お気楽主婦の乳がん闘病記

乳がん肺転移より10年8か月、骨転移より1年10か月経ちました。

◎『がん漂流』◎

[ リスト | 詳細 ]

奥山貴宏さんの三部作、31歳ガン漂流(ポプラ社)、32歳ガン漂流(牧野出版)、33歳ガン漂流(同)を読んだ感想を書きます。
記事検索
検索

全1ページ

[1]

イメージ 1

こんにちわ。


以前から私が時々書いています、「ガン漂流」を書いた奥山貴宏さんのことを綴った


NHKのETV特集「オレを覚えていてほしい−ガン漂流・作家と読者の850日」を録画したDVDを


Yさんから頂きました。どうもありがとうございました。



途中からでも、一時間弱の長いものでした。


内容は本を二三回読んでいたのでわかっていましたが、やっぱり本人の生前の画像など見ると


「あの内容は本当に事実だったのだ。」という実感が沸いてきました。



肺がんで余命2年と宣告されてからのブログと読者のコメントを紹介していました。


感じたことはやっぱり「死ぬまでは生きなければいけない」と言うことですね。


いくら余命○年、△ヶ月と言われても、その間は生きなければいけないのです。


その期間、怖がったって、悩んだって、何していたって、同じ時間が過ぎていくわけです。


そりゃ、誰だって死ぬのは怖いですよ。簡単には受け入れられないのも事実ですよね。


でも現実逃避しても、病気が良くなるわけでもないんですね。


奥山さんも最後は抗がん剤が効かなくなって、痛みや不快の緩和の治療だけのようでした。



読者のコメントで印象深かったのは、肺がんで父親を亡くした女性が、「たばこが吸いたい。」と


言っていた父親に吸わせてあげなかったことを後悔している、と書いていたことです。


たばこを吸ったことで命が一日、二日、一週間でも短くなったからってどうだったのでしょう?


それよりもやりたいことをやらせてあげたらよかったのにと、私も思います。



そして私自身、特に今は制限が一切無いので良いのですが、抗がん剤で体がきついときは


休ませてほしいと言うし、お酒も飲むし、お肉も食べたいと思いますね。


夫や両親がそうなっても、そうさせてあげると思います。彼の、両親のそれぞれの人生なんですよ。


最期まで自分らしく生きる権利があると思うのです。生まれてくるのも一人、死ぬのも一人なんです。


ただし、その人が最後まで治療をしてがんと闘いたい、家族の望むとおりにしたい、


というのであれば別の話だと思います。


要は、心配している、それが患者の為、と勘違いして、自分の意見を押しつけないことだと思います。



奥山さんのご両親もホスピスへ入るように言ってきたようです。もちろん、一人でマンションで


暮らしている息子を心配するのはわかりますが、彼はそれを拒否します。


「一人で仕事をしていて吐瀉物を詰まらせて死んでも、それは本望だ。」と。


「死の恐怖や孤独と闘っているから、とぎすまされた文章が書けるのだ。」


「退屈な人生からは退屈な文章しか書けない。」と。



彼は彼らしく人生を全うしたと思います。もちろん、二冊目、三冊目の小説も


書きたかったと思いますよ。でもその時自分の力を十分に発揮して、その時悔いが無かったなら


それで良いんだと思います。いつかは終わりが誰にでも来るのです。



奥山さんは33才で亡くなりましたけど、「若いのにかわいそう。」とは全然思いません。


変な話ですが、すがすがしい感じさえ持ってしまいます。


長生きしても「自分の人生って何だったんだろう?」っていう人もいると思いますし


彼が「死」と向き合って、悩みながら恐怖と闘いながらも自分らしく生きたことが


すごくすばらしいと思いました。濃い人生だったと思います。



いつものごとく私の勝手な独り言と思ってください・・。

開く トラックバック(1)

ブログのきっかけの本

イメージ 1 イメージ 2 イメージ 3

おはようございます!

明日お友達が見えるのでこれからお掃除しないと・・。


私がブログを書くきっかけとなった本のご紹介です。

一番最初に書いていたのですが、なかなか続きを書くことができませんでした。

夫が書店で見つけていたそうですが、なかなか生々しくて買って来られずにいたようです。

私もちらっと見てちょっと嫌だったのですが、気になったので結局三冊買いました。

奥山貴宏さん

31歳ガン漂流(ポプラ出版)

32歳ガン漂流・Evolution (牧野出版)

33歳ガン漂流・LAST EXIT (牧野出版)

です。
1971年生まれ。山形県出身。日本大学芸術学部卒業。出版社勤務を経て、ライターに。音楽、映像、パソコンなどのジャンルを得意とする。31歳の誕生日を迎えてまもなく体調を崩し、風をこじらせたと思っていたところ、肺ガンと診断され、余命2年と宣告される。2年4ヶ月を経て、2005年4月17日、念願だった小説の3日後にこの世を去る。享年33歳。
著書に「31歳ガン漂流」「32歳ガン漂流エヴォリューション」、小説「ヴァニシング・ポイント」。

ホームページ http://www.teknix.jp/
ブログ http://www.publiday.com/blog/adrift/
(33歳ガン漂流・LAST EXITより)

今気づきました!彼のブログを見たら(もちろんどなたかが代わりに書いているんでしょう。)

「ETV特集 オレを覚えていてほしい」の再々放送を今年の一月に

やったそうです・・。(下にトラバしました)

若者(?)の間では少し話題になったようですね。


この本を読んで

最期の最期まで、病院からでもブログを書いてやる! (笑)

って思って書き始めたのでした。


奥山さんもまだ若いし、お気の毒ですが

彼らしく生きたのでは(軽々に言えませんけど)ないかと思います。

彼の場合は余命を宣告されてからも自分の生活を守り通していました。

義理のお母さんとの交流がすばらしかったですね。

脳転移をガンマナイフで治療したりなど具体的でした。


世の中には自分の力ではどうしようもできない不条理なことがたくさんありますよね。

一年前の尼崎の事故もそうですね。

いつどんな病気、事故、事件にあって命を落とすとも限らない。

だからこそ一瞬、一瞬を大事に生きていきたいと思います。


ご冥福をお祈りしたいと思います。

開く トラックバック(1)

同じ病気のものとして印象深かったもの。たくさんあるので少しずつ書いていきます。

32歳の中の「オレは泣いてしまうかも知れない。」

ほとんどの人は(家族を含めて、同じ患者の人も)、抗がん剤投与を止めたり、抗がん剤をあんまり受けたくない、などと言うと、「がんばって続けて欲しい。」とか「若いんだからがんばらなくっちゃ。」と、とにかく「がんばれ!」と言うんですよね。本人たちはあまり深く考えず、それしか思いつかないからそう言うのだろうけど、本当に余計なお世話です。「がんばろうががんばるまいが、自分の人生なんだから自分で決めます。」と、今では言えるけど、その当時はすごく不愉快に思ったし、それしか言えないのかって悲しくなりましたね。思いやりが無いなと。そればかりか、抗がん剤をがんばってずっと続けていて、がん細胞より正常な細胞の方が参っちゃった、っていう人を何人も見てきました。

奥山さんの場合は、本当に進行が早かったので、抗がん剤やガンマナイフなどやれることはやらなくっちゃと思ったのでしょうが、ご本人も書いてある通り、がんそのものよりも正常な細胞がやられるんですよね。私も最初のころは、治験のせいもあったのですが、白血球が下がってデータが録れなくならないように、ノイアップという筋肉注射をしてまで、続けていたわけですから、それを続けていたらどうなったかわかりません。今まで生きていないかも知れないですね、本当の話。

少し話題が反れましたが、とにかく病気の人、特にがん患者には、「がんばれ!」って言って欲しくないですね。奥山さんの言うとおり、「君は今までよくがんばったね、もうそろそろゆっくりしなよ。やりたいことだけやってごらん。」なんて言われたら、肩の荷が降りて、楽になるような気がします。がんばったって、効かないものは効かないんだし、心静かに過ごさせてあげて欲しいと思います。一番死にたくないのは、本人なんですから。

主人が勧めてくれた本、三冊、むさぼるように読みました。最初主人は買うのを躊躇、私と共に本屋で立ち読みした時点でも、二人で躊躇。結局翌日には主人が一冊目を買ってきました。読まないと余計に気になってしまいそうだったそうです。

結論から言いますと、病気に関して言えば、私の病気乳がん肺転移とはもともとの病気が違うので、当てはめることはできませんが、同じ薬を使っていたり、参考にはなりました。それよりも、はじめにさらっと読んだ印象より、明るく読む終えることができたのが意外でした。もちろん若くして亡くなったし、病気も自分とかぶるところもあるので、シリアスになってしまいがちですが、入院中も外出や外泊して、映画を見たり、好きなラーメンを食べに行ったり、ツーリングへ行ったりと、自由に普段の生活を続けようとされていて、本人ではないともちろんわからないですが、満足されたのではないでしょうか。だって人間はいつどうなるかわからないんですよ。私は人生は長さではなく、その充実度だと思っていますので、だらだら長生きしているよりは、太く短く、やりたいことをやって満足して死ねたらいいと、この病気になってから考えてます。

この本に関してはもう少し書きたいので、次回をお楽しみに!

全1ページ

[1]


.
Pearl(パール)
Pearl(パール)
非公開 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
検索 検索

ブログバナー

Yahoo!からのお知らせ

スマートフォンで見る

モバイル版Yahoo!ブログにアクセス!

スマートフォン版Yahoo!ブログにアクセス!

[PR]お得情報

CMで話題のふるさと納税サイトさとふる
毎日お礼品ランキング更新中!
2019年のふるさと納税は≪12/31まで≫

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事