の最期」でした。たぶん同じようになると思っているからです。 そう言った面では、番組の構成とか出来とかより、本当のドキュメンタリーの部分 (しかも最後中心)に引きつけられていたのかも知れません。リアルですから・・。 でも同じような状況の人でも全部が全部、同じように感じたとは思っていません。 そういう私でさえ、見ていてすぐモルヒネの使い方がおかしいと感じましたし、 早期発見では「また中途半端な〜。」とも思いました。 後から、皆さんのコメントを読んだりして、「どうして?」と思うところも大分ありました。 余命の本人への宣告にしても、病気の進行に対する本人の意識とか医師の説明なども 「?」の部分がありました。 全てを完全に網羅していない、できないんだと思います。 こういってはなんなのですが、2時間くらい(正味1時間ちょっと)の番組で、視聴率取りが最重要で、 あまり知らない人に感動させれば良いだけの番組を作る人が、よくお勉強するとは思えないですね。 ディテールは追求できないと思います。 逆に「だから危険。」とも言えるのでしょうが。 ですから、見る方もちゃんとした意識で見ないと駄目なのでは?? でも、このがん関連の方からあまり評判の良くない番組ですが、一方で 「彼女の生き方がよかった」とか「若くてもがんで死ぬんだ。」ということは 伝わったように思いますので、この番組を良いとするのか悪いとするのかは、 結局は見た人個人個人に依るのではないかと思います。 賛否両論があったおかげで、この番組の注目度が上がったと言うことは事実だと思います。 (疑問であったモルヒネの使い方など、また後で書きたいと思っています。)
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