そもそも米国はすでにサービス経済に移行ずみ。自動車産業の経済力はざっと70〜80%縮小している。フォード・モーターの状況はまだましとはいえ、ゼネラル・モーターズ(GM)とクライスラーを加えたビッグスリーはこの際破産し、その資産や労働力が再分配される方が良いのは決まっている。
むろん、多くの工場やディーラーは閉鎖されるが、消費者にはクルマが必要だ。だから彼らは日本車や韓国車のディーラーへ向かうと思う。ビッグスリーの従業員は再配分されていく。このプロセスがどのくらいの時間を要するのかは不明だが、これはすでに過去数十年にわたってゆっくりと起こっていることであり、破産によって加速化されるにすぎない。 ビッグスリーが破産すれば、米国の労働組合の置かれた環境も大きく変貌する。ここ数十年にわたる自動車業界の労使関係ほど非生産的なものはなかった。対立するばかりの関係は業界全体を膠着させて、知的な対処を妨げてきたと思う。 自動車業界の労働力が労働組合のない業界、あるいは少なくとも労使関係がより友好的な業界へ移行していくことによって、雇用条件や賃金に関してもっと建設的なアプローチが可能になり、それは米国の企業、従業員、投資家の誰にとっても望ましい結果を生み出すだろう。 特にGMは給与水準を日本の自動車メーカー以下の水準にまで下げる新法が必要だが・・・ もっとも経営危機に陥り、公的支援がなければ破たんしてしまう。そんな状況であれば、給与水準の引き下げは受け入れざるを得ない、また、支援の条件としてそれを求めるのも当然、と思われる方が多いでしょう。 http://wkp.fresheye.com/ja/shared/thumb/d/dc/RenCen-Superbowl-XL.jpg/180px-RenCen-Superbowl-XL.jpg
のいずれか1社でも破たんすることになれば、世界の競合メーカーが米国内に置く生産ラインにも深刻な混乱が起き、それらの企業が共有している供給ベースは崩壊するだろう。 米国内の2007年の生産台数1080万台のうち3分の1は、アジア系か欧州系メーカーの工場で組み立てられたものだ。ビッグスリーが生産を減らせば、その比率はさらに上がると予測される。 そもそも米国は住宅を担保に自動車ローンを組む購入者が多い。特に近年は住宅価格上昇分を担保にした新手のホームエクイティローンが急増。自動車の販売はかなりかさ上げされていたためである。しかもGMの社債発行残高は2800億ドル(約28兆円)と世界最大規模。破綻すれば、CDSでリスクがあちこちに飛んでいるため、どこにどんな影響が及ぶかわからない。
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お話を伺っているとビッグ3の従業員達の浅学非才さに吃驚させられます。この場に及んで未だ現状が見ないのでしょうか。
トヨタですら赤字になったのですから、怠慢豊満経営のビッグ3は日本の自動車メーカーはすみやかに解体したほうがましなのでしょうね。
ただこうでもしないと世界最大のCO2排出国のアメリカからそれを減らすことはできなかったでしょう。それは僥倖と言えると思いますが。
2008/12/19(金) 午後 6:03 [ 彩帆好男 ]
彩帆好男さんメッセージありがとうございました。
返答遅れ申し訳ございません。
アメリカはやはり自分達がスタンダードであるという認識は変わらないようです。
まさかとは思いますが、この一件でGM株価が一気に凋落したところで秘かに買筋入し、その後(何らかの手段で)救済措置を講じて株価が上昇したところでそれらを売り抜き、利鞘をつかもうという動きはないだろうか?とはいささかゲスの勘ぐりでしょうか。
2008/12/21(日) 午後 0:09
まずは前回のコメントの訂正から;
「ビッグ3は日本の自動車メーカーはすみやかに解体したほうが」
↓
「ビッグ3はすみやかに解体したほうが」
失礼いたしました。
しかしそのような陰謀的戦略も考えられるのですか?あさましいアングロサクソン国家なら十分ありえるかもしれませんね。戦慄が走ります。
2008/12/21(日) 午後 3:42 [ 彩帆好男 ]
彩帆好男さんコメントありがとうございました。
仰る通り、あのアメリカ金融危機の新聞報道を鵜呑みにはしないほうがいいのかも知れないですね。あの破綻したリーマンでさえ役員報酬はがっちり戴いていますからね。
監査法人も機能していないようです。
2008/12/22(月) 午後 9:27